kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

何のためにやるのか?

2010-04-13 | 陸上競技
月曜日、朝から雨でした。新学期が始まりこれまでに無いくらい気を使っているのか考えられないくらいの疲労感があります。朝のSHRが終わった時点で金曜日が終わったくらいの疲れでした。とにかく疲れています。

放課後、女子を貧血検査に行きました。ほとんどの者が問題はないと思いますが、前回検査に行ったのが2月くらいでしたから確認のために。血液検査をしてもらうことで選手の疲れ具合もチェックできます。動きが悪いときは数値に現れていることがあります。感覚のズレなのか体調の問題なのかを把握することも必要だと最近感じています。

練習は雨のため武道場を使ってサーキット新入生も随分形にはなってきました。もちろんまだまだですが、上級生の雰囲気が更に引き締まりましたから。シーズンインしたというのが更に目標額意識を高めるのだと思いますね。
時間的な問題があったので、サーキット終了後に簡単に話をしました。「何のためにやっているか」をもう一度理解させるためです。競技力には差がありますから、全員が「インターハイ」を目指してはできません。もちろん理想としてはそこまでの意識レベルで取り組めると良いのですが、新入生にいきなり「インターハイ目指してやりなさい」というのは遠すぎる目標となりすぎて現実味がなくなるかなと。適切な目標でなければ人は動き出しません。もっと根本的な部分を共通認識させることが大切なのではないかと感じました。
上級生にもう一度問いました。「自分が何のために練習をしているのか?」を考えないと次にはつながりませんから。答えは単純です。「速く走るため」です。そのために様々な練習をしている。昨日よりも今日、今日よりは明日、少しずつでも速くなるための努力をする。それ以外にはありません。奇抜な事をやったり派手な練習をして注目を浴びるような事をしても意味がありません。本に書いてある練習や強豪校の練習をしてもその意味が分かっていなくて形だけの真似だと効果も半減します。手間はかかりますがきちんと「目的意識」を持たせるべきだと思っています。

毎日毎日の練習の積み重ねです。中学時代強かった選手であっても1年間それなりの練習しかしなければ伸びません。逆転することも可能になります。「速く走る」事に価値を見いだせないならやらなければいいだけ。極論かもしれませんが。何か形に残るかどうかといえば残りません。しかし、「一生懸命に取り組む」事でししか見えてこないものがある。そう思っています。

別に私が優れた指導者だとは思いません。しかし、選手に伝えたいと思っているメッセージはたくさんあります。自己満足ではなく「選手」のために何ができるかを考えているつもりです。技術指導はどこまでのレベルかはわかりませんが、しつこく話をするという部分に関してはかなりやります。その点だけは負けていないと思っています(笑)。
1日20回腹筋をする。毎日1回だけ手を抜く。その時は「楽ができた」と感じるかもしれません。毎日1回手を抜く事を1年間繰り返すと2年間で730回手を抜いたことになります。1回も楽をしなかった者と比べると730回分差をつけられたことになる。結局はそれだけだと思っています。ウサギとカメではありませんが、短期間で差は埋まらなくても時間をかけて毎日毎日を一生懸命やっている人間のほうが目標に確実に近づきます。だから以前勝てなかった者にも勝てるようになる。うちの選手が他のチームと比べて「強い」と思うのはこの部分だけです。あとは普通の選手だと思っています。

しかし、そこが出来る者が少ない。そこまで「心」が動かないからです。動かすためにこちらがメッセージを送り続ける必要があります。届くまでひたすら送り続ける。聞く気がないなら聞く気が起きるまで工夫する。それしかないと思っています。かなりの手間ですがそれを惜しんだら何も産み出せませんから。

時間を作っては話す。その積み重ねだと思いますね。「速く走るため」に全力で取り組んでいきたいと思っています。ミーティングの後はウエイトをしっかりとやりました。今週は負荷をかけて貯金をつくっておかなければいけません。目的意識を持って取り組んでいきたいですね。
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日々の努力

2010-04-12 | 陸上競技
記録会を見ているときに様々な話をしました。強くなるためのヒントというものはどこにあるか分かりません。意識しないところに転がっていたり、何気ない会話の中から見つかることが多い気がしています。

ある学校の選手を見ている先生が「やっぱりあれでは強くならない」と言われていました。何故かを聞くと「普段のお菓子を我慢できないと話しているような選手が強くなるはずがない」という事でした。加えて「高校生が日々の我慢なく強くなってはいけない」と言われていました。同感です。

常々「応援される選手」を目指すように話しています。強くなればなるほど周りから注目をされます。単に強いだけではなく、人間的な成長をしていかなければ意味がないと思っています。先程の「強くなってはいけない」という言葉の裏には、この辺りの意味合いがあるのだと思います。最大限の努力をしないで強くなっても選手としては得るものないのです。競技を通じて学ぶことができなければその時間は貴重なものではないと思います。

