一気に更新したいなと思いながらも。なかなかです。
前の記事の続き。ハードル練習会については専門性を高めたいというのもあってショートハードルとヨンパに分かれて。一人でこの対応をしないといけないという状況だったのでもう少し余裕が欲しいなというのもありました。急遽決めたことななので助けを求めることもできず。何人かでやっていけるといいなと思います。人が増えればそれぞれの「指導観」が影響してくるので難しくなります。こちらの意図を組んでくれる人と協力してやっていければと思っています。そしてそれが私の手から離れて「継続的な活動」につながっていくのが理想。指導できる現役選手などに協力を求めたいですね。自分でやることと中高生に「必要なこと」を伝えるのはまた別の部分だと思います。オーソドックスな話をベースにしてやっていきたいと考えています。
話が若干逸れましたが。ショートハードルとヨンパを交互に見ながら。どちらも「1台目までのアプローチ」を課題としていました。特にヨンパは45mという長い距離を走って1台目まで合わせます。1歩で10センチずれると踏切では220~250cmずれることになります。足が合わない理由はここにあります。今更ですがここは動画撮影をして「YouTube」として公開すればよかったなと思っています。また機会があればやりたいなと思うのですが。力のある選手をモデルにするほうがいいのか、普通の選手にやらせるのがいいのか。普及の部分も考えているのでどちらも必要だと思っています。
今回は男子が複数名、女子が2名という感じでした。学校のタータンは2レーン分なので男女に分かれながらも協力して実施しました。これも誰かがやっているという感じの練習ではないので「正解」かどうかは分かりません。感覚的に「歩数の感じをつかむために」と考えてやっているだけです。1台目までの歩数、今回参加している選手は23~25歩でした。この感じをつかむために「中間マーク」を置きました。
10m、20m、35mの地点にマークを置く。ここを何歩で通過するか。もちろん、19.5のように中途半端な感じになる部分も出てきます。それでも中間マークを置くことで自分のストライドの感覚をつかむことができます。感覚的に鋭い選手にはこんなことをやらなくても自分でストライドの調整をしてスムーズに入るかもしれません。が、やりなれない選手にとってはこの部分は「鬼門」です。複数名で「中間マーク」までの歩数を確認します。その地点で何歩で通過したかを細かくチェックします。
最初の10mに関しては「変えない」方がいいと思っています。ここはショートハードルと違うので「しっかりと加速する」感じで安定して歩数を刻みます。そこから20mと35m地点ポイントになると思っています。35m地点を過ぎて踏切が「詰まる」という感じになるのであれば早い段階でストライドを少し狭くしてピッチアップする感じが必要です。逆に届かないというのであれば手前でストライドを確保しておく必要があります。直前で「刻む」という感じになると間違いなく減速します。歩数が多い分、この感覚は重要だと思っています。
「ハードルが来たら跳べばいい」という指導もあると思います。それは「一定以上の感覚がある」という条件が付きます。普通の選手はそれができません。だから無駄に45m走って「足が合わなない」というのでやめる。次も同じようにやめる。何本も何本も無駄に走ります。慣れている社会人選手ではそれは生まれないと思います。が、あくまで導入段階の高校生を対象にしています。「できない」という前提から入っていってそれをどのように作っていくのかというのが我々の仕事だと思っています。
10mを過ぎて20m地点までのストライドのコントロールが重要です。ここで「ストライド確保」で走るのか「少し刻み気味」に走るのかです。調子がいいと感じるときはやはり「少し刻む」感じにならないと詰まると思います。逆に「上手く走れないな」と感じるときは進んでいないので「ストライド確保」が必要。それをハードルの手前でやるのではなく10~35m地点で調整します。最初の10mと最後の10mは変えずに安定させるイメージです。
あくまでこれは私が指導するうえで必要だと思っていることなので「間違っている」といわれたらそうなのでしょう。感覚を作るという練習としては必要だと思っています。「合わない」といのであればその前の段階でストライドの調整をして中間マークを越えていくようにします。特に10~20mの10m区間でどれくらい調整できるか、ズレなく走れるかは大きなことだと思っています。
