kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

春なのに「冬の像」(佐藤忠良作)

2012年03月04日 | アート
NHKTV「日曜美術館」で昨年亡くなった彫刻家佐藤忠良さんの特集を放映していた。
懐かしかった。

昔、永福町のS家に間借りしていたころ、
仕事の関係で自宅やアトリエを訪れ、野菜や果物を描いた絵を受け取りに行った。
当時お弟子さんだった笹戸千津子さんの姿を見かけたが、
数ある半裸姿の作品のモデルとは知らなかった。

忠良さんは、気さくな方で、我が国でも指折りの彫刻家であることなど、微塵も見せない。

昨年3月、高架駅になった井の頭線永福町駅コンコースに「冬の像」が設置された。
いつも利用する隣駅なのに、一年近く経って、ようやく見ることができた。

北海道の優佳良織のマントを着た女性像。1985年、73才の時の作品。
モデルは娘の佐藤オリエさんだという。
杉並区議会議員のブログによれば、購入費3千数百万円だという。
永福町在住50年とあって寄贈の気持ちもあり、実勢価格の半値とか。
滋賀県にある佐川美術館のものを、区が買い上げたらしい。
財政厳しいと言いながら太っ腹な杉並区である。







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
それだけの価値が・・・ (LYNX☆)
2012-03-05 19:04:37
☆kazuさんへ
区役所の目が高い・・・・
永福町の家にも結構お邪魔してましたね・・・
その節はありがとう・・・・
今は、息子さん達の家が… (kazu)
2012-03-05 22:02:31
☆さんへ

忠良さんの作品、当時30cmくらいのブロンズ像が100万円と聞きました。40年以上前、学卒の初任給が3万円の頃でした。
アートはお金に換算できるものではないけどね…

永福町のS家、今、息子さん2人の家と駐車場になってます。といっても、彼らも、もう60代です。

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