JR四国の鉄道に車内販売が絶えて久しい。
先般、「あつ」に再開するために北海道に行った際、久しぶりに会うことが出来た。
北海道上陸二日目、札幌駅南口のビジネスホテルに宿泊していた私は、その日旭川に観光にいくことにしていた。
朝7時過ぎ、朝食を済ませた私は、札幌駅の緑の窓口で札幌~旭川間の往復自由席S切符を購入した。
最初の計画ではAM8:00発のスーパーカムイ3号に乗る予定であったが、少し早くホームに入りすぎたようだ。どうせ自由席なのだから、旭川に行く車両ならば何でも良い。
その結果乗車したのが、AM7:21発網走行きオホーツク1号。
出発の車内放送案内の前に、今のJR四国では聞くことが出来なくなった、オルゴールの懐かしいメロディーが前奏として流れた。気分が何だか高揚してきた。
更に暫くすると、車内販売の売り子までやってきた。各種駅弁も販売していたが、昼食は旭川で醤油ラーメンとすることに決めていたので、えびすカボチャのパイとコーヒーのセット350円を購入した。
車窓を移りゆく道央のゆるやかな風景を眺めながら、茶菓子を食していると、今自分は旅行中であることを感じ、家族旅行では味わうことの出来ない、いわゆる「旅情」に浸ることが出来た。