今回は複数名で通過の歩数を確認。走り終わってからその歩数を伝えて「どのように調整するか」を何度も確認しました。「合わない」というのであればその前段階に課題があるのでそこを調整すればいい。実際はマークを置くことができないのですが複数名で確認ができるのであれば試合の時にも調整ができると思います。これをかなりの時間やっていきましたが改善はされていたと思います。もちろん、「何をやっているのかわからない」という選手も複数名いました。普段から全く指導を受けていない選手にとっては「走って跳ぶ」だけでいいと思っているはずです。だから足が合わない。それを改善するための練習ですから。
こうやって時間をかけて基礎的なことをやるというのは重要だと思います。何となく「ハードルを跳ぶ」というのではなく、「何のためにやっているのか」を明確に示す。これが積み重なると練習の質もが上がります。本当は1月からやりたかったのですが。目の前で選手の動きを見ているとこちらがやりたいことも浮かんできます。自分自身の感覚ではなくて「力の差がある」という状況の中でそれぞれの選手に必要なことは何かを考えていきます。
かなりマニアックな内容になっていますが。次回は26日にやろうと思っています。本当は21日が色々な意味で理想なのですが、所要により鹿児島に行くことになったので(笑)。国体合宿が急遽入ったのでそちらを優先ということで。残ってここでハードル練習会をやれるとまた違った進め方ができるかなと思っていたのですが。任されたことをしっかりとやるというのも重要。合宿ではスプリントとハードルの指導になると思います。ここでまた刺激をもらえたらと思います。
分かりにくい内容だと思いますが、興味がある人は図を書いて考えてみてください(笑)。また書きます。
土曜日。午後からハードル練習会を。もっと早く連絡ができればよかったのですが、マンボウが解除されてからしか計画が立てられないので。最少人数になるかなというのはありましたが。それでも「機会」を作ることは重要だと考えています。定期的に行うことができれば全く違う結果になると思いますが、できなかったのであれば「次善策」ということで。
練習に関してはハードルを使っての股関節補強から。暖かかったのもありそれほぞ準備は必要ないかなと。かなり「雑」になっている選手もいました。ひょっとしたらこれまでやっていなかったのかもしれません。分からなかったら質問するようにと伝えていましたが、なかなか実行できないですね。少し止めて指摘はしました。「とりあえず来る」というのもありなのかもしれません。「普及」という意味では重要なのかもしれないと思っています。
その後簡単にリズムスキップ。股関節周辺の動きを作るためにです。素早く動くということも必要ですし。リズム感も強化しながらですね。そのままハードルドリル。とはいっても時間がそれほどないのでワンステップハードルを2段階で実施。これも簡単にあとはハードルを使ったもも上げのような動きを。
最後にちょっと応用的なものを入れました。が、できません(笑)。仕方なく簡単にお手本を。運動不足ということもありなかなか思い通りの動きができませんが最大限。それを見ていた周りの指導者が「もう一回」と言い始めて何本かやりました。すでに体が痛い(笑)。スマホをポケットに入れたままやって落としたら面白いなどと好きなことを言われていました(笑)。
スパイクで走ってアップ終了。そこからはショートハードルとヨンパに分かれて「専門練習」としました。この日は「1台目までのアプローチ」です。そこだけに特化して行いました。ショートハードルは最初の段階では5歩で跳ぶことを。正規の距離から少し縮めて。課題は「頭の位置」です。それほど難しくはないと思うのですが。
男子はユースハードルで実施しましたが「高さ」があるのでジャンプしてしまうと頭の位置が高くなります。やりたい動きに関しては「理由」があります。その「理由」も伝えながらです。高く跳ぶことで着地時に潰れます。それによる減速。そうならないように「ディップ」を効かせる。高校生レベルですからそれに応じた内容でよいと思っています。これだめ「ショートハードル離れ」が進んでいる男子でどうやっていくか。できるだけ「頭の位置を変えない」ためにどうするかを。
イメージしにくいかもしれませんが、「枠の中に納まる」という感じでやるといいなと思っています。ハードルの上に「枠」があるとイメージする。そのイメージの「枠」の中をくぐる感じです。身体が起きていると「枠」からはみ出します。「ディップ」を効かせるという考えをしてもたぶんわからないので「頭の位置」が高くならないように「枠の中」をくぐるほうが良いかなと。
