前回の雑記は「魅力的な市」はどこか?というアンケートで、札幌市がいちばんになった・・・という話しを書きました。
今日は「野球がいちばん」の話しです。
夏の甲子園大会で「苫駒高校」が三年連続優勝の記録を逃し、準優勝に終ったのはついこの間のできごとでした。
この活躍で長い間「野球後進国」を言われつづけた北の国も、ようやく全国区のレベルに達したかな?と自覚できる環境になってきたのは事実です。
北海道をフランチャイズにして三年目の「日本ハムファイターズ」が、昨日(27日)の試合に勝ってレギュラーシーズン一位通過を決めました。
このあと三チームによるプレーオフが戦われ、日本シリーズ出場チームが選ばれます。
一位通過の日本ハムは、プレーオフ戦で断然有利なのだそうです。
予断は許せませんが、もし仮に日本ハムが「プロ野球日本一」にでもなったら、この北海道はまさに「野球王国」になってしまいます。
プロ野球といえば「読売ジャイアンツ」の名前しか頭に無く、球場観戦もあまりできなかった北海道の野球フアンでしたが、「日本ハム」が札幌ドームに定着するや、アレヨアレヨという間にフアンが増大し、熱烈応援することになりました。
特筆すべきことは、いままでプロ野球にはさして関心を示さなかった主婦層・・・それも40代~60代が熱狂的に応援するこの現象です。
球場行きの地下鉄の中では、すでに日ハムのユニホームや新庄Tシャツを身に付け、打ち鳴らす小道具を手に手に闊歩する「おばさん」連が目立ちます。
こんな風景はついこの間までお目に掛かれなかったものですが・・・実に隔世の感があると申せましょう。
もちろん勝負の世界、勝ち上がってこそフアンの応援がある訳ですが、いま熱狂的になっているフアンも,何時かくる「チームのどん底状態」のときも変らぬ熱烈応援を願いたいものです。
日々報道される凶悪事件の数々、正直者が騙されるこの世相、なにほどの期待も持てない政府の交代劇・・・それらの事柄からいっとき逃れ、日ハム勝利の明るい話題に飛びつく人びとです。
ですが、それはそれとしても多少はこの世の矛盾にも目を向けて、何時の日か「しまった!!」などと後悔しませんように心したい・・・とあえて苦言めく今日の雑記です。