kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

天候が悪い

2016-01-26 | 陸上競技
月曜日、やはり雪が積もっていました。当然ですね。学校がどうなるか分からない状態でしたから朝早くに目が覚めてしまいました。気になって(笑)。結局、公共交通機関に影響はなく通常通り実施。うちの学校は通学圏が広いこともあり1時間遅れの開始となりました。40分の短縮授業で7時間。結局終わる時間は4時半でしたからかなり遅いですね。生徒によってはそこから更に検定の課外が実施されたのでもう練習にはなりません(笑)

この日ひょっとしたら休校になるかもしれないと考えていました。そうなると練習が全くできません。前日の段階で休校になれば午前午後1時間ずつは補強をするようにと連絡を回そうと考えていました。ある意味ラッキーですね。学校に来たおかげでやりたかった練習がきちんとできます。こちらとしてはありがたい。

外で練習するのは不可能だったので諦めて室内でトレーニング。補助的な種目を削って2時間で終わらせるようにしました。最低限の練習は確保しておかなければいけませんからね。練習は選手に任せて、申し訳ないですが提出物のチェックをさせてもらいました。本当に空き時間が少ないのでチェックなどをする時間がなかなかありません。思い切って任せられるところは任せないといけなくなる。本当であれば練習にずっと出ておきたいのですがそうもいかない部分があります。

思ったよりも時間がかかりました。ある程度は任せられる部分も出てきているので少し安心はしています。これが油断とならないようにきちんと確認だけはしておかなければいけませんが。

補習で遅れてきた者が参加していました。なんと18時から参加。1時間しかできません。これでは全く練習になりません。プレートを使った練習をしていましたが切り替え。ここで30分も取るわけにはいません。普段はダイナマックスとの組み合わせでやるのですがこのプレートだけにしてシャフト補強へ。こちらも補助種目を抜いてやることにしました。なんとかトータルで50分程度で終わらせることができました。ある意味すごいことですね。

天候が悪いと練習ができません。他校ではどうしているのでしょうか?うちは廊下を使ってかなり練習ができる環境があります。ある程度の練習量を確保できます。これはすごいメリットだと思いますね。普通ならできないでしょうから。欲をいえば上限はありません。満足するという意味ではなく、練習ができることた対しては感謝しないといけません。

そういえば数人が自分達で補強を考えてやっていました。股関節系の補強を勝手に考えています。こういう姿勢はすごく評価できると思っています。まだまだ「言われたことしかできない」という部分が強くあります。それが少しずつの変化を見せている。「世界を変える」なんて大きなことはできないと思います。世界平和のために私ができることはほとんどない。しかし、「力が及ぶところはある」と思っています。そこから何かできるはず。

色々と考えさせられる数日間だった気がします。貴重な時間でした?
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雪が降る

2016-01-26 | 陸上競技
日曜日、前日の夕方から降り続いた雪がそれなりに積もっていました。全国的にかなり寒くなるという予報。私自身は転勤して移動距離が長くなったこともありスタッドレスタイヤに交換していました。それでも怖い部分があったので金曜日から実家に泊まる。週の初めも実家に泊まっていましたから1週間のうち4回は泊まることに(笑)。

日曜日は当初国体の練習会でしたが天候の崩れが予想されていたので早々に中止となりました。実際高速道路が通行止めになっていた個所もあるようなのでありがたい話です。天候はある程度予想できていたので早めの判断は重要だと思います。それによりフリーになると久々に休息がとれたのですがこの日は検定実施。急遽、そちらのお手伝いをすることになりました。

一応学校に行って街の様子を写真に撮っておきました。

到着してすぐに撮影したもの。





それから4時間後。





通常であれば昼になれば雪が解けていく感じがありますあこの日は積もっていく。これも珍しいかなと思います。

以前は検定も天候や試合などがあれば「前日」または「翌日」に実施できていました。正確にはダメだったのかもしれませんが。しかし、全国規模の検定なので問題が生じたようです。きっかけは「部活の遠征先で検定を受けさせた」とかそんな感じだった気がします。別日に受けるというのも問題だったと思いますがそうい「規制の枠」がどんどん緩くなってしまったのも大きな要因だと思います。

さらには情報機器の発達により「twitter」などで「こんな問題が出た」という情報が一気に広まります。それにより「きちんと受けたものが不利益を被る」という感じになります。もちろん、「決められた日時・時間に受ける」という大前提があるのですが。以前は公式戦などもこの日程に入れられていたと思います。商業系の検定は3週間連続で行われますので全く試合ができない状況になるからです。立場的に色々な条件があるのだと思います。やはり「きちんとやっている者が不利益を被らない」というのが大前提ですね。

とはいえ、雪のため公共交通機関が止まった場合は「試験が受けられなくなる」という状況が生じます。センター試験のように「別の問題」が準備されているのであれば違うと思いますがそこまではできません。資格取得という意味では「天候不良で受けられない」ことは不利になります。ここも難しいですね。天候が良い県では試験を受けられますが天候が荒れた地域では受けられない。実際に県内でも試験が受けられなかった学校はあるようです。最終的には「各学校での判断」になります。

