kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

1年生に話をする

2010-04-23 | 陸上競技
木曜日、考えられないくらい疲れが出ます。先週も木曜日から体調が悪くなりましたが今回も同様です。朝から職員室に座っている時間がないくらいのバタバタです。今の仕事、精神的に余裕が無い限り良い仕事は出来ないと思っています。当たり前と言われたら当たり前なのかもしれませんが、今年はとにかく多忙です。

そんな状態になるとは思わずに朝は1年生だけにミーティングをしました。練習を始めて約1ヶ月経ちます。そろそろチームのやり方に慣れていってもらわなければいけません。これまではあまり1年生に話をしていませんでした。もちろん要所要所では話しますが、上級生と比べると少なくなっています。これは「言われていることが分からない」という段階だと思っているからです。まずは雰囲気を見て感じ取る事が重要だと考えています。もちろんそれだけでは絶対に分からないのでそろそろきちんと話をしていく必要があるかなと。

うちの部に入ってくるというのはそれなりの「覚悟」が必要となります。他の部と比べて様々な面で厳しくやっていきますから、「覚悟」が無ければ続けていけません。今年の1年生、部活動紹介の後に「○○部は楽しそう」だという声がかなり聞こえていました。「楽しい」というのがどのレベルかという話ですが。案の定、その部には10人以上が殺到しました。しかし、少しトレーニングをしたら「こんなキツいことは出来ない」といって半分が2日で辞めたようです。「キツい」というレベルがうちのサーキット以下だと思っています(本気で)。今部活に入って陸上をやっている者はそれなりに強い意志があるのかなと感じます。

1年生には「努力」について話しました。ここは非常に大切な部分だと思っています。以前指導した選手を例に挙げて「努力」についてどこまでやらないといけないのかを話しました。「自分は頑張っているのに先生は分かってくれていない」と何度も言われた事があります。この辺りの考え方を変えられなかった私の指導力が問題だったのかもしれませんが。しかし、結果的にウエイトオーバー、貧血、故障を繰り返していきました。「自分としてはかなり努力している」と思っていても、結果として現れている事実が全てなのです。高校生にとっての基準は「自分」です。視野が広がりませんから「これまでの自分と比べて努力している」という判断基準で物事をとらえます。
本当にこれで良いのか?本当に必要な努力が10なのに、自分の努力の基準値は5が最大になっている。大切なのは「目標に到達するために必要な努力」であり、「自分なりの努力」ではないのです。この視点、考え方を理解させていかない限り選手としては伸びないと思っています。自分の「殻」を破れないので、自分の中で満足してしまうからです。選手が努力をしていることは認めますが、それでは足りないから選手の「基準値」を変えていくように関わる必要があると考えています。

前述の選手、かなり力はありましたが最終的に私が目標としていた所までは届きませんでした。こちら側からの話に素直に乗ってくることがなかった事も大きく影響していたと思います。信頼関係が成立していなかった部分もあるでしょう。選手は「素直に話を聞く」という姿勢が必要になると考えています。指導者の話、上級生の話をきちんと聞いていかなければ何も変わらないのです。自分の判断基準だけでとらえているから体重管理や故障予防等の部分がきちんとできない。だから周りが指摘していかなければいけないのです。難しい話ではありません。

加えて「信頼関係」の話もしました。チーム内での信頼関係をきちんと作ることが重要です。このことに関しては放課後全体にも話をしました。裏表のある関わりでは絶対にチームは1つになりません。「甘え」を許しているようなチーム状態では絶対に勝ち上がれないと思っています。今回、4継には1年生を使います。女子は上級生だけで組んでも十分戦えると思っていますが、もう1つ上のレベルで勝負をする必要性を感じていますから13秒1で走る1年生を走らせます。この時に信頼関係が出来るかどうかが大きな問題になってきます。これまで上級生が積み上げてきたモノを1年生と一緒に形にする。きちんと信頼関係が無ければそこでバトンはつながらなくなります。上級生の「想い」を1年生がつなぐことが出来ずにミスをしたらどう思うか?そこの部分をきちんと理解させていかなければいけません。

裏表のある行動や関わりだとチーム内で必ず不協和音が生じます。それによりチームが崩れます。積み上げるのにはかなりの労力を使いますが崩れ去るのは一瞬です。これに関しては放課後話したのでまた別に書きますが。1年生がそれを崩してしまうよう事があってはいけない。力がある選手を認めないようなチーム状況では戦えないと思っていますし、そういう経験もしてきました。認めてもらうためにはやはり「心」と「心」のつながりが重要になってきます。だからコミュニケーションを取る。互いに理解していかなければ「ダメなものはダメ」だと言い切れる厳しさは持てません。気を遣って遠慮がちに話した所で何も伝わらないのです。

