定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

漫画のネーム2(三十路前の独女の夕食風景)

2014年04月21日 23時56分33秒 | まんが
アツじいちゃんの相手が終わり、幸美はそそくさと農協の支所に隣接する生協マーケットで、カップラーメンとおにぎりを購入すると、バイクで自宅に戻る。
幸美の自宅は旧の農家を改造した住宅でだだっ広く、一人で夕食をボソボソと食べていると、何とも言えない寂寥感を感じることが有る。

その晩、奥の座敷でゴトンと物音がした。恐らくはネズミなんだろうが、カップラーメンをすすっていた幸美はビクッとして音の方に振り返る。
しかし、そこには恐ろしい程の静寂があるのみ・・・・・・・

補遺伊予國風土記プロット2

2014年04月12日 23時53分00秒 | まんが
シーン2
バイクで自宅に帰る幸美
誰もいない暗い部屋
だだっ広い部屋で、支所に隣接する購買部で購入した売れのごりの惣菜を温めなおし、ボソボソと夕食を食べる。

幸美はアツじいちゃんとの会話を回想していた。
「確かにアタシ、友達と比べると出遅れてるなあ・・・このまま三十路を迎えちゃうのかなあ・・・」

「結婚願望は強い方だと思うんだけど・・・良い人には巡り合わないなあ・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「最近、アタシ、独り言が多くなったなあ・・・・」

だだっ広い家は、どの部屋も依然として静寂に包まれている。

補遺伊予國風土記 プロット1

2014年04月12日 02時29分01秒 | まんが
「春や春 春爛漫の花の色」 誰の俳句だったかは忘れた。

シーン1 

 田舎の農協の総合窓口
 青く地味な制服を来た眼鏡の女子事務員がうつむいて作業をしている。
 眼鏡のつるに魚眼レンズのようにデフォルメされた異形な生物の姿が映し出されている。

 気配を感じ、幸美は窓口の方に顔を上げる。

 ニワトリの大きな顔が受付窓口に対峙
 つつかれそうなくらいの近い距離で幸美と目があう。
 
 ニワトリの後ろに、抱きかかえた善良そうな老人

 慣れていることなので、幸美は少しもたじろがない。
「こいつら最近元気が無くてのう、配合飼料に少しカルシウムを増やして、200キロ程もらえるかのう」
「アツじいちゃん、アサリ貝殻のボレーで良いよね。軽トラを裏の倉庫にまわしといて」

西日が差す中、アルミの飼料タンクから老人の軽四タンクにニワトリの飼料を配給している幸美 ガチャ ブーン(タンクから配合飼料が強制排出されるモーター音)

「ユキちゃんは今年で何歳になったかのう」
「お孫さんのタカ君と同級生だよ」
「・・・・もう29歳か。ユキちゃんの子供はいくつになった? タカの息子はもう4歳じゃ」
「アタシ・・・まだ独身だよ」
「おうおう出遅れか。それなら婿を世話してやらなきゃのう・・・・」
「じいちゃん、いい人がいたらよろしく頼むね」
「よっしゃあ まかせとけい‼」

大きなクラクション+けたたましいニワトリの鳴き声とともに、田園風景の中、夕日の中に黒点となって軽トラが消えていく・・・・

小人閑居して・・・・

2014年04月09日 22時00分02秒 | まんが
年度が改まった。

自分は今の職場で三年目
部下の女の子も2年目でベテランとなった。
今年は大きなイベントも無い。要するに暇な一年となりそうである。

小人閑居して不善を為す。

10年振りに漫画の執筆を開始し、ホームページ上に掲載しようかなと思う。

木造の関節可動人形をアマゾンで購入した。

色々なフォームの デッサンを繰り返し、画力が少しでも上がるように切磋琢磨している毎日である。

ある程度画力がこなれてきたら、再びペンを握り、小出しになると思うが、ホームページで公開出来れば幸いである。


以下、自作のシナリオプロット

タイトル「補遺伊豫國風土記」(「伊予國風土記から5年後の設定)
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1.登場人物
○主人公 植林治文(33歳) 地元の建設業協会に勤務する
○ヒロイン 九木幸美(29歳) 今年で三十路:松山市農協和気支所に勤務)


・川原(旧制九木)由宇子(33歳 植林の中学3年生の時の同級生 今治市在住)

・川原隆利(39歳 由宇子の夫、今治市でガス会社に勤務。妙な宗教団体ガルバ接受会の幹部。ある時期幸美を兵隊の説師衆を使って団体に加入を目論んでいた。前作で幸美がブチ切れてからは控えているが、あわよくば幸美の友達等を勧誘して、少しでも裾野を広げることにより団体での評価点が高くなることを切望している。)
 
・川原隆太郎(5歳 隆利と由宇子の間の一人息子 幸美のことをどこで覚え間違えたかオババと呼ぶが、幸美の一番の理解者。父の宗教活動を母同様、アホ臭く感じている。

・植林芳江(23歳 JA共済連勤務 植林治文の姪に当たる 治文と歳が余り離れていないため、幼児の頃は金魚の糞のように治文の後ろを付き回っていた)

・植林照光(48歳)主人公植林治文と歳の離れた兄、芳江の父

・笠張美静(23歳) 松山市農協和気支所金融機関専属勤務 芳江の友達。芳江に頼まれて、花見合コンに、職場でただ一人の独身である幸美を誘う。

------------------プロローグ--------------------------------------------------------

幸美は松山市和気の農協支所で受付業務
銀行用務や共済用務も掛け持ちで受け持っているが、主な職務は地元の農家に対して、肥料や配合飼料を販売用務。
農家は高齢者が多く、話し相手欲しさに幸美に雑談をしに来る者も多い。
祖父母に大切に育てられた幸美にとって、彼ら彼女ら先達との会話は楽しかった。

舞台は春・・・・・・

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※作者としては、ヘタレ仲間の二人を5年振りに邂逅させてやり、結婚させてやりたいとも思うが、作者自身が自他ともに認めるひねくれ者であるため、そう簡単に鞘におさまるかどうか・・・