定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

細かい

2014年10月31日 20時44分09秒 | まんが
高校三年生の時の漫画原稿が再び実家において発掘された。

全く日の目を見ることのなかった200ページに及ぶ、自称大作。

その一コマ。

海軍自衛隊の帰艦祝賀の宴において、出向民間人(以降、自分の作品に幾度となく登場してきた「植林治文」)の失言が幹部の耳に入り、ボコボコにされているシーン

上手い下手はともかく、細かい。

これに費やした時間を全て受験勉強に充てていたら・・・などという考えは、今も昔も全く無い!

2014年10月29日 20時42分23秒 | 家庭関係
体質改善のため、早く帰った夜は約5キロ、所要時間約50分の散歩を続けている。
歩きながら、明日の仕事の段取りを組み立てたり、今日の嫌な出来事をもっともらしく正当化してみたり、手足の振幅に連動して、頭は結構使っているのかもしれない。

最近、内職の手が空いている時は、妻が散歩に付き合ってくれる。

中年男が目尻(まなじり)決して早歩きをしていても、夫婦連れならば不審者がられないという利点はあるが、妻の世間話に相槌を打つたび、自由な思考は妨げられてしまう。

「○○さんの秋田犬、5匹も赤ちゃんを産んだんだって」
「ここのレストラン、ほとんどお客さんいないけど、経営成り立っているのかしら」
「金曜日にあっちゃんが帰ってくるから、高島屋で北海道展のお弁当を買ってこようと思うの」

妻はグチや他人の悪口を言わない代わりに、冗談も全く言ってくれない。

かと言って無口ではなく、日常の些事を何の脚色もなく、それでも楽しそうに話しかけてくる。


適当に「うん」「ああ」と相槌を打ちながら、時に「面白くない女だなあ・・・」と思うことも有るが、本人には言わない。

眠れぬ夜に酒を飲み

2014年10月29日 01時25分40秒 | 家庭関係
今日、来年度予算打ち合わせの会議室で彼女を見かけた。

相変わらず仕事が忙しいのか、土色の顔をして覇気が無かった。

しかし、既にいたわりの声を掛けることが出来る間柄では無かった。

遠い日の笑い。

出口の一番近くの席を陣取ると、会議中、ロの字形式に並べられた机の対角線上に座った彼女を意識しないよう、ずっとうつむいたまま、会議が終わり次第、速攻で職場に戻った。

ダメだな俺は

海援隊の歌ではないけれど、遠くに汽笛を聞きながら・・・・

後任

2014年10月27日 18時49分18秒 | お仕事関係
わが職場では、3年間で職場を変わる傾向が強い。
自分も、同じ職場で2年と4年をそれぞれ1度ずつ経験しているが、それ以外はすべて3年ローテーションであった。
今の職場も3年目。現場への転任希望は提出済みのため、職場を変わる可能性が高い。

本日上司から、自分の後任として相応しい人がいないかと相談を受けた。
トロい自分でさえ殆ど残業なしで3年間を過ごせたのだから、「優秀」でプライドの高いわが社の社員ならば、誰でも楽勝だろう。

そのとおり話すと、上司から「まあまあ」と苦笑しながら諫められた。

一晩考える時間をもらったが、今のところ誰も候補者は思い浮かんでいない。

渋滞

2014年10月26日 12時32分27秒 | お仕事関係
サイクリングしまなみのボランティアは恙無く終了したが、6時間高速道路を閉鎖した余波なのか、帰途の輸送バスは、宮窪あたりで大渋滞を起こしていた。

やがて、赤く大きな「事故」の看板を掲げたパトカーの赤いランプが視界に入った。

警官の誘導により、高速道路は片側通行となった。
バスはノロノロと吉海町の高架区間に入る。
車両進入禁止となっている対向車線に、パトカーの一団。

パトカーと警官の群れの中に、青と赤の、二台の自転車が放置されていた。


自動車専用道のため、コンクリートの転落防止擁壁の高さは1メートルも無い。


警官達は、低い欄干の向こうの下界を覗いてた。

何か悪い予感がした・・・




明日はボランティアだが

2014年10月25日 19時58分02秒 | お仕事関係
「サイクリングまなみ」のボランティアのため、明日は今治市大島で警備をする。
準備の都合で、明日は午前2時半起きになる。

しかし、自分の気持ちは、明日のボランティアよりも、既に二週間後の一人旅に飛んでいる・・・


旭川での夜。

おそらくは、駅近くの居酒屋のカウンターで、イタいことばかりだった、自分の人生を振り返っていることであろう・・・・

三浦綾子文学賞については、事務局長から返事が返ってきた。

候補作は現在3作品まで絞られており、自分の作品は、その前に選考対象から外れたそうである。
したがって、自主的な取り下げをするよりも、自然の流れの中で選考漏れという位置づけにして欲しいという要望であった。