幸いJRが動いていてうちは駅から近いというのもあります。そういう意味ではかなり助かっています。ここに向けてかなり勉強していますから「受けずに終わり」というのはやり切れないでしょうから。今後もっと雪が降ったらどうなるのか?ここは考えないといけない部分なのだと思いますが私がどうこう言う話ではないでしょうね・・・。全国的に考えていく必要があるのかもしれません。変な意味ではなく「機会を平等に与える」ということは必要不可欠だと思いますね。公共交通機関の関係や天候の影響で「受けられるはずのものが受けられない」というのはよくない気がします。

この日も実家へ。楽をさせてもらっています。道路凍結により事故を起こしてしまったら全く意味がありませんからね。車に乗ろうと思ったら雪が積もっていました。また、帰る途中に道路にかなり雪が積もっていたので一応コンビニに車を止めて撮影しておきました。こんなものはどこでも撮れるので珍しくもなんともないのですが(笑)。





天候に左右される部分がかなりあります。こればかりは我々の力ではどうにもなりません。何とかかんとか無事に出来たことが一番良かったかなと思います。そして検定はまだまだ続くのであった(笑)
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最高に楽しい

2016-01-25 | 陸上競技
前の記事が分かりにくいのではないかという気がしています。感覚的なことや考えを言葉にするというのは本当に難しいのです。それでも「あえて言葉にする」ことを選んでいます。頭の整理をしたいと思っていますがなかなか上手くいきませんね。

で、もう少し書かせてください。練習や考え方に対するものを書いておきます。

今の学校のグランドは前から書いていますが決して恵まれてはいないと思っています。他の部活動の理解を得てなんとか60~70mが走れるかなという感じです。大きなグランドはありませんし自分の学校にトラックがあるところと比べると「見劣りする」と思います。ここはどうにもならない部分です。いきなりグランドが広くなるなんてことはありません。前の学校では直線距離で120m程度確保できていましたからそれなりの練習はできていました。今はその半分。横幅も5mくらいでしょうか。

こういう環境で「練習ができない」と嘆いていても仕方ないと思っています。できないことに対して「なんで練習ができないんだ」といってもどうにもなりません。不平不満をグランドが広くなることなんてない。多くの部活動が同じグランドで練習をしないといけないのですからこればっかりは仕方ないと思っています。だから「できることする」という考え方でやっています。ここ最近になって強くこの部分は感じるようになりました。

以前、師匠と話をしたときのこと。東北や北信越の学校の練習について聞いたことがあります。雪深い環境ですからこの時期は思うように練習ができません。コーチングクリニックか何かでそちらの学校の指導者の話を聞いたときに「工夫して練習する」という部分を感じたと言われていました。その指導者だから工夫していたのかその地域の指導者はみんなそのような工夫をするのかは分かりません。しかし、「強くなるために工夫する」という考え方は「環境に恵まれていないからこそ生まれてくる」という話をされていました。この話はほぼ忘れかけていたのですが最近の練習の中で「工夫すれば何でもできるのではないか」と思うようになりました。それで思い出した(笑)。

屋外で走れない。そこは「走る」という意味ではマイナスかもしれません。が、それ以外にもやろうと思えばできることはある。そこをきちんとやっていけば「できないこと」というマイナス部分が「ここだからできる」というプラスに切り替えることができるのではないかと思います。雪が降る環境では外で走ることはできない。だから何をするのか。廊下を使ったり動きながら鍛えるということもやっているでしょう。「速く走るため」に「走ることにこだわらない」という部分がなければそういう地域での練習はできないと思います。可能なら岩手のほうに行って練習の様子を見てみたい。そこから「速くなるためのヒント」を得られるのではないかと思っています。

ショートスプリントでも最低限120mは走れないといけません。リレーのこともありますから。それでも今の環境下では無理。だったらどのようにしてここを補うか。少し時間があった時に何も書いていない用紙にあれこれ書いてみました。60mしか使えない練習の中で課題はなんだろうかと。当然ながら「中間でのスピード持続能力の強化」ができません。トップスピードに乗った時にそれをどうやって維持するかという観点からすれば60mでは短い。維持という感じにはなりません。折り返し走をしたとしても「Stop」と「Run」を繰り返すことになりますから中間でのスピード維持とは少し違うと思います。近くに山がありますからそれを利用しての練習というのもできます。平地でのスピード持続はできないが坂道を使えばそれなりに対応できる。もちろん戻ってきてから別の刺激を入れないといけないと思っていますが。

タイヤ引きとショートスプリントの組み合わせをしてみたらどうだろうか?この練習の狙いはタイヤ引きである程度の負荷をかけておいて「筋疲労」をさせた状態を作る。ほぼ休まずに走ることで疲れている中での動きを作り出すきっかけになるのではないか。また、タイヤで往復してその後並走をしたらどうだろうか?疲れている段階で前を追うと自然といい動きになるのではないか。また、タイヤ引きとトゥトレを組み合わせたらどうだろうか?レジステッドトレーニングとアシステッドトレーニングの組み合わせて疲れているところに速い刺激を入れたらどうだろうか。こうやって考えていると生きていて良かったと思います(笑)。最高に楽しい。

