果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

戒めの言葉とハリガネムシ

2018年08月12日 19時01分12秒 | 日記・エッセイ・コラム
お盆前の温室みかんの出荷も終わり、少しのんびりと仕事をする盆がきた。
まるっきり休みというわけにはいかず、
雨が降らない状態をなんとか克服する作業は目に浮かんでいる。
当然、体のケアにも注意してのINGである。
台風の後始末に苦労させられたお盆前となった今年、
暑さの中でビニール張りはヘロヘロになって行った。
この時季にこんな作業は想定外、最低気温が28度以上の猛暑の中は本当に厳しかった。
精神的にもきつい時季に実習生の日本語訓練で疲弊、
また会議続きでさらに疲弊、そしてケアマネージャーとして裏方作業でまた疲弊。
けれどなぜかアドレナリンがうまく出てなんとかやり過ごしていると思う。
そしてお盆の間は頼まれている提出書類の第二回校正もある。
できれば少しインプットの時間もほしいと、頭の中で予定を組む。
最近、戒めの言葉としてフラッシュバックしてきた星の王子様の言葉、
「What is essential is invisible to the eye.」反省!


夕方の倉庫は熱をため込んでとても暑い。
そこで毎日、自動で水が行ったり来たりする灌水機にホースを差し込んで
シャッター付近の温度を下げる。
幾分打ち水効果で涼を演出してくれる。
その水たまりにやってく来るのが、まだ幼虫のカマキリ。
カマキリはある奴にここまで来るように指示されてやってくる。
そいつは水の中に帰りたいと、カマキリのおなかの中から叫ぶ。

そいつとはハリガネムシで、
子供の頃カマキリを水攻めにしておなかから出てくるのを楽しんだ。
人間もそうであるがおなかの中にいる微生物に思考を操られる。
第二の脳と言われる小腸と脳は直接の回路で結ばれていて、
微生物の出す物質に操られ行動する。

自分とは一体何なのだろうと思いながら、水たまりに映った景色を見る。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/



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