うちの選手、地道にやっていくという「力」が優れていると思います。そこの「力」を伸ばすためにミーティングを繰り返したり、選手に投げ掛けをする事が頻繁にあります。どれくらいの人が応援してくれているかは分かりませんが、選手の取り組みや意識に関してはかなりのレベルです。体重管理や身体作りに関してはなかなか真似できないかもしれません。
中国合宿から戻ってきて自分たちで「男女関係なく間食をしない」と決めていました。このルールを守れないというのは「裏切り」になる。その辺りを徹底してやっています。チームとして全員が同じ意識でやっていかなければ「力」は発揮できないと思っています。我慢をしないといけないものがあるのです。何かを我慢することで見えてくるものがある。何でもかんでもやりたいことをやって、それで競技結果を求めるというのは虫が良すぎる気がしています。

強くなるためにきつくてもきちんと練習をする。これも同じことなのです。結局は様々なモノを自分の中の基準で判断して選択していくのです。「楽して強くなる」方法を私は知りません。だから地味な基礎練習を毎日のように繰り返しているのです。中学時代強い選手でも高校に行って伸びない選手がたくさんいます。様々な要因が関係してきますが、多くが「きつくても努力する」というのが出来ないのではないかと考えています。そこまで本気で競技と向き合うまで「心」が動かないのだと思います。かなりの覚悟が必要になりますし、多くのモノを犠牲にすることがあります。

競技を通じて様々な成長ができる。そう思っています。勉強だけではない。日常生活がそのまま競技に現れる。日々の取り組みが大切な場面での力に変わっていくと思って指導をしています。結局は大切なモノを伝えるための「手段」が陸上競技だということだと思っています。強くなればいい分けではない。そこがきちんと指導できるかどうかだと。まだまだ私には足りない部分があります。だからこそもっともっと学ばなければいけない。指導する側が成長しなければ選手は絶対に成長しません。

最終的には毎日の取り組みと努力で結果は変わってきます。それだけだと思います。それ以外に方法はない。忘れてもらいたくはないですね。多くの時間を使っています。結果につながらなければ面白くなくなります。真剣に競技に向き合わせていきたいですね。随分良いチームになってきたと感じています。満足せずに県を代表するチームにしていきたいですね。
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記録会

2010-04-12 | 陸上競技
先程の記事は選手について全く書いていませんでした。それよりも強く思った事がたくさんあったので、書いているうちに内容が変わっていってしまいました。

一番最初に400mHがありましたが、前述の通り様々な悪条件が重なりました。雨の中ですし身体が冷えた状態でのレースです。最初からいつもの動きとは違いました。レース計画とは全く違う展開となり歩数の切り替え等も全く出来ませんでした。それでも2人が競り合いながら走っていきました。66秒3と66秒4でフィニッシュ。条件やレース展開を考えると合格点だと思います。これから先、支部大会、県選手権、県総体、中国大会と競り合っていくのは間違いありません2人で高めあっていけば中国決勝でも良いレースが出来ると思います。同じチームの仲間が勝負の場面に一緒にいることは互いに心強いと思います。楽しみです。もう1人出場しましたが、こちらは大幅に出遅れています。ハードルになっていません。大問題です。考えなければいけません。

200mはakaneがチームトップでしたが動きにキレがありません。400mHを先に走っていたからかもしれませんが、普段の走りとは違っていました。感覚的にもあまり良くなかったようです。27秒4かかっていましたから不満が残ると思います。同じ組に最近復調してきたrinaがいましたが、前半少し遅れたもののそこから良く粘ることができました。こちらも27秒4でまずまずの走り。練習の150mで1秒以上差がついていますから、やはらakaneの動きが悪いのだと思います。上半身が突っ込み過ぎてしまいます。もったいないですね。hatuは28秒1。こちらは微妙です(笑)。もう少し走れると思うのですが…。
男子では最近かなり走れるようになってきているkitamura、本人は全く感じが分かっていません(笑)。練習で走れていても確認すると「いやー」としか言いません(笑)。今回はかなり面白いだろうなと思っていましたが、いきなり23秒4で走りました。中学時代の同級生に先行しました。中学時代はほぼ無名でしたからかなりの成長です。

また、1年生も参加しました。こちらは出場するだけという位置付けでやっています。全く練習が出来ていませんから「今の力を知る」という意味で参加です。冬期を「それなり」にやってきたmiho、200mのベストが30秒台でした。3月の記録会で見たときに流しをしているのかと思わせるようなスピードで走っていました。今回は最初から行くようにしつこく言っていましたが最後減速したものの27秒8で走りました。これでもまだ遅いと思います。最低でも27秒前半は出せます。面白い存在です。

また、110mHにも1年生のfujinoが出場。身体が出来ていないのでとにかくその部分をしつこく言い続けています。まだ身長が伸びているようなので基礎筋力を上げながら対応していけばいいなと思っていました。よってハードル練習はタイミングを早くする練習のみ。どこまで走れるかなと思っていましたが、いきなり16秒5で走りました。驚きです。まだ上半身が暴れていてコントロールできていません。ハードリングを磨くというよりもやはり基礎筋力を上げる方を優先するべきです。勝負は今ではありませんからね。じっくり育てていきたいと思っています。