グランドが使えて「今日は300mを5本走ろう」というと簡単にメニューはできます。何を意識しての300mなのか?安易にメニューが提供できるから「細かいことを考えなくてもいい」のです。それはそれで良い練習かもしれません。250m-200m-150mを3セットといえばそれを走っておけば量は追えます。誤解なきように書いておきますが「こういう練習がだめだ」といっているわけではありません。私だって最低でも150mは走りたいと思っていますから。150mや120mを使った練習というのが効果があるというのは私自身知っています。実際短い距離で動きを作ってそれを120mにつなげていくことで結果を残していきました。必要な練習だと思っています。

しかし、今の環境下ではできないのです。「なんとなく走っておけ」で走らせていた練習もあったと思います。120m位の距離を2~3本走れ!という感じでは今の私自身は「楽しさ」を感じなくなっています。走るだけの練習というよりも「違った形」の練習がしたい。もちろん、シーズンが近づいてきて競技場が使えるようになればそちらを使います。土曜日などでタータンの上で走れる環境があれば距離も走ります。今はできないからこそ「なんとか代わりになるような練習はないのか」を模索するのです。

この手の話を真剣にすることはありません。たぶん他の人にとっては「全く面白くない」からです。「どんな練習をやっているのか?」と聞かれることもありません(笑)。これは私の人徳のなさからだと思いますが(笑)。それでも「こんな練習をしてみようと思うんだけどどう思う?」という会話になることはありません。そういう意味では私は「変人」みたいなところがあるのだと思います。変わっているという自覚はあります。それがどれくらいなのかは分かりませんが(笑)。

練習について「どうだろうか」とか「つながり」を考えていくことは楽しい。今の私にとってそれは最高に楽しいことかもしれません。「速い選手の練習を見る」というのももちろん楽しい。が、それだけではない。持っている力を最大限に引き出せるようにやっていくことに対して「楽しい」と感じる。

指導できる環境があることを幸せに思います。本当に。
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見ながら考える

2016-01-25 | 陸上競技
すぐに続きを書こうと思っていたのですがそこまでたどりづけず。大したことを書きたいと思っているわけではありません(笑)。基本的に自分の頭の中を整理したいなと思っているだけです。意図的な練習をどのように組み立てていこうかという部分です。

土曜日の練習を見ているときにあれこれ浮かんできました。砂浜での練習は初めて。実際に来てみないと理解できないことがあります。砂浜で走るという部分ですが多分関東や九州で行われている部分とは異なると思います。判断材料がありませんが明らかに「砂の質」が違います。知識としては多くの情報を集めるようにしています。砂浜練習はここまで砂が「緩くない」と思います。もう少し足がとられないような状況になるはずです。靴が完全に埋まってしまうほどの緩さというのはちょっと柔らかすぎるのではないかと思っています。

練習というのはその場でしっかりとみることでしか分からないものがあります。ある程度の計画は立てますがそれは実際の現場でないとできるかどうか分からない。見ながら「どうするか」を考えるというのが多い気がします。決まりきった練習形態というのも必要だと思いますが、時として「思いつき練習」をすることも必要なのではないかと思っています。そこの部分は判断が難しいですが。

この砂浜で走る。負荷的にはそれなりにかかります。前に進みませんから大変です。この砂浜を見て「長い距離を何本も走る練習」には適していないなと判断しました。動きを見たり様子を見たりする中で「ちょっと違うな」と感じたからです。例えばこの砂浜で100m程度の距離を走るとする。これは「疲労感」という意味では効果はあると思います。「練習をがんばった」という感覚にはなります。実際にきついですから。砂浜の練習の「マニュアル」はない。だからこそ「正解」というのは分かりません。もっというと普段のグランドの練習に関しても「これが絶対に正しい」というような練習は存在しないのではないかと思っています。

もちろん、練習の意図が「キツイことをして精神的な壁を乗り越える」というところにあるならいいと思います。時としてそういう練習が必要になる。他校と一緒に「追い込み練習」をすることで見えてくるものも当然あります。きつい練習の中で身体が楽に走ろうとする。パワーを使うのではなく「感覚」を身に着けることができるのだと思います。毎回毎回そのような練習をするのは少し違うかなという気はします。これも今の私が思うだけなので来年は「とにかく走ろう」という練習をするかもしれません。

タイヤ引きをする。これも同じだと思います。「タイヤを引けばいい」という感覚で練習をする。これでは意味がなくなる。これは聞いた話ですが種目特性が全く異なるのですが、強豪校の短距離系のタイヤ引きの重さを長距離種目の先生が聞いてきて取り入れている(取り入れようとした?)という事が依然あったようです。どこで聞いたかは覚えていませんが(笑)。それは何を意味するのか?「強豪校がやっているから取り入れよう」という部分なのかもしれません。インターハイで入賞する選手が「重いタイヤを引っ張っている」という話を聞いたらとりあえずやってみる。「これは○○という強い選手がやっているメニューだから強くなるぞ」と導入するとまた違ってくるのかもしれません。

