4月の末に訪れた「東北の桜の旅」を書いているうちに、うかうかと5月が過ぎてしまいました。
いよいよ6月に入り、北の国がもっとも光り輝く季節となりました。
さくらやうめ、チューリップは終わりましたが、ライラックやシャクナゲの花が盛りとなっています。
そんな5月の末~6月の初めに、北の国各地の小学校では「大運動会」が実施されます。
内地の小学校と違って、こちらの運動会は春のこの時季一回限りです。それは小学校の一年間の行事の中でも、もっとも大規模で重要なイベントとなります。
子供たちの応援のため、両親をはじめ祖父母、親戚総出で駆けつけ声援を送ります。遠方の親戚は泊りがけで出かけてきます。
そのため、さしも広いグラウンドも応援の家族集団でいっぱいになり、子供たちの走路もやや狭くなったりするのです。
また、応援席の確保も一苦労で、以前は前夜から並んで場所取りをするありさまでした。
最近は各学校も「抽選」で父兄の応援席を決めるようになりました。
転勤族の親たちは、はじめての北の国の運動会の熱気にびっくりするのです。
北の国の小学校の運動会が、なんでこんなに熱を帯びるのか・・・・
さかのぼれば、苦難の連続で娯楽も望めなかった「開拓期」の唯一の癒しの行事で、家族のきずなを確かめる最高の場だったのだろうと思ったりします。
まだ寒さを覚える風に吹かれながら、持ち寄ったささやかなご馳走をちょっぴり頂いたりする子供たちの「大運動会」会場なのです。
徒競走、借り物競争、パン喰い競争。。。なににエントリーしても一番に駆け抜け「賞品ドロボウ」の名を欲しいままにする はるさんは健在です(たぶん)
私は、ここ数年走っていませんが、今走ったら大変なことになりそう~~きゃははは