否定する要素は何も無い。 鄭重に感謝の意を返事しておいた。

選考漏れの返事を開いた瞬間、引き続き家族と平安な生活を続けられることに安堵するかと思ったが、結構落胆していることが、わが事ながら意外であった。




御開帳

2014年10月19日 16時56分15秒 | 家庭関係
四国八十八か所1200周年記念の一環として、太山寺で秘仏が50年振りに公開されていることを知った。
それほど興味は無かったが、晴天の秋空、自宅で無為に一日を過ごすよりは良かろうと思い、家族を連れて参拝した。
自家用車を走らせると、十分足らずで山門に到着した。
駐車場入り口には、交通整理員が配置されており、普段はがら空きの屋外駐車場には、県外ナンバーでびっしり。
特別拝観料5百円を支払い、薄暗い本堂(国宝)の中に入る。太い柱が歴史の重みを感じさせる。
入口の受付で既に行列。秘物本尊の周りには幾重にも人だかりが出来ており、なかなか拝観できなかった。
宗教不心得の自分達にはよくわからないが、真言仏教において秘仏の御開帳は、信者にとって特別な意味を有するのであろうか。


返事が来ない・・・・

2014年10月18日 22時10分36秒 | お仕事関係
二週間前に取り下げ願いのメールを出したにも関わらず、三浦綾子さんの記念文学館からは、相変わらず返事が来ない。
11月9日(日)には、手土産持参で、旭川市まで直接お詫びに上がるつもりであったのに、正直意味がわからない。
キリスト教の教えには、追い詰められた者に対する慈悲の精神が有ると思っていた。

クリスチャンでない自分にとって、やはり異教であったのだろうか・・・・

そこで本日の昼、自分にとって最後通牒とも言えるメールを、以下のとおり送付した。

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三浦綾子文学記念館 文学賞担当者様
いつもお世話になっております。
今回、応募番号×××番で三浦綾子文学賞に応募させていただいた、植林です。
さて、さる10月5日に、以下の文面で応募作品取り下げお願いのメールを送付しましたが、まだ取り下げを受理したというご連絡をいただいておりません。

11月10日(月)の発表日まで、当落に関わらず回答できない事情が有るのかも知れませんが、それならば、「今は回答できない」という趣旨でご連絡をいただけると有りがたいです。

ご迷惑をおかけしますが、残された限りある自分の人生に区切りを付けるために必要なステップであると考えておりますので、よろしくお願いします。

おへんろ

2014年10月18日 07時48分33秒 | まんが
長男「あつ」が徳島旅行に行き、土産のそばかりんとうを持参して帰省してきた。
アニメキャラの女子高生三人が四国八十八か所を参拝するテレビ番組「おへんろ」。
地元新聞の連載から端を発して、現在は毎週日曜日に30分のテレビ番組まで放映されている。(四国限定)
徳島のアニメ制作会社ufotableの制作、地元徳島では結構ブームになっているらしい。

組織票でグランプリを争い、かつ食傷気味でイタくなっている「ゆるキャラ」のアンチテーゼのように感じる。


手術

2014年10月17日 11時33分47秒 | お仕事関係
本日は、眼球手術のため一日休暇をもらった。
網膜の裏側、受光部からは外れているが、動脈と網膜が交差している箇所において、硬化して太くなってしまった動脈が静脈を押さえつけて出血。
出血を止めるために、動脈側か静脈側かの患部を、レーザーで焼却処分してしまうとのことである。

寝台で仰向けにされ、全身麻酔・・・かと思ったら違っていた。
暗い手術室に案内されると、まず、施術中に目を閉じない様にするため、巨大なコンタクトのようなものを嵌めさせられた。
続いて、視力検査のようなスコープが付いた機械に顎を乗せる。
機械の向こう側ではドクターがハンドル操作により顔の位置を微調整している。
顔の位置が決まると、婦長によりヘアバンドできつく機械に固定された。

指示通り、スコープの中心のオレンジの光点を覗いていると、ドクターはハンドルを上下左右に微調整しながら、手元にあるスイッチを繰り返し押す。
そのたびにピンク色の縦色の閃光が視界一杯に広がる。痛みは無い。
8時30分に病院で受付し、9時15分には手術が完了した。
目薬により右目の瞳孔が強制的に開かれているため、右目の視界はまだおぼろげだが、左目でフォロー出来ないことはない。

しかし、さあ、仕事へ・・・・と踏ん切りは付かなかった。


ほとんどずる休みの正午前、うしろめたさに追い立てられながら、ダラダラと駄文をしたためている。