重いタイヤを引く。これも意味があるかもしれません。パワー系の練習として。正確にいうと「筋力トレーニング」という意味合いとして。大型トラックのタイヤを引っ張ったりするところもあると聞いています。それにはその意味があるのだと思っています。表面的に「重いタイヤを引いている」という部分にだけ着目してそこだけを実施すると間違った方向に進んでしまうと思っています。なぜその練習をするのか?ここはすごく大切な部分だと思います。「目的が明確」であれば効果は違ってくると思います。

これも師匠からよく聞く話なのですが「ミニハードル」を使った練習。師匠は当時流行っていたその練習に疑問を持ったそうです。「ミニハードル」を使うと狙った動きにならない。どうしても「やりたくない動き」が出てくるので高さを少しずつ低くしていって最終的に今のように「垂木」を使うようになった、と。流行っているからいい練習だとは言えません。実際に目で見てやってみて「やりたいことと一致しているか」を考えないといけない。だからといって「ミニハードル」を使った練習を否定しているわけではありません。繰り返しになりますが「意図のある練習」として位置づけている指導者も多くいると思いますし。それは決して「足運び」ではないというのだけは確かだと思います。

砂浜で練習をしていて「この練習と別の練習を組み合わせると面白いな」と感じました。走りの中で「切り返し」を速くしようと思っているのでそこに適合する練習だと思います。これも「意図できるかどうか」で効果は全く違ってくると思っています。強い選手というのは自分なりの感覚を持っています。それは生まれ持ってのものかもしれません。それでも「感覚」を作り出すことで強い選手と戦っていけるのではないかと思っています。次回はスパイク持参で行こうと思っています。砂浜でスパイク?イメージがつかないですよね(笑)。

うーん、考えをまとめるつもりが散乱してますね(笑)。もう少し考えながらやっていきたいと思います。
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初砂浜練習

2016-01-24 | 陸上競技
土曜日、この日は「小雨」「雪」予報でした。それでも日曜日や月曜日の天候が崩れるという感じだったのでしっかりと練習だけはしておきたいなと考えていました。ここ最近は毎週のようにセミナーパークに行っていました。が、時には気分転換で別の場所でやるのもいいかなと考えました。別に大きな理由があるわけではありませんが「別の刺激」というのもいいかなと思っていました。そこで「砂浜で練習をしよう」と数週間前に決めていました。雨が降ると困るのですが「小雨決行」ということで半ば強引に練習をすることにしました。

セミナーパークでの練習では保護者の送迎をしてもらうパターンが多い。時には「自力で行動する」ということも必要かなと思っていました。砂浜練習であれば電車で一駅です。降りてから距離も近いので自分で来れる。そういう意味でもメリットはあるかなと思っていました。自分でできることは自分でやる。そこも意識させたい部分です。

今回は練習の様子を少しアップしておきたいと思っています。もちろん個人情報や肖像権などの部分云々を言われる可能性があるので「顔が識別できないレベル」の写真にしています。これでも「問題がある」ということであればまた考えたいと思います。

練習時間の関係もあり集合してからすぐに開始しました。アップで何をするのかをほとんど考えていなかったので砂の上で何をするか。とりあえずその場でゲーム的に体を動かすことに。寒いということもありひたすらやりました。選手たちは倒れたりしながらやっていました。こういう部分も必要かもしれませんね。





ある程度やってから今度はダイナマックス投げ。その場での投げをやりました。地面からの力がもらえないので投げるのも一苦労。普段よりも多めに繰り返しました。筋力的に弱い選手にとってはかなりきついでしょうね。それでも妥協せずにやりましたが(笑)



それが終わってからは前方向に進む練習ということで「ダイナマックス投げ」で前後に進む練習。強く投げるといっても地面が緩いのでなかなかできません。そういう中での練習ができるようになるというのも良い刺激です。体幹が強くないとできないでしょうし、慣れというか体の使い方が上手くならないとできない部分があります。見ていて「弱いな」と感じる部分もありますから今後の課題も分かってきます。

そこからさらには「おんぶ走」と「だっこ走」。重いウエイトを使わなくててもペアでやっていくことで負荷がかかります。これもセミナーパークの坂道でやっていったりしていましたが砂浜でやるとまた違った負荷ががかります。基本的にこの手の練習も「競争」という形でやります。とりあえずやるだけという形ではなく「少しでも負荷をかける」という部分を意識しています。