800mにはyukaが出ました。ここ最近動きに全くのキレがありませんでした。疲れかなと思っていたのですがそれも違うようです。貧血でもないので様子を見ていました。土曜日に少し復調したのですが記録会では本来の動きが出来ませんでした。スピードが上がりませんから800にも対応できません。レース後に話をしましたが、努力する方向性が少しずれている事が判明。身体をきちんと作らなければ走れるはずはありません。見えない所で過剰にならないようにコントロールしなければいけません。もったいない。

100mはakaneの中間の伸びがありませんでした。少し動きが大きくなっている感じがあります。400mHと同じ動きでは走れません。かなり難しい部分ですがもう一度修正しなければいけないと思います。それでも13秒3ですから合格点でしょうか。また、前述の1年生のmiho、いきなり13秒13で走りました。動き的には未完成部分が多くまだ脚が流れていますが、速く動きます。実はスタートもまだ上手くありません。こちらも慌てずに育てていきたいと考えていますが、4継には使いたいと思います。やはり強いですからね。
男子はkitamuraがこちらも初めて12秒を切りました。それもいきなり11秒6です。入学してきた時は「卒業するまでに12秒を切りたい」と話していたのですが(笑)。まーよく走ってくれたと思いますね。

最後の400mは前の記事にも書いたようにアップが上手く行きませんでした。しかし、rinaは前半からかなり積極的に入りました。冬期の様子を知っている周りの人が驚きを隠せないくらいの走りでした。練習では互角だったhatuは全くついていけません。mikiも「前半からいった」と言っていましたが、rinaの走りに比べるとまだまだです。現在の力ではmikiのほうがrinaよりも少し上だと思っています。練習での感じからすれば当然ですが、rinaの強さを改めて感じました。タイム的には60秒2で本人は不本意だったようですがこちらとすれば合格点です。他は61秒3、61秒6とまだまだ上がってきてもいいレベルです。rinaの走りから学ぶべきです。

条件等を考えると順調な結果だと思います。土曜日は色々とあって3時間半くらいやっています。効率が悪かったというのもありますが、通常なら2時間かからないくらいで終わるはずです。もっと考えないといけない部分があります。無駄に疲れが残りますから。rinaは「土曜日のほうが動いていた」と話していました。当然です。量が少なくても3時間半練習したら疲れます。次への反省点ですね。

今週はかなり上げていきます。貯金をしっかりとしなければいけませんから。次に向けて動きます。
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県記録会に思う

2010-04-12 | 陸上競技
日曜日、県記録会が山口市の維新公園で実施されました。天候がかなり不安定で一番最初の400mHに出場する選手はかなり強い雨の中でアップをしなければいけませんでした。一般的にいうサブトラックでの試合ですから、雨よけはありません。コンディション的にかなり厳しい状態でした。

記録会について書こうと思っていたのですが、書いているうちに「記録会そのものの在り方」についての内容になってしまったので思いきって感じたことを書きます。陸協の方が見たら「批判」ととらえられるのかもしれませんが、そんなつもりはありません。誤解無いようにしたいのですが、これは選手を出場させる顧問の立場からの視点です。運営する側と参加する側では1つの物事に対しても捉え方が違います。選手は1種目1000円の出場料を支払って記録会にエントリーしています。春先にどれくらいの状態まで来ているかを確認するためです。不満があるなら参加するなと言われるかもしれませんが、競技会ですから視点は「選手のため」でなければいけないと思っています。私だけがそう思うのではない。一冬一生懸命にやってきた選手を抱えているチームならどこも同じだと思います。問題提起の意味合いが強いと考えています。不快に思われ、選手側からの意見として読めない方は読み飛ばして下さい。

今回は競技役員になっていませんでしたが、雨の中でうちの選手がアップをしていて400mH用のスタブロがないということで右往左往しました。選手が役員に質問をしたら「本部に聞け」と言われてたらい回しにされていました。本部がどこにあるかはっきりと分からないため、私も様々な所に質問しましたが分かりませんでした。スタブロを出して欲しいとお願いしに行きましたが、用器具係がいないということで流されました。選手はアップをしているのだから準備をしてもらわないと困るのですが。雨の中でスタブロを選手が探して回る状態でした。間違いなく身体が冷えます。普通の400mとは違い、400mHは1台目までの入りがかなり重要です。そこは絶対に確認させて欲しい。結局私が探して回ることに。ずぶ濡れになりながら発見して運びました。何かおかしい気がします。競技会ですから選手が競技をやりやすいようにしてもらえると助かります。

また、400mHの選手召集の後に待機場所がないのでテントの端に立って待っていました。これも仕方ない部分がありますが、アップをした意味が全くなくなります。下手をすると30分立ちっぱなしです。途中で気づいてせめて歩くように指示を出しましたが、間違いなく身体は冷えていたと思いますね。施設的に仕方ない部分があるかもしれませんが、雨を予測した準備をしてもらえたらもっと違う結果が出るのではないかと思います。
高体連の試合では召集場所は競技場の外になっています。したがって競技場の中はレース前の選手が待機する場所が確保されます。今回の記録会では400mのスタート地点に召集所があるため、テントがレース前の選手のために使えませんでした。あくまで競技会ですから選手がストレスを感じずにレースに臨めることがベストだと思います。雨ですから予想外の部分もあったとは思いますがもう少し配慮していただけると選手が気持ち良くレースが出来るのではないかと思います。

