今の職務体制では、10連休をすべて消化しうる筈も無いが、連休前半は残務の仕事を放置することとした。
連休初日の土曜日の朝、思い切ってセローでトコトコと下道を使って帰省した。
翌日曜日は、久し振りに家族4人で日帰り旅行を決行した。
最近、テレビ番組「沸騰ワード」などで有名になり 赤鳥居の無限連鎖が続く 元乃隅稲成神社 を参拝した。
テレビ人気とは恐ろしいもので、小さな漁村に観光客が沸騰していた。
それでも、地元のボランティアの方々が効率よく公道の交通整理をしてくれていたお陰で、長い渋滞に巻き込まれることもなく、気持ちよく観光することが出来た。
神社に隣接する断崖絶壁の「竜宮の潮吹」も迫力があったが、余りにも転落防止対策が無さすぎであった。
現況では、不慮あるいは自らの意思により、毎年多くの死人が発生しているのでは有るまいか。
ここからは次男の運転により、国道191号を日本海沿いに南下して下関へ向かう。
下関市では、関門大橋の橋脚の麓に有る人道トンネルを通行して本州と九州間(約780メートル)を徒歩横断した。
もしも可能ならば、子供たちがもっと小さいうちに経験をさせてやりたかった。
歩行者、自転車、原付バイクと、多くの利用者が往来していた。
トンネル中央部分近くの県境は白線で区切られ、記念写真を撮影している観光客がいた。
夕食は、下関カモンワーフの日本料理屋「ふくの関」でふぐ定食をおいしくいただいた。
午前6時前に出発し、午後23時過ぎに帰宅する、強行スケジュールではあったが、近ごろ完全にふさぎこんでしまっている私には珍しく、明るく楽しい1日を過ごすことが出来た。