自分にとって大切なモノが何か、自分を成長させるモノは何かを繰り返し話していく必要があります。まだまだ時間はかかると思いますがしっかりと話をしていきたいと思います。

放課後の話についてはまた別に書きます(多分)。
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復調の兆し

2010-04-22 | 陸上競技
水曜日、ほとんどの者は軽く身体を動かしたり、マッサージをして終わりにしました。疲れを抜くというか回復をさせるという意味合いが強いですね。先週末から今週初めにかけて少し強めに負荷をかけました。そこをきちんと回復させていく努力はしなければいけません。自分で判断をして整体に行った者もいます。全ては誰のためかを考えればやるべき行動は見えてきます。見えない間は分かっていないということ。それだけだと思っています。全員に徹底していかなければいけません。

1年生は基礎的な練習をしました。元々それほど走っていませんから疲れは無いと思いますが、新しい学校生活に慣れるまでは様子をみたほうがいいかなと。支部大会に出場する者もいますが、それはそれで割り切ります。簡単に総体に行けるような種目はありませんからね。行くなら実力で行くでしょうし、届かない者は現時点では届かないでしょうから。それほど早く対応できることはありません。少し長い目で見ていこうと思っています。

私はそれとは別に先日脚を痛めた者の練習に付き合いました。怖いのでいつも通り師事している方に連絡を取り、色々と質問をして対処法を聞いてから練習することに。この辺りは多くの経験をしておられる方に伺うことで自分に不足している部分を補っています。リコンディショニングをしながらの対応を指示して頂いたのでそれを実践しました。この時PNFを取り入れながらやったらどうかなと思ったので実施してみました。
テーピングをしてからリコンディショニングを繰り返して、ジョグから入りましたが痛みが無いのでドリルをしてから軽くウインドスプリント。ここまで全く問題ありません。驚くべき回復だと思います。軽度の肉離れとはいえ前日までは全く動けませんでした。まー動かさなかったというのが正確な言い方かもしれませんが。それでもこれくらい回復するというのは私自身驚いています。リコンディショニングとウインドスプリントを組み合わせながら走りましたが7~8割位のスピードで走れていました。単純にウインドスプリントをするだけでなく補助的な動きを加えながらなる事で動かしやすくなる感じがあります。かなり早く復調しそうな気がしています。

ある程度感じを確認してもう一度学校に戻って温熱をしました。補助的な動きと組み合わせて柔軟性向上と筋力回復を組み合わせていく事で回復を早める感じがあります。まだ様子を見ながらでなければいけませんがかなり良い感じです。

支部大会まであと少し。それぞれがどんな気持ちでいるか?心の動きを見ていきたいですね。
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刺激を入れる

2010-04-20 | 陸上競技
火曜日、午後から支部大会のためのプログラム編成会議のため職専免で地区委員長の学校へ。大会のための打ち合わせとプログラム作成のためにレースの組み合わせなどを決めました。選手は裏で様々な人が大会を支えていることを理解しなければいけません。なかなか見えない部分ですが常に感謝の気持ちを持つべきですね。

練習はまたも競技場でやりました。午前中かなり雨が降っていましたがなんとか夕方には持ち直しました。火曜日に刺激を入れておきたいと考えていましたから助かりました。アップはフリーにしてバトン練習をやりました。とにかくきちんとバトンをつなぐために最大限の努力をしなければいけません。これまで何度もミスをしていますから今年はきちんとつないでいかなければいけません。男子はまだ一度もきちんと全員でやっていません。不安は残りますが避けては通れません。どんな状態でも戦えなければいけませんからね。

その後専門練習を少しやりました。短短は短い距離での動きの確認。ほとんどが1年生ですが、支部大会に出場する予定です。少しずつ走れるようにはなってきていますが、まだまだです。レースに出るための準備をしていましたがここ最近は基本的な部分が少し少なくなってきている感じがあります。今すぐに結果を求めるのではなく将来のための準備をしていくことが大切になります。大会までの数日間、もう一度原点に帰って基本的な動きを繰り返していきたいと思います。これが必ず将来への投資になるはずですから。

