いろいろと。
今考えていることがどうすれば「できるようになるか」というのは重要だと思います。「理論」と「実践」です。頭でわかっていてもそれが「実際にできるかどうか」は大きい。この部分をどうすればいいのかを常に考えるようにしています。どこに正解があるのかは見続けなければいけない。
できるだけ「単純化」したいなと思っています2年生の男子が比較的走れるようになってきました。細かい部分まで考えているのかどうかはまだまだ不明ですが。やっていることの感覚が分かってきている感じがあります。決してもともと力があったわけではありません。12秒8くらいでしょうか。なんとなく11秒台で走るようになりなんとなく形になりつつあるのかなと。これが一冬超えるとどうなるか。おもしろいのかなとは思っています。あまり褒めるといいことはないのでほぼ褒めませんが。
女子は一生懸命にやります。が、驚くほどに不器用。おかげさまでいろいろな方法が思い浮かびます。どうすればこの手の選手に「やりたいこと」を伝えて「できるように」することができるか。頭でわかっても実際に体が動かなければいけません。ここは本当に難しい。
「できない」を「できる」に変えていくため。これが練習です。一段ずつ上がっていくしかないと思っています。選手にも「考え方の癖」があります。自分で都合よく解釈することも多々あります。前の記事にも書きましたが「止まり方」一つとっても「できている」と思い込む。否定的な話をするというのではなく「できていない」ことに関しては「できていない」という認識を持たせることが重要だと思っています。
先日、全校生徒にタブレットが貸与されました。練習中にマネージャーに頼んで「動画の撮影」をしていました。視覚的に見てどうなのかという部分だと思います。「頭」でわかっていたとしても「身体」が体現できていないのであればそれは「できない」ということです。一生懸命に努力している。しかし、それが「できる」につながるようにしなければいけないと思います。
一生懸命にやる。こういう選手が陥りやすいのが「間違った動き」をひたすら身につけるという部分です。間違った動きをひたすらやる。「違うよ」といってもそれを「違う」という認識ができていなければ「きちんとやっている」という思い込みの中でやり続けることになる。「できる」につなげていくはずが「できない」を助長する結果になる。これは絶対に避けたいのです。
「前に進むためにどうするか」ということ。これをどう考えるか。小難しいことを覚えてもそれが実践できない。また、ドリル的な動きができるようになったとしてもそれが独立してしまって走りに直結しないこともある。これも困る。どういうバランスでどのような配置でどう練習を組み立てるのか。ここを考えたい。そしてそれをどのように選手に落とし込むか。重要な要素だと思っている。
時間がかかる。それでも「できる」につなげていきたい。スモールステップという感じで段階を追ってできることを増やしていく。それが走るために必要になる。身体の使い方も重要になる。しかし、それ以上に「感覚を作る」という部分も重要になる。筋力も。やるべきことは非常に多い。
優先順位をつけながら「できる」を増やす。自分自身が「できる」ことが選手に「できる」とは限らない。どちらかというと「できない」ことのほうが多い。感覚を共有することが難しいのでそこに対してどのようなアプローチをすればいいのかをもっともっと考える必要がある。
どうすれば「できる」か。これをもっともっと考えた貰いたい。私にできることは最大限にやろうと思っている。しかし、最後は選手自身が「速くなりたい」とどれだけ思うか。正しい方向に「努力」できればもっともっと変わってくると思う。一生懸命を「結果」につなげていきたいと強く思っている。
まとまらない。目の前の選手が一生懸命に取り組んでいる。それをなんとかしたい。