そこからしばらく変形ダッシュ。砂浜練習の「定番」といわれるような練習でしょうか。普段まったくこの手の練習をやりません。「遊びの要素」を入れていきたいと思ってはいますが。せめてこういう環境下ではやってみてもいいかなと。反応の速さというよりは起き上がってから無理やりにでも速く動くという状況を作り出すという意味合いが強いかもしれません。選手たちは楽しそうにやってました。こちらはあまり指示を出さすにやるという感じでしたね。女子が勝てなくなるのでハンデを付けて。男子からは「ハンデが大きすぎて勝てない」という不満が出ていましたが気にしない(笑)。

そこからは「走るための練習」に切り替え。砂浜で練習をすることでの「意味」を考えていきたいと思っています。砂浜練習が流行っているからやるというつもりはありません。こちらとしてはそれなりの「狙い」があります。もちろん、マンネリを避けるという意味合いもありますが「走るときに必要なこと」を意識させるための練習環境として利用できれば思っています。

「狙い」とする部分に負荷をかけてからショートダッシュ。10本やりました。やはり足元が安定しないということもあり身体がぶれてしまいます。こういう時に「体幹の強さ」が影響するのかなと思っています。まだまだやることはあるなと感じました。砂浜で走ると反発が一切もらえません。そのため「腸腰筋」に大きな負荷がかかる。足を引き出すのに自分の筋力だけで引き出さなければいけなくなるからです。その部分に「狙い」があると考えています。とりあえず走るだけでもそれなりに効果はあるのだと思いますが。明確な狙いを持って練習をしたい。そう思っています。

その練習をやってから思いつきで少し場所を移動して走りました。これは必要な要素だと思っています。単純に砂浜で走ればいい練習になるという気はしていません。次に来るときにはもっとこちらも工夫できると思っています。これが意図的に何本もできればかなりいい練習になると思っています。砂浜練習の「マニュアル」というのはありません。根性練習になったりするのかもしれませんね。しかし、こうやって実際に来てみると「狙いの部分につながる」練習ができるのです。このことに関してはまた別に書こうと思っています。

かなりやってから最後に走練習。走練習と呼べるかどうかわかりませんが。リレー形式でひたすら走りました。人数調整をしながらですね。これも私の練習スタイルかもしれません。砂浜で100mを10本走る。これも感じ的には「良い練習」かもしれません。が、私としては「最大限の効果」を狙いたい。そのためにどうするか。自分なりの「答え」があります。しっかりと走らなければいけない状況を作るのです。

最初はトラックを回るように走りました。リレーで。地味に少しずつ距離を伸ばしていく。ばれないように(笑)。3本1セットにして走りました。片道30~40mですから距離的には100m近くになっていたでしょうか。男女混合でやるので距離設定を微調整。男女同じ距離を走らないといけないという考え方もあると思いますが私は「ある程度までいったら同じ」だと勝手に判断しています。120mでも130mでも実は同じなのではないか?と(笑)。競争になるほうが圧倒的に盛り上がります。

今度は直線での折り返し走。





男子の方が少し遠くまで。これで「リレー」として成立します。他のチームと接触はありませんからこちらの方が安全。盛り上がりに欠けますが(笑)。それでも距離を微調整しながら数セット。

最後にもう一度トラック形式で1セット。ここで1人離脱者が出たので私も参加することに。もちろん、「距離ハンデ」をもらって(笑)。女子より少し短い距離を設定しました。3本目で女子から「ずるい」という苦情が出たので仕方なく女子と私が同じ距離で。思ったよりもきつかったですね。実際に自分もやってしまうと「甘さ」が出てしまいます(笑)。最後の1セットだからできたという感じがします。

雰囲気的にもいい感じでできました。ここ最近はこのレベルが最低ラインになってきています。もう少し。もう少しです。チームとして「土台」を作らなければこれから先戦っていくことはできなくなります。今がお互い正念場。

練習に関してはこれくらいで。感じたことがあるのでたぶんまた書きます。
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過去から学ぶ

2016-01-23 | 陸上競技
金曜日、この日は走練習の予定。相変わらずですが走るということ決めていますが何をやるのかは決めていません。長期練習メニューを立てることができないのです。以前はほぼ決めてローテーションでやっていました。しかし、ここ数年は「決まった形の練習がない」という部分があります。良いのか悪いのか。距離を踏む練習が少なくなってきている感覚はあります。もう少し走り込みなどもやらないといけないのでしょうが。

この日はダイナマックスを使った練習の映像をもう一度見てみました。すると「甘い」という部分に改めて気づかされました。いや、ある程度やっているつもりでしたが「動きの質が違う」という感じでした。スピードレベルが違う。走るスピード云々ではなく。ここは大切にしなければいけない部分。いつの間にか本当にやりたい事と離れてしまっている部分が生まれてしまっていました。

定期的に過去を振り返る時間も必要なのだと思います。教えてもらったことというのはいつの間にか「自分がやってきたこと」のようになっていく。で、毎日見ている練習が「通常の姿」になってしまう。実際にやりたかった動きと差が生まれたとしても気付かなくなるのです。怖いですね。