400系は前半からの入りと中盤へのつなぎの流れ。SDからの250mと6台目までのハードルとしました。400m系はこの部分がレースにとって非常に重要だと考えています。今回はレースと同じようにきちんと流れを作っていきました。ここ最近はこの手の練習が増えています。やっと感じがつかめてきたのか安定した走りが出来るようになってきました。200mからの切り替えの部分までを意識しておく事でさらに流れが出来てくると思います。
ハードルに関しても6台目まできちんと入れれば上手くいくと思っています。絶対的な走力があるわけではないですから、ハードルロスを最小限にしていく必要があります。それなりのタイムを狙うなら問題はありませんが、ロスを3~4秒に抑えて61~62秒を狙うためには選手に感覚をつかませていく必要だと思います。まだまだ改善できる流れがあります。これは中国までに必ず克服させていきます。繰り返ししかありませんから。

加えて250mと150mを2本のセット走を実施。心肺機能への負荷をかけておきたかったので。前日の不甲斐ない走りをそのまま大会につなげていくわけにはいきません。気持ちの部分でもきちんと前向きにしておかないと走れることはありません。貧血気味の者にとってはかなり苦しいと思いますが、それでも勝負の場面では関係ですから。練習に参加しているチームの中心選手と戦えない限りは上のレベルでは戦えません。
今回やっと2年生の1が力を示しました。ここ最近ひたすら言い続けていましたが、なかなか「がむしゃらに強くなる」という気迫が出ませんでした。持っている力はかなりのものです。ひょっとしたら3年生よりも強いのではないかとも思っていますがなかなか力は出せません。250mも150mもここ最近で最高の走りをしました。12月の気迫が戻ってきた感じです。やはり強い。それでも3年生2人には勝てませんでしたが可能性を感じました。これによりチーム内の戦いは熾烈になると思いますね。

負荷としてはかなりのものだったと思います。1セットしかやりませんでしたが(笑)。女子で乳酸が蓄積するほどきちんとスピード持続の負荷をかけることの出来る選手はそれほど多くないと思います。守りに入らず攻めていく姿勢がなければそこまではいきません。やっと「挑戦者」だという自覚が出てきたのでしょうか。追われる者よりも追う方が強くなると思っています。うちは「挑戦者」です。常に攻め続けなければいけません。少し強くなったからといって「守り」に入っていたら戦えるはずはありません。

きちんと刺激は入ったと思います。あとは疲労抜きをしないといけません。与えられた時間を有効に使ってしっかりと身体を回復させていく。ここも繰り返し話をしていますから分かっているはずです。それでもしつこく話をしますが。

もう少し思うことがありますがまた書きます。とにかく回復させていきます。
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雨の中の練習

2010-04-19 | 陸上競技
月曜日、午後からは雨でした。今週は前半雨予報です。週末の支部大会はなんとか天気が持ち直しそうなのですがなかなかやりたいことができません。難しいですね。

雨の中ですが確認しておかなければいけない部分がいくつかあったのでそれだけは絶対に実施しておく必要があると考えていたので。私は近所の鍼灸院に故障した選手を連れていきました。本当なら自分で行かせたい所だったのですが雨の中の移動は困難だと感じたので。とにかく出来ることは最大限の事をやるべきだと考えています。選手自身がその必要性を感じて取り組まなければ何も変わりません。自ら治療に動くようにならないといけません。本当は怪我をしないのが一番なんですが。治療から戻って今度は高周波を当てるように指示を出しました。練習を手伝う云々よりも自分が回復するほうが何倍も重要なことですから。

私が戻った時にはショートが終わった状態でした。雨が降り続けていたのですぐにバトン練習としました。先日故障者が出たため急遽メンバー変更を余儀なくされました。支部大会ですから無理をする必要はないのですが、やはり流れがありますから外せないと思います。これまで何度もミスを繰り返して自滅してきました。悪い流れを絶つためにはそこに対する意識を持たせなければいけません。
この段階で男子4継は1走が腰が痛いと言って走りませんでした。激怒です。結局ほとんどバトン練習をしないままで大会を迎えなければいけません。本当に狙うのか?大問題だと思います。その事が分かっているのでしょうか?正直厳しいのではないかと思っています。そんなに甘いものではありませんから。これまで何度も跳ね返されてきた壁を越えるためには中途半端な気持ちや取り組みでは届かないのです。そこをきちんと理解しなければいけないと思います。

最後に120mを1本。男子2人はそれなりの走りをしていました。まだまだだとは思いますが力を出せるようになると間違いなく戦えます。いつの間にか2枚看板のようになっています。これでは良くありません…。