女子はそれほどハードルの高さがありません。こちらは「頭の位置」を変えない。走りの中でハードルを越えていく感じですね。ディップを効かせるというのではなく「走る」ことでやっていく。女子で身体を倒す必要はないと思っています。ハードルリズムを崩さずに走れればいいかなと思っています。走力のレベルもあると思いますが意識的にやってもらいたいなと。そのために男女共に5歩で動きの確認をしていくことに。
そこから1台目のアプローチ。8歩の中でどのようにスピードを上げていくのか。ショートスプリントと違いも説明しながらです。ショートハードルでは1台目までに最大スピードが上がることはありません。8歩という決められた歩数。13mしかない距離の中でどう対応数か。スプリントではある程度上半身を抑えて我慢してスピードを上げていきます。徐々に上げていく感じですね。が、ショートハードルでは13mでしかないので上半身を起こさない中で走るのは難しい。ショートハードルに適した加速があると思っています。
それを踏まえてかなりの時間を1台目のアプローチを。身体が起こさないが「目線」は早めにハードルに向ける。距離感を大切にしたいなと思っています。前傾を最初の3歩を保ちたい。が、目線だけはハードルへ。そこから起こして踏切位置を遠くから。基本的な部分です。マークを置きながら踏切位置を設定しました。もちろん、各自で違ってきますが決められた距離の中で走るのは同じです。身長が高くても低くても決められた距離を走らなければいけません。高さのピークの部分も含めて細かい部分を。
ハードルの踏切の時の「目線」についても。どうしても目の前のハードルが気になります。が、これを気にすることで間違いなく腰が残ります。踏み切る段階ではすでに「次のハードル」を見るべきだと思います。そのハードルへの距離感が走りを決めていきます。本当は多くのことをやりたいのですがあえてポイントを絞ってやりました。多くを詰め込んでも身に付けることはできない。指導側の自己満足だったりします。そうならないように注意しながらやりました。
感じ的には大きく変わっている。もちろん短期間なのですぐに元に戻りますが。それでも「複数人」で「目的」をもった練習をすることで効果は上がると思います。もう少し書きたいのですがこれは別の記事にします。ぼちぼちですが。
面白い内容が書ければいいなとは思うのですが文才もないので。書ける範囲で書いていきます。
木曜日の続き。厳しめの話をしました。繰り返しになっていますが。これでどう感じるか。変わらない可能性がある中でもがいています。
この日も練習会で足を痛めた選手の治療。専門練習が80分程度ということになっていました。記憶があいまいになっていますが途中理由があって練習を抜けていたような。ヨンパの練習のために1台目までの流れの確認をすることに。本当は1週間前にこれくらいのことをやりたかったのですが。歩数をどうするか。男子ですが24歩にするか25歩にするか検討しています。前回の練習では24歩でオーバーストライド気味だったとか。確認しながらですが24歩でいけそうな感じでした。歩数が多くなりすぎると勝負にはなりません。
この日の練習は前半部分をハードル練習として位置づけていました。後半は走練習。前回の競技場練習ではハードル練習が多くなっていたようです。ヨンパをやりたいと思うなら「技術的なこと」だけにとらわれていたら勝負はできません。ショートハードルも同様ですが「走れること」が必須条件になります。当たり前の話ですが。最後時間を使って走練習を。
150m+150mH+150m+100mで。途中でハードルを入れました。疲れて来てからのハードリングの感覚を養うという意味買いが強い。上手く伝わっていなくてさらに+150mHを走っていました。150m×5本くらいは最低限走れないといけないと考えているのでよかったとは思いますが。ロングスプリントの選手も一緒に走りました。走るときは同時のタイミングで勝負。ハードルがあるときは差をつけてスタート。そこから競争していくという感じです。2セット実施しましたがかなりいい感じで追い込めました。男子は比較的練習が積めていると思います。ある程度の成長がうかがえます。とはいえ、それだけで単純に上の大会に進めるほど甘くはありません。まだまだ課題はあります。
金曜日。この日は午前中スタディサプリのテスト。そこから放課という感じでした。思ったよりも早く割ったのですが、午後から会議があったというのもありまたも練習に最初から行くことができず。この日は競技場練習でした。事前に打ち合わせをしてショートハードルだけは跳びたいなと。ヨンパの選手は短距離と一緒に走らせてもらうことに。私が到着したのは練習開始してから2時間くらい経過してだったのでほとんど練習自体は見れていません。ショートハードルに特化して指導することに。この冬はほとんどショートハードルの練習をしていません。まずはハードリングの基礎的なことをやれればと思っていたのもあって。
