ド素人の門外漢が、あれこれと言っても仕方のないことですが・・・
「理化学研究所の小保方氏グループ」が発表した、「STAP細胞発見論文発表」の衝撃的ニュースが、わずか二ヶ月後のいま、「論文の改ざん・捏造」と言われ、地に落ちんとしています。
京都大学の「山中教授グループ」が発見した、「IPS細胞」の成功から間無しの快挙にわたし達は湧き立ちました。
各方面の科学者からの疑問符が多出し、当該組織内の調査委員会での調査の結果、発表論文は「小保方氏の単独による、改ざん・捏造がある」と断じれれました。
これにたいして、小保方氏は「単純な手違い・・・」であって、「STAP細胞の存在」は間違い無い・・・と反論する姿勢を示しています。
野次馬根性的には「STAP細胞は発見された・・・」のほうに組したいところですが、はたしてこの後どういう方向へ行ってしまうのか?
それにつけても「科学の論証」は時を要するもののようです。
かって、15~16世紀に論争となった「天動説に対する地動説」を思ってもそれが言えます。
「コペルニクス」が言いだし始め、「ジョルダーノ・ブルーノ」が支持して異端者として処刑されました。
その後「ガリレオ・ガリレイ」がこの「地動説」を支持し、教会などから迫害を受けみじめな晩年を送ったようです。
ですが、彼の言葉、『それでも地球は動いている・・・』を知らない現代人は居りません。
ガリレオ死後からおよそ400有余年後の2008年、ローマ教皇「べネディクト16世」が国連(ユネスコ)が定めた「世界天文学2009」で説教し、ガリレオらの業績を称え、あらためて公式に「地動説」を認めました。なんとも気が遠くなるほどの時間を要しているのです。
「STAP細胞問題」がどう決着を付けられるのか、いまのところ発表者に不利な状況が見受けられます。
ですが、数年後、数百年後にでも『それでもSTAP細胞は存在した・・・』と言う言葉を人々に言わしめて欲しいものと、切に願っているのです。
理研の方の記者会見で
「彼女のずさんな仕事ぶりが・・・」って
言葉にひっかかる。
甘やかす必要は無いにしても、仲間意識のかけらも無いような発言ですね。
あの組織って、上下関係があまりなく、けっきょく「ガバナンス」が浸透してないんだそうですね。
で、重要論文発表時も「ノータッチ」で、ミスったら「何やってんの!! あんたの責任・・・」的な方向へ行くんでしょうねーーー違うかな?
期待して望を抱いた患者さんも多いのに・・・。
科学の進歩を純粋に望んでいるんですが、なかなか望み通りに行ってくれませんね。