女子の短長は300mを1本だけ。この距離に特別な意味はありません。力を使いきるためにどう走るかだけの問題です。これまで400mのタイムに比べてマイルのタイムが悪すぎます。どう考えても4分かかるはずがないのです。それなのに届かないのは何故なのか?もっとしっかりと理解するべきです。2年生1人が記録会の後の検査で貧血状態ということが判明しました。これで61秒で走っていますからかなりの力だと思います。が、対応が甘すぎる。もっと真剣にその事実と向き合う必要があります。そんな状態で戦えるはずがないのです。
300mでどれだけの気持ちが出せるかを見ようと思っていました。中心となる2人はきちんと力を出せたと思います。しかし、3番目で入った者のラスト30mの走りが非常に嫌でした。私が最も嫌な走りです。あごが上がり、腕が横振りになり「頑張っているけど勝てません」という雰囲気が出ていました。激怒です。このような姿を他校の選手が見たら「こいつには勝てそうだ」と感じるはずです。このような気迫の感じられない走りの者をマイルで走らせて良いのか?チーム全体として考えるべき問題です。貧血状態の者もやはり走れませんでした。甘いと思います。ここをどう感じるのでしょうか。

うちは「挑戦者」です。そのことを忘れているのではないか?それなりに「力」がついてきたとしても今のままでは届かないのです。あくまでチャレンジャーとして常に上を目指してやっていく必要があるのです。そこを忘れてしまったら全てが台無しになります。本当に戦うためにどれだけの気持ちを持たなければいけないのか。各自が考えるべきです。

久々に激怒しました。甘い部分があります。チームとしてはかなりの水準になってきていますが、今のままでは届きません。私のためにやるわけではありません。。自分達が目指す場所があるはずです。そのために全力でやっていく。しっかりと向き合うべきです。私が単純に怒っているわけではありません。怒られるからやるなら目的意識が違いますから意味がありません。どこまで理解しているでしょうか?

もう一度真剣に自分自身と向き合うべきです。ここを乗り越えることができれば本当の意味で戦えると思います。あと少しの所まできていると考えています。届くか届かないか。大きな問題です。こちらが求めていることが伝わるか?それだけだと思います。

私は焦りません。選手がもうワンランク上がるのを待ちます。それほど時間はありません。自覚の問題です。期待したいと思います。
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刺激と軽度の故障

2010-04-18 | 陸上競技
土曜日、競技場での練習を考えていましたがここ最近の傾向からして午前中は間違いなく運動会状態になると予想されましたから午後からの練習としました。しかし、esaki先生から「きちんと管理をしないと危ないだろう」と言われていたので私のみ午前中から競技場に行きました。結構な数の団体が来ていますからある程度のルールを決めて活動をしないと大変な事になります。あれほど話をして来たにも関わらずジョグを1レーンでやったり、逆送をしているチームもいました。問題です。1レーンでゆっくり走っている女子がいたので注意をすると「ジョグではなくペース走です」と言われる。顧問に確認すると「別の指導者からメニューが出ているので良く分からない」とのこと。大問題だと思いますね。
これだけの人数の中でゆっくりとペース走をやるような練習をしたら間違いなく他の団体の練習の妨げになります。ゆっくりとしたペース走なら他の場所でもできます。私の考えがおかしいのかもしれませんが、他の練習の妨害をしてまでやる練習だとは思えません。高校生は周りが見えませんから指導者がきちんと指導するべきです。

今回の事により大学関係者は大変怒っておられました。今後利用規制をかけると。こうなることを恐れていたのですがやはり…といった感じです。なんたることでしょうか。一応こちらから注意をしながらやっていましたが、理解できずにやっているチームも多数いました。リレー練習をしてからテーピングを取らずに帰るとか基本的な事が出来ていないというのは…。指導というか教育的な問題になっていきます。私のような者が偉そうに言うなと批判されるかもしれませんが、あえて書いておきます。もっと周りを見るべきです。

午後からはうちの練習。バトン練習と専門練習にしました。暖かくなって来ているので身体が動き始める時期です。油断したわけではありませんが、1人がバトン練習の時にハムストリングを痛めました。後で聞いてみると少し筋肉痛のような感じがあったようです。その中でスピードが出るといった感じだったようで痛みが出たから走るのを止めたと。内出血もありませんでしたし、痛みがひどいわけではありませんでしたがそれで練習を終了させました。ハイゲンキを当ててそれから温熱治療を繰り返しました。無理はさせたくありません。早く回復させるために気功にも何回か行きます。地区大会はリレーには使わない予定です。突発的な事とはいえ少し予定が狂います。