ユースハードルで実施。練習に行ってみると奇跡的に「1台目」の位置がずらしてありました。2足詰めているとのこと。なぜ??通常1台目のアプローチは詰めずに行います。それ以後のインターバルに関しては走る感覚を作りたいので詰めることはありますが。そこを指摘してから練習開始。競技に対する理解を深めてもらいたいと思います、いつも私がいるわけではありません。「詰めればいい」というのではなく「なぜ詰めるのか」がわからないといけません。
元々抜き足が大きく回してしまうという課題があります。ある程度改善はできていますがまだまだ・・・。力むというのもあるのでそこも踏まえて練習を積んでいかなければいけない。最初にどれだけスピードを上げられるかも踏まえてです。やりながら次のハードル練習会の課題はここをやっておこうかなとアイデアがわいていました。やっとのことでやりたかった練習会が再開できます。
この日は舎監。最後の集合が終わってすぐに寮に戻りました。ボイラーを入れるという重要な任務があったので。寮生に少しだけ話をしました。詳しくは書きませんが。「戦える場所」で力を発揮することが必要。そのためには対戦相手の情報を集める。そして弱点を突く。ノープランで戦って勝てるほど世の中は甘くありません。そのことも常に頭に入れておく必要がある。
まとまりませんが。記録しておきます。中身はないですね(笑)
記憶があいまいになっています。それに伴い相変わらずblogの更新が滞っています。まーそれなりに書きたいとは思っていますが。またも理由がわからずこの2日間のアクセスが激増しています。なぜでしょうか。ぼちぼち書いているという感じにしかなっていませんが。
前の記事の続きという感じではありませんが。高校入試が実施されました。その日は練習は実施できず。前の日までにある程度やっているので対応できるかなという感じでした。入試の翌日の水曜日は15時半からの練習開始。バタバタしていて最初はグランドには行けませんでしたが。そしてその日の記憶は曖昧。土曜日に練習会でケガをした選手に対して気功をしていたような。あやふや。
木曜日は13時半から。朝から練習をしてもよかったとは思うのですが色々なことを考慮してということで。この日に選手が私のところに来るようになっていました。直接約束をしたわけではありませんが。その話は聞いていました。が、他の選手の治療をしようということになっていたのでグランドにいました。まーこの「治療をする」と約束をしていた選手も「98時50分に来ます」と約束をしていたのですが9時になっても来なかったので待つのをやめて職員室に戻ったのですが。呼びに来ないので9時30分くらいに再び行くと座って待っていました。いや、誰のために時間を作っているのか。何が何でも治療をしようと思えば遅れてくるということは考えられません。この甘さは致命的だと思っています。私に対してもかなり失礼だと思いますし。この部分が変わらない限りは何も変わらないだろうなと思いますね。
上述の「私のところに来る」と聞いていた選手、来ません。他の方から「職員室の前に来ていた」と聞いたので長距離のマネージャーに頼んで迎えに行ってもらうことに。が、すでにいなかったということでした。わざわざこちらから探すということはしません。別に私が用事があるわけではないので。そう考えると治療に関しても「時間を守らない」という時点でもうやる必要はなかったかなとも思います。甘やかしているのかもしれない。「覚悟」なんてものを持っていないので約束も守れないのかもしれないなと今は感じています。
結局、2時間くらい治療をしました。で、12時くらいに「私を探している選手」が職員室に来る。「他の人に聞いたので」ということでした。私が待っていたというのを聞いたようです。まー別に待ってはいませんが。本人のほうから「話をしないといけないこと」があるのです。それなのに「職員室にいない」という部分で終わっていました。厳しく指摘しました。「誰が話をするのか」という部分。私はどちらでもいい。聞く必要もないし。それでも「話をする」ことでしか進めない。そういう状況であれば「何が何でも」という気持ちになるべきだと思います。
本人には話をしました。また、この日の練習の初めにも話をしました。「何が何でも」という気持ちはどういうことか。私が「職員室にいない」という事実。別に「職員室にいる」という約束をしたわけではないですから。それでも「絶対に話をする」と決めているのであれば「何が何でも」探す必要がある。それなりに探したのかもしれません。が、グランドには間違いなく来なかった。それで本当に「探した」といえるのか。可能性のある場所を全て探したか。車はありますから間違いなく学内にはいます。車自体を見に行ったのか。本当に「何が何でも」という気持ちを持てたか。