そういう部分も含めてもう一度丁寧にトレーニングや走練習を組み立てていく必要が出てきます。私は走りの中で重視するのは「切り返しの速さ」です。そこを鍛えるために様々な動きをやります。もちろん切り返しだけが速ければ良いのか?と言われたら違います。接地のポイントも意識しなければいけないし、重心の移動も必要。それは別の形で身につけていって走る中で意識したいのは「次から次ぎに足を出そう」という部分。きちんと指導したいという気持ちがあります。だからこそ練習の中での「こだわり」も出てくる。何気なくやるのは無理ですね。

最初の1時間は任せることに。補習をやってから練習に参加。教科指導もきちんとやらなければいけないですからね。日曜日に検定があります。そこに向けての準備。

練習に行ってからもう一度色々とやることにしました。スピードスキップとダイナマックスを組み合わせての練習。切り返しを速くする意識の中でスキップ走はかなり効果があると考えています。正しいかどうかは分かりませんが(笑)。見ていて必要だと感じています。が、これもスピード不足と投げる時の力強さが足りません。速い動きの中でどうやって軸を保つか。ここが保てなければ「狙い」は達成できません。

その動きと並走を組み合わせました。完全な思いつき練習です。並走も普段とは異なる形でやる。二人一組で速い選手が目の前にいる。それに決められた距離離されずに付いていくという練習。どこでもやっていると言われるかもしれません。並走のバトンパスとは少し違います。真後ろに付いて離されずに走る。自分よりも速いスピードを目の前で見ることでリズム自体が上がります。一緒に走ることで更にリズムが上がる。これも大切な工夫だと思います。

更には前後を入れ替えて。今度は後ろの方が速いので決められた所で必ず追いつく練習です。それほど長くない距離なので少しの差でもなかなか難しい部分があります。だからこそ後ろが追う練習となる。無理矢理でもスピードを出させるようにしています。

スキップと並走の組み合わせを2セットやってから短い距離でのタイヤ引き。かなり短い距離で最初の動きを作って、各自で加速のための練習。これも繰り返しました。前の段階で気になる部分があったのでここは必ずやっておいたほうがいいなと感じたので。特別な理由はないのですが。見ていて流れの部分に課題を感じたのでここを丁寧に。

更に30&60をやってから最後に60mの並走。本数的にはそれほどではないですが負荷的にはかかっていると思います。基本的に練習は全て全力でやります。流しさえやりませんから本数に耐えられないという部分もあるのですが。以前は本数を追う練習もかなりやっていましたが最近はめっきり減りました。短長をやるとすれば少ないと思います。こちらも徐々に増やしていく形をとらないといけません。

少し練習を振り返ることで随分刺激になります。常に未来を見続ける姿勢と現状を冷静に把握する部分。更には過去の練習(本当にやりたい動き)と比べていくことは大切だと思いますね。まだまだやらないといけないことはあります。現状に満足することなくしっかりと進んでいこうと思います。

まとまらない文章でした。うーん。下手ですね。
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「絆」と「縁」

2016-01-22 | 陸上競技
木曜日、午後から研究発表会に行ってきました。その中で「講演」がありいろいろと考えさせれる機会となりました。

テーマは「命」について。これは以前からずっと心の中にある部分です。我々の宿命の中に「死」というものが必ず存在します。生を受けた者は必ず死ぬ。お金持ちであろうが、容姿端麗であろうが必ず迎える「死」。さまざまな人の「死」に直面する中で考えさせられるものです。これについては正解はない。今考えるのはいかにして「死」を迎えるか。

具体的な内容に関しては省略します。講演で話された内容は公開してもそれほど問題はないと思いますが、私が語る「死」と「本当に死に直面した方の話」では雲泥の差があります。ここで語るには恥ずかしすぎる。

話の中に「絆」と「縁」というものがありました。「絆」とは「人と人」が結ぶもの。自分たちの力でどうにかなる部分。自分が積極的に人と関わっていけば自然とできてくる「絆」です。東北大震災の時に日本中をこの言葉が飛び交いました。そこには「一人では生きていけない」ということに直面した人たちの「想い」があったのだと思います。「縁」は「神様がつないでくれるもの」ということでした。我々個人の力を超えたもの。努力してどうにかなる部分ではない。出会うことができたというのは「縁」なのです。

話の中に「選手との出会い」もありました。たまたまその学校に赴任して指導することになった。それが数十年たって別の形で出会う。これも何かの「縁」です。偶然ではなく「必然」としてそこの出会いには意味があるのだと思います。指導をするということはその子達と何かしらの「縁」がある。そしてそこには「命」がある。その「命」と向き合うことが本当の意味での「指導」となる。選手によっては「私の指導を受けたい」と望んでくれる。この子たちを何よりも大切にしなければいけない。多くの選手がいると思いますが何より大切にしていかなければいけないのは「目の前の選手」です。特に「指導を受けたい」と慕ってくれる選手たちはその「想い」に応えるべく私も努力しないといけない。「縁」があるからです。

以前から「偶然」と「必然」については考えていました。世の中の出会いに関しては「偶然」はない。たまたまではないのです。良い出会いや悪い出会いがあると思います。悪い出会いでさえそこには「必然性がある」のです。出会うべくして出会った。そう感じることが大切。