その対応をしていましたからバトン等は見ることができませんでした。結局専門から。短長は300mと120mの組み合わせ。レース感覚を養うためにスタブロから入りました。記録会の1週間前はかなりの追い風でした。この中で走りましたが、今回は向かい風でした。こういう様々な条件の中できちんと走っていく事が実践での対応に繋がっていくと思います。タイム的には前回と同じレベルでした。条件が違うなかで走れていたので問題はないと思いますね。まだまだ準備段階だと思っています。

ハードルは300mHと120mの組み合わせ。こちらも向かい風でしたから歩数の切り替えの部分に課題を置きました。1本目よりも2本目のほうが上手くいきました、このパターンでレースには挑ませたいと考えています。追い風と向かい風で若干レースパターンを変えます。そのために両足の練習を繰り返してきたのですから。圧倒的な走力があるわけではありません(中国では)。ここを克服するためにはこの部分が効果的に生きてくると思っています。

短短はスタートと短い距離でのセット走。考えてみると上級生の短短は1人(笑)。エースが復調気味ですから無理はしない程度で走らせました。朝起きた時の感覚が随分良くなってきているようです。以前は起きれなかったようですが今は軽くなってきていると話をしていました。何とか間に合いそうです。まだカーブからのスタートがかみ合わないといっていましたが、地区大会の大会記録11秒2を更新してもらえたらと思いますね。10人くらいの名前が並んでいますから(笑)。

最後に短長はマイルバトンパスからの300mを1本。バトンをもらってからどう戦うかの練習です。バトンをもって同じくらいの力の選手と競り合いながら走るというのはかなり駆け引きが必要となります。今回は全力で行くように指示をしました。最初から行って最後は粘る。それしか戦う方法は無いと思っていますから。数人は不甲斐ない抜かれ方をしていました。この状態で安心してバトンを託すわけにはいきません。

練習の最後に少しだけ話をしました。マイルに関しては3人まで決めました。あとの1人は力でつかめと話しました。メンバーが1人故障して他の者にチャンスが与えられたのです。欠員補充という形になりますがマイルを走れるチャンスを生かして自分がメンバーに定着すればいい。故障者が戻ってきても負けないようにポジションを確保しておけばいいのです。絶対に譲らないというがむしゃらさを見せつけていき周りにその存在を示し続ければ良い。1人が怪我をしたくらいで4分5秒かかるよいなチームがインターハイに行けるはずはありません。時期が時期ですが最低レベルを4分前後にしておかなければ戦えません。今回走る者の現時点の400の走力のラップで考えても3人で3分ちょうどは間違いないと思います。あと1人がどれだけ走れるか。現時点で4分切りの力は十分にあります。ここからどうするかでしょう。中心選手2人は58秒台ラップが出せる力はあります。あとが61秒(フラットと同じ)で走っても最悪4分です。単独で走っても4分2秒。この辺りのタイムが出せないとインターハイには行けないと思っています。全員が61秒で走っても4分4秒ですから、こ
れでは遅すぎます。インターハイは諦めないといけません。過大評価ではなくそれくらいの力はあります。期待というか誰が走ってもそれくらいでなければ戦えないのです。そんな所を目指していることを全員が自覚しなければいけないのです。

思うことはありますがまた書きます。
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最悪

2010-04-17 | 陸上競技
木曜日の朝からどうも身体が重く絶不調でした。火曜日に息子が体調を崩してそこから発熱までしていました。嘔吐下痢ではないと思うのですが、同じ生活圏内にいますから何かの病気をもらったのは間違いないと思います…。

最初は最近飲みが続いたりしていたのでその影響ではないかと思っていました(笑)。単なる不摂生がたたって具合が悪いのかと。あるいは新しい環境での生徒に対する指導が思ったより大変なのでその気疲れなのではないかと。そうなると「気持ちの問題」という部分が大きくなりますから出来ないことはない。そう自分に言い聞かせて木曜日は朝からフル稼働。前の記事のようにひたすら生徒の前で話をしていました。我ながらかなり話をしたと思います。

しかし、朝からの体調不良状態は時間を経過するにつれて悪化の一途をたどっていました。考えられないくらい身体が辛く、練習中に限界を迎えました。ここ最近ここまで辛いことはありませんでした。なんとか「気のせいだ」と言い聞かせていたのですが無理でした。志半ばに選手を残して帰宅、栄養剤を飲んでひたすら寝ていました。