また、アップ場が無いというのもかなり痛かったですね。これも施設的に仕方ない部分があります。スパイクでショートダッシュをする事が出来ません。200mのアップの時にバックストレートで走ろうとしたらすぐに役員に止められたようです。100mは合間をみて第3コーナーに向けてのダッシュをしている様子がありました。少し差があります。高体連の試合ではこのグランドは1年に1度しか使いませんが、競技会に支障が無い程度でバックストレートでのアップをしていたと思います。思い違いかもしれませんが。
他県の記録会の話を聞くとやはりアップ場が無い会場ではバックストレートは開放しているようです。今からトップスピードを出してレースをしようというのにスパイクで走ることも全く出来ない。身体が動き切らないと思います。

うちは普段のアップからかなりショートをやってスピードを出せるようにしてから本練習に入ります。それに慣れているからというのもありますが、トップスピードを何度も出しておかないと身体が動かない部分があると思います。「お前の所に合わせる必要はない」と言われるかもしれませんが、記録を出すために記録会に参加しているのです。準備をしてきても大会当日のアップがきちんと出来なければ上手くいかない。
最終種目の400mも実際に走れたのはレース前の1本だけです。これだけで動くのは難しいと思います。気になっていたので後で選手に確認をしましたが、アップは芝生の上で流しをすることしか出来なかったので身体が動き切らないままでレースに出場した感じだったようです。アップ時には100mをホームでやっていたはずです。支障がない程度にバックストレートを使わせてもらえると記録も違ってきたと思います。

細かい事を言えば切りがありません。仲間内の話ではもっと出ていました。しかし、競技会自体の意味を考えるとせめて「選手中心の競技会」であって欲しいと思います。私達が運営する場合も同様に気を付けていかなければいけないと改めて感じました。総体路線は上につながる大会ですからミスは許されません。選手が最大のパフォーマンスを発揮できるようにしっかりと配慮をしていく必要があると感じました。

一顧問の考えですが、批判される部分があるのかもしれません。不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大切な選手を預かる顧問の立場からの意見です。考えがおかしい部分があるかもしれませんが。私としては考えて言葉を選び書いたつもりです。批判ではなく「提言」です。

競技会そのものについて考えさせられる部分がありました。難しい部分が多いですが…。
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バタバタの1日

2010-04-10 | 陸上競技
金曜日、1年生は午前中ひたすらオリエンテーションでした。対面式が少しだけあってあとは教務から単位や出席に関する話。中学校とは全く違いますからきちんとやらないと進級できません。普通にやっておけば問題はないはずですが、ここは念を押しておかなければいけません。聞いていなかったでは済まされない部分ですからね。

頭髪服装検査も合わせて実施しましたが、男子は比較的短髪で大きな問題はなかったように思います。しかし、女子は微妙。他校は微妙所か明らかに染めているだろうという者が複数見受けられますがうちは現時点ではほとんどいません。しかし、すでに危ないな…という雰囲気がある者が数名。こちらも気をつけて見ていかなければいけません。
全体の説明が終わってからは各クラスで細かい説明をしました。今年はとにかくミックスホームルームが実施されるため、説明がかなりわかりづらくなります。これに関してもほぼ一任ですから、なかなか伝わらないのではないかという不安を抱えていました。図を書いたりしながら繰り返し説明しました。実際にやっていかないと分からない部分がかなりあると思います。初めてのことですから難しい部分がかなりあります。それでもやるしかありません。
とにかくかなりたくさんの事を説明しました。これだけの事を一気に記憶することはほぼ不可能だと思いますね。生徒の反応を見ながら話をしていきました。やはり最初のオリエンテーションは説明する側も説明を受ける側も大変だと思いますね(笑)。

午後からは離任式でしたが、私は長男の入学式のため休みをもらって帰宅。入学式には参加せずに家で他の子の子守り(笑)。気がついたら下の子と一緒に寝ていました。思っていた以上に疲れていました。2日間でかなりの活動をしましたから、自分では思っている以上に疲れていたのだと。慣れない生活です(笑)。

夕方からは歓送迎会でした。ここ数年、事務にはお世話になっていますが事務長と主事が転勤されました。生徒と直接か変わることは少ないですが色々な形で生徒を支えてくれていました。頻繁に事務室にいきますから色々な話もしました。やはり別れは寂しいですね。今回は新しく来られた先生も数人参加されていました。色々な話をすることができ、何だか雰囲気が変わりそうな感じを受けました。良い傾向です。

何だか良く分からないままバタバタと一日が過ぎていきました。かなり疲れています。精神的に負担がでかい…。疲労気味です。
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新学期始まる

2010-04-09 | 陸上競技
4月8日、山口県内の学校では一斉に新学期が始まります。こないだ卒業式が終わったと思っていたのですが、気がついたら年度が変わり新学期です。早い。