これは他のことにもつながります。「怪我をした」というのであれば「何が何でも」治す。そのうち治るだろうという感じではなくて「どんな手段を使っても治す」という気持ちがあるか。技術が身につかなければ「何が何でも身に付ける」ということを考えて時間を過ごせるか。結局はやっていない。それなのに「強くなりたい」と言葉にする。変化がないというのは間違いなく「考え方」が変わらないからだと思います。実際はもっと厳しく話をしました。私だけではなくkd先生も話をされました。何度このような話をしたのか。
実際、この日の練習開始にはミーティングをしていました。その中で女子の報告は「怪我をしないようにケアをする」という話をしてきました。いやいや、「怪我をしない」というのが「目標」なのか。指摘すると「練習に参加してして強くなる」という返答。もう致命的だと思います。「試合で結果を出す」という根底がない。結果を出すために「練習をする」のです。継続した練習をするために「怪我をしない」のです。考え方の「根本」が間違っているので「何が何でも」にならない。男子はかなり練習が積めています。昨シーズンとは全く違う結果を出せる選手も複数名出ると思います。それだけのことをやっています。まだ足りない部分はありますが。
北九州まで病院に連れていく、空き時間には治療をする。補強も選手に合ったものを考える。そうやってやっていても結局は「自分たちがどうしたいのか」がなければどうにもなりません。本人たち次第なのです。これも繰り返し繰り返し言い続けています。もう3月に入っているのにこんな話をしているというのはどうなのか。「甘え」があると思いますし、「本気度」がどうか。自分たちの基準での「やっている」というのと「本当に必要な努力」なのかは別問題です。
前も「このままでは戦えない」という話をしています。それから1週間経過しても「変化」は見られないのです。「何が何でも」という部分が足りないのは他の部分にもつながるからです。考え方自体が「甘い」ままでは絶対に結果には届きません。約束の時間をも守れない。これも「他の人の時間を奪っている」という認識があるか。誰のための他の人が時間を使っているのか。すべてはつながっていると思っています。グランドだけで何かをしてもそれ以外の時間はきちんとできないというのであれば結局はこんな感じになると思っています。
もどかしさはあります。やってくれている選手もいます。「自分の中の枠」を壊せない限りは変化はない。それだけは確かです。kd先生が「練習を見ていても面白くない」と選手に話されていました。指導する側がそう感じるということはどういう意味か。感じ取ってもらいたいとは思いますが。一つ一つ言葉にして伝えていくこと。これが今は必要だと思っています。「考えなさい」では絶対にできないなと。
もどかしいなと。悔しい気持ちもあります。伝え続けていきたい。本当にそう思います。
ちょっと思うことを。
1月に大学入試のための共通テストが実施されました。身内に受験する人がいなければ細かい情報は手に入らないかもしれませんが。今回は共通テスト2回目。思考、判断、表現という「学習指導要領」で掲げられている内容を問うものになっています。まー内容が変更されるのはある程度仕方ないかなと思いますが、問題が長文になっていたり分かりにくくなっているのでそれぞれの「教科」そのものの力が問われなくなっている感じがあります。「数学」を解くのに「問題文」が長いので読んでいる途中で分からなくなる。まーそれが問われているのですから仕方ないのかもしれませんが。
色々なことが「子どもたちのために」という大義名分を掲げられてやっています。中学校の「指導と評価の一体化」もあります。「知識・技能」の比重がより小さくなっていて、「関心・意欲・態度」といわれる部分が大きくなる。それにより「通知表」の五段階評定が大きく左右される。もちろん、「ノートをきれいに書く」ことも大切。提出物をきちんと出すことも大事。以前から「評定」に関しては女子のほうが高くなる傾向がある。これも仕方ないのかもしれません。
話がそれましたが「共通テスト」の関係で多くの受験生が精神的なダメージを受けました。数学に関しては平均点が過去最低くらいになる。他の教科も微妙な感じになっていました。受験生は「やってきたことが生かされていない」と感じていたと思います。とはいえ、「高校での教育課程」がもっとそれに即したものになるべきというのもあるでしょう。学習内容や学び方自体が「大きな変化」を必要とする。ものの見方、考え方そのものが変わらないことには何も変わらないかもしれません。