「この人のようになりたいな」と思う。逆に「この側面のようになりたくないな」と思う。それはそこから学ぶべくして出会ったということ。これまでは否定的に捉えていた部分もこう考えるとプラスになってくる。神様からもらった「縁」というのは自分の捉え方によって様々な変化をするものなんだと思う。

「死」を迎える。そう考えた時に1秒も無駄にしたくないなと思う。どうでも良いことであれこれ言っている間は自分も器が小さく時間をかけ無駄にしているのだと思う。与えられた時間というのは有限。そうであればま「どうでも良いこと」や「どうにもならないこと」に心悩ましている時間はない。今の私に「世界平和のために何をするか」を考えて行動できる力はない。情けないが世界を救うヒーローにはなれない。

だからこそ「縁」あって毎日指導する選手のためにできる事だけはしたい。それは今も昔も変わらない想い。出来ることなんて限られている。だからこそ神様が私に「やれ」と言っている「使命」を遂行しないと。それが「縁」あってこの世に生まれてきた意味なんだと思う。

多くの人に出会う。そこから学ぶことはある。「絆」なのか「縁」なのか。分からない。しかし、意味はある。

自分自身と向き合う大切なのか機会だったと思います。これも大切な「縁」だと思います。感謝。
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天才的

2016-01-22 | 陸上競技
もう一つどうでも良い話を。

木曜日、午後から出張でした。ある研究発表会に参加するようにと火曜日に言われて急遽行くことになりました。知り合いが発表するのでせっかくだから聞きに行ってみようかなと。各校1名分の交通費が確保されているとのことで参加者を募っていたようです。

受付で名前を伝えると「交通費が出ています」とのこと。自分で名簿を見てみると私の名前の横には0の数字が(笑)。距離的に近いので支給されなかったのだと思います。それもどうなのかというはなしですね(笑)。一応車で行っていますから。100円分くらいは車に乗っています。まーこれは別にいいのですが。

親しい先生方が何人か出席されていました。少し雑談をして始まるまで過ごす。

開始前に当日発表用の要項を見てみる。あーこんな内容の発表があるんだーと見ていると途中から異変が。



分かりにくいと思いますが、途中からページの上下が逆になっているのです。それも1ページだけではなく数ページに渡って逆になっている。周りの人に確認をしてみるとやっぱり私だけが逆になっている。天才的ですね。

数多くある要項の中から私のだけが逆になっている。滅多にないことなんだと思いますが、偶然にしては私の周りにだけ起きすぎる気がします(笑)。これもネタとしては面白いのですが。こういう星の下に生まれてきているんでしょうか(笑)。これで喜んでもらえるなら本望です。

まーこの手のネタは尽きません。前の記事と同様。悪意なく狙ってもいません。天才的な流れだと思いますね(笑)
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朝の出来事

2016-01-22 | 陸上競技
本当にどうでも良い話を。

木曜日、いつも通り車に乗って職場へ。約40分くらいかかるのですが朝の早い時間帯であればそれほど車は混んでいません。いつものことですが7時過ぎには職場にい着くように心がけています。

この日も同じように出勤。朝練があるので少し車の中で待機してそこからグランドへ。寒いので車から出てすぐにネックウォーマーと手袋、コートを着るようにしています。で、鍵を閉めようとワイヤレスキーのボタンを押す。全く反応がありません。え??何で?

火曜日に同僚と車の鍵の話になっていました。この人はワイヤレスキーを洗濯してしまったらしくキーの反応が悪くなったということ。これってディーラーに行った方が良いのか?!という感じで盛り上がっていました。電池が切れたらエンジンは止まるのか?とか(笑)運転中にワイヤレスキーを窓から投げ捨てたら突然クルマは止まるのか?!とか(笑)。良い大人が話すような内容ではないですね。

で、その話を思い出しました。え?もう電池切れか?これは面倒だなーと。何度ボタンを押しても閉まらないので仕方なくドアの取っ手の所にあるボタンを押して閉めることに。するとピーと音が鳴るのです。え?どういうこと?車壊れた?

心配になってエンジンをかけてみる。すると普通通りにエンジンはかかる。何だ問題ないじゃんか。もう一度車を降りてワイヤレスキーのボタンを押す。反応なし。ドアの取っ手のボタンを押す。ピーと鳴る(笑)。何なんだこれは?