うちの学校、学校再編成となりshokoとなってから5年目に入ります。以前のような学校がバタバタする感じはなくなりつつありましたが、今年度からミックスホームルームといって1年生の間だけの新しい取り組みが始まります。5つの学科があるのですが、これを各科から8人ずつ選んでミックスして5つのクラスを作るというものです。この必要性や意義に関してはここでは触れません。どちらにしてもやると決まった事ですからやるしかありません。否定的に物事に取り組むよりも前向きにやった方が良いに決まっていますから。

今回で担任は3サイクル目に入ります。教員になって1年目は担任はし。次の年から3年やってそのままの勢いで次をやろうとしたら見えない力が働いて副担任へ。で、また担任3年間やって休まず担任。とにかく生徒と関わる仕事がしたいと思っています。色々なタイプの人がいますが、基本的に関わっていて気が合うのは同じように生徒との関わりを大切にする人です。年齢的にまだまだ自由に動けますからひたすら担任でも良いなと思っているくらいです(笑)。

入学式だったので午後から新入生が登校してきました。最近思うのですが、ピリピリした緊張感があまりない気がしています。新しい環境での生活がスタートします。少しくらいの緊張感があってもいいかなと。簡単に説明をして入学式へ。こちらは緊張感がありなかなか良い式だったと思います。

今回は副担任がお子さんの入学式のため欠席でした。という事で基本1人で全てをやることになっていました。しかし、なんだかわかりませんが、絶対に上手くいく気がしていました(笑)。クラスに入ってからは義務教育と高校の違いについて話しました。誓約書を本人達に確認をさせて「ルールを守る」ことを誓って入学を認められている事、自分が希望して入学してくるという事実を認識させました。ここは非常に大切な事だと思っています。校則を守らずに自分勝手に行動することは許されないということをきちんと示しておく必要があります。

もちろん保護者もいます。だからこそこちら側のスタンスを理解してもらう必要がある。問題行動を起こしてそれでも「守って欲しい」はありえません。ダメなものはダメだと教えて、我慢をすることを覚えるというのが学校教育の大切な部分だと思います。何でもかんでも許される場ではない。勉強さえすればいいわけではない。何かに偏る傾向がありますが、それでは決して上手くいきません。

最近は自分の子供も大きくなってきたので、保護者としての気持ちで考える部分が増えてきました。私自身も我慢をしなければいけない部分、待たなければいけない部分がある。かなり苦手でしたが部活の選手のおかげで随分耐えられるようになってきたと思います(笑)。成長です(笑)。

大切な事をきちんと伝えていく。これが最も重要だと考えています。事務連絡だけなら誰でもできますからね。我々の仕事の本質は何かを考えないといけません。大変な事が増えると思いますがやるしかありません。前向きにやっていきます。
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新しいTシャツを作る

2010-04-08 | 陸上競技
今年も短距離だけの新しいTシャツを作りました。昨年は某スポーツメーカーで作ったのですが、選手に不人気でした。理由は「着た感じが嫌だ」というものです。最近の生徒は「着心地」をかなり重視するようです。昨年作ったモノは布のような着心地で汗がベタつく感じがあったと。スポーツメーカーが出している「スポーツTシャツ」だからそんなことはないだろうと見せてもらったら、確かに生地が違います。裏面がゴワゴワして毛玉ができるような感じでした。

普通に販売しているスポーツTシャツとは素材が異なっていました。確認しなかった私も悪いとは思いますが、ポリエステルの配合などは見ても良くわかりません。ウェブで確認すると明らかに「スポーツTシャツ」だと思うような書き方です。実際の商品は外見は確かにメッシュのようでしたがら裏側が違ったようです。メーカーにメールをしましたが「毛玉ができないような新しい素材を開発中です」と返信がありました。今時Tシャツに毛玉がつく商品はないだろうという話です。それも直接肌に触れる部分に…。という事で今後一切頼むのはやめようと決めました。宣伝をするならそれに見合う商品を作れという話です。

ということでかなり早い段階からネットでオリジナルTシャツを作る会社を探しました。条件としては「Tシャツの生地が良い」「安い」「カラーリングに優れている」という3点です。昨年、チームでポロシャツを作ったのですがこれも不評でした。練習するのに走りづらいというのが理由です。普通にTシャツにするほうが明らかに良いのです。変わったものを選ぶ必要はありません。普段の練習できちんと着れるものを選ばないともったいないですからね。

探してみるとこれまでチームTシャツを作っていた所よりもかなり安く、良い素材で作れる所を見つけました。昨年はスポーツTシャツはなかった気がするのですが気がついたらかなりのお店で取り扱っていました。通常「版代」といってデザインの型を作らないとTシャツに文字や絵を入れたりできません。Tシャツそのものやプリント代よりもその「版代」が高いので、結果的にTシャツの値段が上がります。
今回頼んだ所は1回だけしか使わないプリントでは版代を取らないというものでした。かなり良心的です。来年全く同じものを作ることは出来ませんが、今年の短距離Tシャツですから問題はありません。背面のプリントは2色使いましたが、全て合わせて2000円でした。もちろん前側にもプリントしています。10枚しか作っていませんからかなり安いと思います。普通は背面に2色使うとそれだけでかなり値段が上がります。これまでだと3000円位が相場だという感じでした。いやー探してみるものです。