先日、高校の学力検査が実施されました。中学生はこの日のために様々な準備をしてきたと思います。元々山口県の高校入試問題は「問題文が長い」傾向がありました。「読解力」がなければ問題自体が読めないので答えるというところまで届きません。さらには「学校指定教科」というのがなくなり、それが「一般入試」の問題に入り込むのではないかという部分もありました。実際に本当に各科目で問題自体が難しくなっていました。これは私自身が感じたことなので本当は難しくないのかもしれません。示された「解答」だけを見てみるとそれほど難しくないと思われるかもしれません。しかし、問題文を読み取る能力や「資料」を比較してその中から「正しい答え」を導き出して解答をする。国語の問題でさえ「グラフ」が示されてそこから読み取る能力が問われていたようです。
内容自体に批判をしても仕方ないと思っています。「準備をしてこなかった」といわれたらそれまでですから。しかし、県全体で「問題の傾向」を変えるのであれば「このような形で出ます」という「例示」はしてほしいなと思います。何度も実施する「習熟度テスト」で「傾向の変化」を少し示すことはできないか。何度も書いていますが「準備は各自で」というのがあります。色々な人と話をしている中で「塾で新しい傾向に対応する内容を準備している」生徒に関してはある程度予測できることなのかもしれないなと。が、通常の授業を受けていこれまでの流れの中で受験をしている中学生にとってはかなり対応が難しいと思います。その「対応力」さえも問われているのかもしれませんが。
もう少し「やってきたこと」が生かされるといいなと切に願います。準備をしてきたことが出せないというのは精神的にしんどいと思います。問題文で戸惑って実際の力が発揮できないというのは苦しいなと思います。私がそう思うだけで世の中の人は「当たり前」と思うかもしれませんが。テスト終了後に落ち込んでいる姿を見るのは苦しい。やっていない生徒であれば何も感じないのかもしれません。記念受験のような生徒もいるでしょうから。しかし、大半の生徒は「目標」をもって取り組んでいると思います。そのために多くの時間を費やして。
陸上競技の試合を目指してやっていく。試合の時に「スパイクのはき方や「ユニフォームの着こなし」がタイムに反映される競技会だったらどうでしょうか。実際に「走力」で勝負しようと思ってやってきたのに、試合会場では「ルール」の解釈の仕方を問われる。その解釈が間違っていたらスタートすることができない。コロナで試合がなかった時とはちょっと違うかもしれませんが、「競技力」を問われる部分とは異なるところで「評価」されていくというのは苦しい気がします。
上手く表現できませんが。結局、こんなことを書いていても何も変わらないとは思います。多くの「努力をした生徒」が自分の力を出せる場であってほしいなと思っています。やっていない人を基準にしているつもりはありません。競技会でも「きちんと努力した選手」が力を出せるようにしたい。適当にやっているというのではなくです。
思うこともあります。それぞれが力を発揮して目標に進める感じなればいいなと強く強く願います。
日曜日。この日も前日に引き続き1日練習としていました。全体に合わせてです。この日も女子の大半は学校での練習に。連続して走るというのはほぼやっていません。この状況でどれだけ動けるのか。前日にある程度走ったことでどれくらいの負荷がかかっているか。重要なことです。
練習前に話を聞いてみるとすでに下半身が筋肉痛になっているということでした。久々に走ったという部分は大きいと思います。何もできなかったところから「走る練習ができた」というのは大きな進歩です。もちろんそのレベルを目標にしてもらったら困るのですが。やりたいことはそこではない。「戦う」ために何をするかという部分です。
色々とあるのでそちらの対応も。表情が曇っている選手がいたのでそれに対してどうするかというのも話しました。「一人でやるわけではない」という部分。誰かが代表して何かをする。それに対して批判や誹謗中傷が出る。そこで守ってあげられるか。ネット上と現実世界はそれほど変わらない部分があります。「匿名性」が高い場面では心無い言葉も飛び交います。それを守ってあげられるかどうか。こちらも考えていかなければいけません。何のためにグランドに立つのか。ここも含めてしっかりと守っていきたいと思います。