何度もワイヤレスキーのボタンを押しているうちにふとその鍵を見てみる。

もう一台の車の鍵を間違えて持ってきてひたすら押しているのです。

そりゃ開くわけないわ(笑)。助手席を見てみると私の車の鍵が発見される。エンジンは車の鍵が助手席にあるから当然かかる。ワイヤレスキーは別の車の物だから開くわけがない。我ながら情けない。この落胆ぶりは半端なかったですね。

それももう一台の車のワイヤレスキーは行方不明なのでこの鍵がなければ乗ることはできません。夕方持って帰るというのでは不便すぎます。もー最悪。かなり車が多い時間帯に運転する羽目に。誰かを責めることも出来ず。自業自得ですね。

普段、blogには真面目に書いていますが私自身はこんな人間です。完璧でもなんでもありません。不完全だからできることもある。そう思っています。

本当にどうでも良い話でした(笑)
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出来ることを考える2

2016-01-21 | 陸上競技
前の記事、話が逸れまくりでした。本題へ(笑)

練習、どうしようか悩みました。グランドが使える状態かどうか分からなかったからです。使えるなら走りたい。使えないならトレーニング。どちらかにしなければいけませんがグランド状況の判断をギリギリまで待ちました。グランドに土を入れてもらったとの事である程度使えるようになっていました。ありがたいことです。

指示だけ出して会議へ。終了後グランドに行くとドリルの途中でした。そこからは付きっ切りで練習。見ていると出来るようになってきた事、変わらない事がそれぞれあります。途中で一旦止めて再度確認させました。股関節をしっかりと動かす練習をしたいと思っています。が、また動きが戻っていました。股関節を詰める動きというか、曲げるべき所をきちんと曲げられない感じがありました。これでは練習にの質が上がりません。「大きく動かす」という部分と矛盾する言葉かもしれませんが大きく動かすために詰めるという感じですね。

ドリルが終わってからもう一度話を。先週までできていた部分がまた疎かになってきていました。目の前の動きをやるだけになる。見失って欲しくない「競技に結びつけるためにやる」という感覚が薄くなっています。一時期ある一定水準まで上がったとしてもそれが継続できるかどうかは別問題です。「成功するのは簡単」だが「成功を継続する事が難しい」のです。一度出来たからといってそれがずっと出来るわけではありません。だから毎日グランドで練習を見て変化を感じながらやっていかないといけない。

更には「出来ない部分」をどうするか。出来ないのに普通にやっていて出来るようになるのか。絶対になりません。出来ないなら出来るようになるまでやるしかないのです。他の人と同じ量やってできないのであれば一回でも多くやればいい。「今の自分より良くなろう」とすれば自然とそういう行動になるはずです。もちろんいきなり出来るとは思ってはいません。「考え方を変える」事や「取り組み方を変える」事も練習のうちだと思っています。出来ないなら他の人がやっていない時にやれば良い。それだけの話です。

長くなりますね(笑)。ドリル終了後、スパイクを履いてスピードスキップ。これを見ていて思いついたので別の形の練習を。ダイナマックスを使って「速く進む」ための練習です。これは東京に行った時に教えてもらったもの。どうやって「速く進むか」を考えなさい、と言われてその練習を見せてもらいました。その学校でも初めてやる練習にだと言われていました。それを少しアレンジてして何本かやりました。この手の練習で「何のためにやっているか」を考えられると本当の意味での成長につながるのだと思いますね。

この段階で専門練習に。やり投げとポールは別メニューで。付きっ切りで見るという訳にはいきませんでしたが、ある程度の時間の確保は必要不可欠だと思っています。本当は高跳びも入れないといけないのですが、こちらはもうしばらく走らせます。小手先の話でやっていくつもりはないので。ベースアップをしてからですね。

スプリントの方はペアのスキップ走を入れてから並走。それなりに上手くなってきました。まー当然ですが。バトンの受け渡しに関して指摘しましたが、ある選手が明らかに聞いていない。「何といったか分かるか?」と確認すると「分かりません」との返答。ここですね。全体にも話をしたのですが「指導された事が入るか入らないか」は大きな事です。指導された事を「自分の事」として捉えられない。これまでも何度かありましたが「ボーッとしている」または「自分の世界に入っている」のです。

本当に強くなる選手というのは「他の選手が指導された内容を自分の事として聞く」事ができます。他の選手が技術的な指摘を受ける。それを自分の事として聞いて次の動きの時に意識してやっていく。人数が多くなればなるほど1人に対して個人指導がされる時間は短くなる。だからこそ他の人が言われた事を自分の事として聞くのです。走りの中で意識するポイントというのがあります。それは出来ている選手でも出来ていない選手でも共通する部分です。他者への指導を自分の事に置き換えて聞く事が出来る選手はやはり強くなります。

だからこそ「話を聞く」という姿勢を持たなければいけない。「聞いていませんでした」というのはあり得ないのです。聞いていない=指導が入っていないということです。ここはもう一度徹底しないといけないと思いますね。

こういう基本的な指導をする必要があるのかどうか。これも指導する人によって違うと思います。私は技術指導以上に必要だと考えています。ここが徹底できなければ技術指導も進みません。考え方を変えていくためにはかなりのエネルギーを使っていかなけれないけないと思います。

で、最後に折り返し走を4往復やって終わり。量的には物足りないかもしれませんが。

練習内容よりも他のことの方が多くなっていますね。今はそういう時期だと思っています。土台がしっかりとできれば様々なことが変わるはずです。地面に根を伸ばす時間を作りたいと思います。
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