ついでにチームTシャツもこのお店で頼むことにしました。こちらは枚数が30枚弱ですが、継続的に注文することを考えて版を作りました。その費用を含めても1枚当たり1500円です。今後は版代が必要ありませんから更に安くなります。生地は記念大会等で販売しているメッシュ生地ですから肌触りも良い。かなり良いと思います。

今回の短距離Tシャツ、背中に「百花斉放(ひゃっかさいほう)」という文字を入れました。基本的にデザインは全て選手に任せるようにしています。自分達の「想い」を込めて作る方が力になる気がするからです。「百花斉放」とは「多くの花が一斉に開くこと。さまざまなものがその本領を発揮すること」というような意味があるようです。自分達が必死でやっている努力が大切な場面で一斉に花開き、みんながベストパフォーマンスができればいいなという「想い」を込めているようです。なかなか良い言葉だと思いますね。

加えて色を変えて、下の部分には「yamaguchi」と学校名、ハイビスカスとヤシの木を入れました。ここは一応、今年のインターハイ会場が沖縄ですからそこを意識したようです。ハワイみたいですが(笑)。今年は沖縄に行くんだという気持ちが強くあります。Tシャツの色は大会等でもかなり目立つようなショッキングピンクです。中途半端な取り組みではないというのを示すためにも良いTシャツになったのではないかと思います。

「想い」は力になると常々言い続けています。「沖縄に行くのは自分達以外にはいない」という強い気持ちを持ち続けていく事が結果につながっていくと信じています。絶対に行くんだと思って取り組まなければ届きません。うちは「普通のチーム」です。特別強い選手がいるわけではありません。だからこそ努力するしかない。それが最終的な結果につながっていくのですから。背中に文字を入れるのは「想いを背負う」というイメージからです。こういうの好きですから(笑)。

一応Tシャツの背面をアップしておきます。なかなかのものだと思います。
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刺激

2010-04-07 | 陸上競技
水曜日、朝からずっと会議でした。考えられないくらい長い。勤務時間は基本的に8時間だと思いますが、5時間会議でした。詳しくは書きませんが本当にひどい。丸投げです…。こんな状態でどうするのかと思いますし、考え方が違うと人間とどう関わっていくのかというのは非常に難しい部分です。幸い様々な方がサポートしてくださいますから何とかやっていけるんですが…。

結局3時過ぎまで会議。練習は午後からにしていたのですが、前日の時点でかなり嫌な予感がしていたので練習開始を2時からにしていました。さすがにここまで時間がかかるとは思っていませんでした。記録会があるので刺激を入れようと考えていましたから、アップはフリーにしました。気温は高い感じがしましたが、風がかなり強く体感温度は寒かったですね。
最初はスピード刺激として土曜日と同様に150mを。あまりにも風が強く走りづらかったようです。タイミングが上手く取れないようでした。それなりにスピードは出せていたので問題はなし。1年生で記録会に参加する者にも走らせましたが、完走するのが精一杯。少し早い段階から練習をしていた1年生はまずまずの走りをしていました。焦らず育てていけばかなり面白くなると思いますね。

その後はセット走をしました。400m系はしっかりと感覚を作りたかったのですが、横風が強くスタートからの加速が上手くいきません。どんな状態でもレースはありますから走らせました。タイムは土曜日の最後の1本よりも少し落ちる程度。400mのポイントは加速段階にあると思っています。ここでしっかりとスピードを上げておかなければバックストレートがどれだけ追い風でもタイムは上がらないと。感覚的なものですがギアの問題だと。走り的にはまずまずだと思っています。走れている2人は良い勝負をしています。これを繰り返していくなかでレベルが上がっていくかなと。記録会は60秒台が出たら合格だと思っています。それくらいの力は今でもあると思います。

400mHも同様に。男子は初めて3台目まで15歩で行きました。流れ的には悪くないと思います。タイム的にはこれまでよりも1秒程度速い。42秒前半でしたから悪くはないと思います。悪くてもレースでベストタイくらいまではいくと思います。
女子は県内最高レベルの競り合いです。中国地区でも上位を狙っている2人の争いですから自然と質が上がります。なかなかストライドが調整できない中でしたがよく走れていたと思います。2人が47秒1で走りました。悪くはありません。というか今の段階としてはかなり良いと思います。2人でインターハイという目標が現実味を帯びてきました。
はっきりいってどちらが強いか今の段階では分かりません。レース展開によって結果は変わってくる感じです。どちらもまだ一長一短ありますから。もう1人はまだまだ手探り状態。やっと51秒5で走りましたが、最低でも49秒で走らないと上位進出は難しくなります。まだまだです。

最近はなかなか条件が良くなりません。仕方ない部分です。あまり調整しても意味がありませんが、やはり選手の心情としてはある程度の「結果」が欲しくなると思います。私は走れたらいいなというくらいの気持ちでいます。焦る必要はありませんから。課題を持ってレースに臨み、自分がこれから克服する部分をしっかりと見つけて欲しいと思っています。