練習に関しては身体の状況を見ながら。メディ投げをアップにして。そこからハードル股関節をやっていきました。走りながらというよりは「感覚づくり」に時間を割く感じだと思います。なんせ前日のダメージが大きすぎて(笑)。まずは前日に行った「台ドロップ」を。段差を降りるときに乗せる。パワーを使わずに「乗る」感じをつかむ。身体の真下で捉える。普通に降りるのを繰り返してから今度は「接地時に力を逃がさない」という動きを。接地した瞬間に軸足が曲がらない(実際の走りの時は若干曲がりますがこの手の練習では曲げないようにしています)。フォロースイングのタイミングが合ってランニングフォームができる。真下に降りるくらいから初めていきます。
それがある程度できたら今度は「遠くに引き出す」動きを作る。これをチューブを使って実施。引き出すとすぐに落ちてしまうのでチューブを使って「空中フォーム」を維持。この状態で最後に緩めて接地するという感じです。言葉では表現が難しいのですが「接地時に緩めない」部分から一歩先に進むという感じでしょうか。膝の位置が前になるだけで重心が前に崩れます。その時の「不安定」さを保つためにチューブでサポートする感じです。ペアの選手のタイミングも重要になってきます。何度もやる。
ある程度できたので前日同様にバー走、DM走、スプリントを2本ずつ。かなり体が重いと言っていました。とはいえ、これくらいで走れないというのでは練習になりません。徐々に慣らしていく。しかし、のんびり適応するのを待っていたら本当に終わってしまいます。こちらも工夫をしながらです。せっかくスピンバイクを購入したのでそれを最大限に利用しながら練習を進めました。チューブ補強、スピンバイク、スプリントを組み合わせました。「予備負荷」という感じで事前に「チューブ補強」をやって股関節に負荷をかける。それからスピンバイクで全力漕ぎ。乳酸を蓄積させる感じで疲労させてからスパイクをはいてスプリント。20秒やって40秒休憩を2サイクルやってからスプリントです。予備負荷は3分ちょっとで終わります。ここからスパイクに履き替えてスプリント。4人1組で実施しましたがちょうどよい感じでした。これれを5セット。
本当はもっと走りたい。しかし、久々に走っているのだから量を増やすと足に負担がかかりまた故障につながる。それは絶対に避けなければいけません。そうなると走る本数を減らさなければいけない。でも負荷はかけたい。そこで「工夫」という感じです。疲労感はあるけど体重がかかっていないので足は大丈夫。少ない本数で最大負荷を。課題を持って走るように話しておきました。私はスピンバイクのタイム測定に集中していたので走りの細かい部分は見ることができていませんでしたが。それでもよく動いていたのではないかなと思います。
1時間強の昼食休憩の後、ウエイト代替を。かなり疲労していますが丁寧に4サイクル実施しました。意図的にゆっくり実施する感じで。最近の様子を見ていて「鍛える」ことはしていますが、「弛める」というのはできてません。練習が終わって風呂に入った後にストレッチは多少なりとやっていると思います。しかし、必要な部分を考えると練習の合間のストレッチをするほうが良いなと。補強やウエイトなどをすると「ダメージ」があります。それにより筋肉自体が疲労して硬くなる。後でストレッチをするというのではなく「刺激を入れた直後」にきちんと弛めておくことが必要だと考えています。
これは「正解」かどうか分かりません。しかし、システムを考えると「硬くなったまま」よりは「弛める」ほうがよい。筋肉に仕組みとしてはゴムのようなものなので筋肉が収縮するためにはしっかりと弛緩できないといけない。この部分が不足しているので「ケガ」につながっているのではないか。補強をやればよいというだけではなく「何のためにやるのか」をもっと精査していくことで本当にやることが見えてくるのではないか。そう感じています。これからは補強の際にもとにかく「休む」のではなく「弛める」ことを徹底したい。それにより時間が長くなってしまう可能性もあります。バランスを考えながらきちんと対応できるようにしていく。時間の使い方が重要だと考えています。
最後に鉄棒をやって終わり。身体はバキバキだと思います。選手には「明日は休みだから」と話していましたが、よく確認すると次の日も「補強系」中心の練習でした(笑)。これはかなり大変だなと思って後で謝りましたが(笑)。走れる状況ではないかもしれない。それでもやっておく必要があった練習だと考えています。個人的にはかなりいい練習ができたと思っています。選手がどのように感じているかは分かりませんが。その時その時にできることを最大限やりたいと思います。
また書きます。