kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

「オステリア ヴァポレット」ヴェネチア風イタリアンだって…

2013年05月26日 | グルメ
山種美術館の特別展「百花繚乱」最終日。
その名の通り、花にからむ日本画から油絵までのオンパレードだった。
酒井抱一・鈴木其一・伊藤深水、菱田春草・速水御舟・奥村土牛・中川一政・梅原龍三郎など、
著名な画家の作品が並ぶ。

細密な技法に驚きはするものの、
日本画に疎い私には、落款がなければ、誰の作品か区別がつかない。
ただ、速水御舟の「名樹散椿」には、圧倒された。
精密な描写もさることながら、椿の花の立体感と色のバランス。これ一点だけでも満足だ。
それと、奥山土牛が、戦後疎開先の信州から永福町に移り住んだと知って、
彫刻家の故佐藤忠良さんのように、親近感を覚えた。

さてと、ランチはどうするか。
相方のお目当ての店は、土日だけのランチ営業を休止していた。
仕方なく渋谷川沿いを徘徊していると、
あちこちに、良さげな店があるではありませんか。

その中の一軒「オステリア ヴァポレット」
ランチ1,980円、ドルチェ(ビールも可)に惹かれて店内へ。

あとで調べたら、少量多皿で人気を博した恵比寿のイタリアン「まめぞん」のオーナーが、
昨年5月にオープンした店だという。

週日はビジネスランチ(1,000円)で大忙しらしいが、土日はゆったりしているようだ。

まずは生ビール。これがないと始まらない。
確認しなかったけど、ドイツ語圏の「FORST」というブランドらしい。
日本のものより、きりっとした喉越しである。

で、運ばれてきた前菜。
マッシュド-ポテト、イタリ―風玉子焼き、エビとブロッコリーのクリームソース和え、
生ハム、焼ナスのトマトソース載せ、レタスイタリアンドレッシング。
生ビールのつまみとしては十分である。

続いては、ホタルイカと空豆のスパゲッティ、スパゲッティ子羊肉とオリーブのトマト煮込みソース。
旬のホタルイカは、硬い目と口を取り除く凝りよう。
磯の香りがほのかに感じられる。
賽の目切りの子羊肉も、やわらかくトマトソースに絡む。

最後にイタリアのパン、フォカッチャでソースをきれいにさらえて、完食。
しかし、年寄りには量が少し多すぎた。

そう言ったら「前菜もたっぷりなので、女性には少し多いかもしれません。残される方もいます」
爺には、もったいなくて、そんなことできない。

食後は、苦味のあるエスプレッソ風コーヒー。
おかげで、腹十一分目である。














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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鼻が利くのか、カンがいいのか。 (杉並のもぐら)
2013-05-27 19:36:53
百花繚乱の展覧会もすばらしっかたようですが、鼻が利くのかカンがいいのか、またまた美味しいレストランに当たりましたね。見るからに涎が出そうな御馳走の写真。凝った素材で行ってみたいが、病後、手術後の連れ合いを置いては出れず、ストレスと溜りそうなブログでした。
御免なさい!
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Unknown (kazu)
2013-05-28 22:55:52
杉並のもぐらさんへ

はははっ。目の毒でしたか。
感じのいい店でしたが、
私達には量が多すぎました。
残したくないし…

でも、その後、テニスでエネルギー消費したら、体重増はありませんでした。
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