感じること書きたいことはまだあるのですが、若干疲れたので今日はここまで。すみませんm(__)m
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やるべきことは

2010-04-06 | 陸上競技
ここ最近、練習の終わりの集合で身体に対して目を向けることを繰り返し話しています。モチベーションを上げるような発言よりもとにかく自分の身体に対するケアに関しての発言が大半を占めます。選手の意識レベルはある程度の水準を越えて目指す場所が明確になってきています。今の取り組みの意識レベルはかなりのものだと自負しています。なかなかここまでできる選手はいないのではないかと。過大評価ではないと思っています。

だからこそ、練習負荷に見合う身体のケアが必要になると思います。通常の練習が他校の追い込み練習並みだったりします(笑)。師事している方を中心とした短距離グループ(?)での「普通」は普通ではない(笑)。だからこそ安定した強さがあるのだと思っています。「たまたま選手がいたから」ではなく、毎年かなりの高水準で戦っています。余程の才能が無い限り、適度にやって強くなるというのはないと思っています。だから様々な事を徹底してやります。

選手は本当に真剣に練習に取り組みます。それだけではなく本当に大切なのは練習が終わってからの行動だと思っています。練習が終わった瞬間からもう次の練習に向けて動き出しているのです。良い練習が出来た時ほどその事を意識して動かないといけないと思います。良く走れた事に満足してしまって次の事を考えなければ次の練習の質が落ちます。これでは意味がありません。練習は継続して初めて意味がある。この事は徹底しなければいけません。選手は忘れてしまいがちですから。

また、とにかく怪我をしない、怪我をさせないというのが今のテーマです。いつも大切な勝負がかかった時に誰かが故障をしていたり、万全でなかったりすることが多い。どれだけ力があっても大切な場面で走れなければもったいないですから。冬場にrinaが走れない日々が続きました。この時にesaki先生から「じっくり回復させれば良い。焦るな。」と毎日のように言われました。これによりさすがの私も「抑える」事を覚えました。怪我をした選手はとにかく焦ります。一日も早く周りと一緒に練習をしなければ置いていかれるという感覚が生まれるので焦ります。だから無理をして故障を長引かせる。そうならないように選手と向き合ってきちんと理解させなければいけません。

昨年、エースがこの時期に全く走れませんでした。ウインドスプリントをするのもままならないレベル。本人は周りが走ってタイムを出すので自分も走りたいという焦りが大きかったと思います。無理はさせまいと思い、セーブをしていましたが知らず知らずに選手も私も焦っていたのかもしれません。怪我をさせてしまった指導者としての私の配慮不足も大きかったと思います。過去最高レベルで走っていた時にこれでもかという位徹底してケアについて指示をしておけば怪我をさせなかったかもしれません。走れるというのはそれだけ負荷が足にかかっているのですから、しっかりと対処しておかなければいけません。
万全の状態ではなかったですが、本人が地区大会や県選手権に出たいと強く望んでいました。本当ならここを私が抑えなければいけないのでしょうが…。結果的にこの時期の無理がたたり県総体では本人が納得する走りができませんでした。申し訳ないという想いがかなりあります。高校生にとっての総体路線というのは非常に大きな意味があります。中国大会では見違えるような走りをしてくれましたし、秋には58秒台で走りましたがこの時の反省は生かしていかなければいけないと思っています。

だからこそ怪我に対しては慎重すぎる位に話をしていかなければいけません。怪我をしてからでは遅いのです。元気な時にきちんと対処しておけば無理をする必要や焦る必要はなくなります。ここを徹底しておく事が大切なのだと感じています。先程も書きましたが、選手は走れるときにはなかなかケアに目が向きませんからここをきちんとやっていく必要があります。忘れてはいけない部分です。ケアをして「特に怪我をしなかった」というのが一番なのです。怪我をした後に「ケアをしておけば良かった」と後悔する前にきちんと対処しておく必要があるのです。貧血対策も同様だと思います。練習量が多いということはそれだけ筋肉のダメージが大きいということです。きちんと対策をうたなければいけません。

冬期に他県の練習形態の話を聞く事が出来たのはかなり大きかったと思います。今までの概念から抜け出す大きな機会だったと。このことにより、更に怪我をしないような取り組みを考えるようになりました。通常練習でかなり走っていますから、割り切って走らない日を作っても良いんじゃないかと決断しました。これにより選手の故障は全くとは言えないかもしれませんが、ほとんどなくなりました。なかなか全員参加で練習ができないことが多かったですが、ここ最近は当たり前のように全員が参加しています。現在は1人だけ身体のバランスが取れずに全開で走れませんが、ここは本人の問題だと思っています。明らかに甘い部分があります。上級生にもきちんと話をさせていますが、最終的には本人がどこまで本気になれるかだと思っています。なれなければ個人もマイルもチャンスはない。それだけです。

故障者が増えるとどうしても雰囲気が悪くなります。練習の質が下がります。これでは強くなれるはずがありません。1人だけの責任ではなくチーム全体に悪影響を及ぼします。忘れてはいけない部分です。とにかく繰り返し話をして理解させなければいけません。しつこいくらいに話して、重要性に気付かせなければ先には進みませんからね。しっかりと自分がやるべきことをやってもらいたいと思います。油断はできませんから。
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専門練習

2010-04-05 | 陸上競技
月曜日、久々に天気が良く風も強くない良い条件の中で練習ができました。昨日、色々とやっている中で、練習での不足分について考えました。これだけ練習してまだ不足する部分があるのかという話ですが(笑)。少し感覚的なモノを研ぎ澄ますというかレース感覚や動きの切り替えを行う部分をしっかりとやっておかないといけないと感じました。そのため質を上げて課題を明確にして練習に取り組もうと計画を立てました。これは見ていて足りない部分を補っておかないと感覚的に感じたのでそれが正しいかどうかは不明(笑)。「絶対」は決してありませんからね。

練習前半は基本的な動きを確認しました。気がついたのですがいつの間にかこれまでやっていた動きが変わっていました。流れを意識して練習を進めていたつもりですが、ドリルでいくつか段階を飛ばした動きになっていました。もう少し段階を追ってしっかりと感覚をつかんでいくほうがいいなと感じました。足の運びだけに目がいくのではなく、しっかりと反発をもらいながら身体を進めていく感じが必要となります。これをやっていたらかなり時間が経過してしまいました。普段から練習は長いですがこの勢いでやったら大変なことになると思い次に練習に(笑)。選手はよく集中してやっていますから時間感覚が分らなくなります。危険です(笑)。

その後少し加速段階を確認してから、スプリント系とハードルに分かれてやることにしました。スプリント系は加速段階から中間へのつなぎを繰り返しました。ショートスプリンターは少ないですが、これは短長でも同じことがいえます。きちんと加速することができなければトップスピードも上がりません。新入生の動きをみるとこのあたりは全くできません。まー練習でやっていないから当然といえば当然なのですが。起き上がるのが早かったり、足の運びが雑だったりします。これまではここはずっとあとでやってきました。新入生にはそrの動きをじっくり教える時間が今はありませんし、やりたくても基礎筋力が低くてできない部分があります。焦らず身につけていけばいいかなと。

ハードルは400mHのための練習。これも昨日どうすればいいかなと考えていく中で、特定の部分だけを抜き出して感覚をつかませる方法を思いつきました。というか、これも以前合宿でやったことがあるのですが、ある一定のレベル以上でなければできないのです。スピードと歩数が確定してレース戦略が立てられるようになると重要となってくる練習だと思います。自分のストライド感覚を身につけるべきです。400mHはある意味特殊種目です。疲れの中でストライドの確保が求められます。インターバルが決まっているのでそこをどうやって走るのかを考えないといけません。このあたりはまずまず出来るようになってきたかなと感じています。

そのままの勢いで実際に400mの前半の加速段階の練習と400mHの前半の入りの練習をしました。400mに関しては最近かなり分かってきた事があります。これも選手と一緒に試行錯誤しながらつかんできた感覚です。400mは努力種目だと思っています。その分、しっかりと正しい方向で練習が積めれば強くなる可能性が高い。だからこそ力の使い方をしっかりと覚えていく必要があると考えています。効率的に走らないと戦えません。うちのチームはこの距離で力を使って戦おうとしているわけですから身体で覚えていくしかありません。

同じく400mHも前半の入りの感じを繰り返しました。400mと同様どういうふうな流れで走るべきかを繰り返し説明しました。こちらが話している内容をどれだけ理解できるかでレース展開というのは変わってくると思います。実際のハードル練習の前にやった練習がどれだけ身に付いているかを試される場です。15歩で走れなかった者が15歩の感覚をつかみました。今まで1回もいけなかったのが楽に届くようになりました。かなり自信を持てるようになってきました。後半は感覚が鈍ってきて届かなくなってきましたが、もう何度か繰り返すことで走りは本物になっていくと思います。女子400mHの2人はやはり順調ですかなりのハイスピードで前半から入れるようになってきています。流れがつかめてきれば十分戦える状態になると思っています。記録会ではハイレベルの競り合いが期待できると思います。

最後に短長だけは250mと150mを組み合わせてセット走をしました。250mはオープンで行くと接触が怖いのでセパレートで走らせました。オープンのほうが競り合いが生まれますからタイム的に上がると思いますが、怪我をする危険性があるので避けました。まだ、そこまでの負荷をかけるのは少し早い気がしますから。まずは個人の力を高めていく段階だと思いますが。走りの感じとしてはかなり高いレベルで安定してきました。久々にタイムを計ってみましたが、昨年の9月から10月にかけてのタイムかそれ以上で走れていました。ひと安心でしょう。

今週末に記録会がありますが短長は少し刺激を入れておかなければいけないと感じていました。調整するつもりはありませんが、ある程度タイムがついてこないと選手のモチベーションも上がりません。兼ね合いは難しいですがしっかりとやっていかなければいけないと思います。

良い感じで走れました。もう少し書きたいことがあった気がしますが眠いので今日はここまで…。すみません(笑)
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