金曜日、全く回復せず。それでも授業はあるのでなんとか出勤。よりによって6時間中5時間が授業。いやーひどい状態です。なかなか体調不良というのは分かってもらえません。「またー」と言われて終了。しかし今回は「昨日練習途中で帰った」と説明すると「本当に体調が悪いんだ」と理解してもらえました。どうなんでしょうか(笑)。体調が悪くても授業はやります。途中激怒したりもしましたが、何とかやり遂げました。

で、夕方から学科の歓送迎会。なんとか辞退したかったのですが色々とあって参加。かなり体調は悪化していましたが我慢して飲む(笑)。さらに体調悪化。9時前に終わって歩いて帰ろうかと思っていたら、100mくらい歩いた所で限界となりタクシーに乗りました。帰宅後本当に体調が悪く完全に倒れていました。何をしたかも覚えていないくらいの具合の悪さでした。自分でもここまで体調が悪くなった記憶は最近ありません。何なんでしょうか。

ストレスを感じると免疫力が低下します。最初は3年生の授業で陸上部の選手と一緒に過ごす時間がさらに増えたからかと思っていましたが違ったようです(笑)。木曜日は6時間中4時間一緒ですから(笑)。それが理由でないとするとやはり息子から何かをうつされたのかもしれません。最後は気持ちでなんとか乗りきれないかなと思っていますが、現時点でも具合が悪いことは変わりません。何なんでしょうか。

とはいえ、土曜日は朝からずっと競技場にいなければいけません。最大限の努力をします。きつい…。
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話をする

2010-04-16 | 陸上競技
木曜日、なんだか分かりませんが朝から人前で話をする機会がかなりありました。授業ですがそれ以外の「取り組み方」について話をする場面が多かったですね。

練習に入る前にも話をしました。前日の問題点を振り返り、そこを理解する必要があるからです。「怒られた」という事実が重要なのではなく、その「理由」を明確にしておかなければ次も同じことを繰り返してしまう危険性があります。
水曜日に練習が始まる前に忘れ物があり注意をしました。これは諭すレベルだと思っていたのですが、翌日同じようなミスをしました。やはりまだまだ甘い部分があります。同じことを繰り返している間は次にはつながりません。その場で激怒しましたが、1年生は間違いなく理解していませんでした。中学時代はそこまで怒られる機会も無かったと思いますから、「怒られた」ということしか分かっていないと思います。これでは意味がありませんからきちんと理解させる必要があります。
加えて上級生、何度も同じことを言わせています。常に他人任せです。誰かがやってくれるだろうという意識があるのか、自分がやらなければいけないという姿が見られません。何故一部の人間が負担を負う必要があるのか。自覚がある者だけが責任を感じてやるというのでは本当のチームとはいえません。表面だけのつながりです。きちんと問題点を理解する必要があります。

何故問題なのかをしっかりと話しました。誰かがやってくれるだろうという考えは自分の責任を放棄していることにつながっていきます。うちはリレーを中心に考えてチームを作っています。実際にリレーを走るのは4人。このうち1人が「誰かがやってくれるだろう」と油断をしているとする。実は他の3人もそれぞれが「誰かが」と思っているとしたらどうなるだろうか?取り返しのつかないミスにつながっていくのです。
勝負を決めるのは常に「自分だ」と思って行動をしなければ力は出せない。結局レースになった時には一人で戦うのですから。他の誰かに任せていたら自分の役割や責任は果たせないのです。そこをきちんと考えていかなければいけません。大切なことです。

本当に戦う気持ちがあるなら自分の責任を果たすことです。4人が「自分が最大限のパフォーマンスをする」と考えて走ればミスをすることはなくなります。10の力を10出すことを考えれば良い。ここで12出そうとするからミスをしてしまう事がある。うちの県体のように…(笑)。誰が何走を走っても関係ないのです。自分が与えられた走順での役割と責任をきちんと果たせば良い。だからこそ「自分がやる」という癖をつけなければいけない。

また、特定の人間だけが負担をしていたら「自分ばかりがやる」という気持ちが必ず生じます。これは内部分裂の危険性を含んでいる感情です。リレーはチーム全体の姿を映すと思っています。先程も書きましたが1人が強くても勝てません。4人だけが強くても勝てないと思っています。実際に走る4人以外のメンバー2人、その周りにいるチームメイトの仲間がきちんとしておかなければ戦えません。学内の代表である4人に対して少しでも「あの人は信頼できない」という感情があれば力は出しきれなくなる。4人は必ず「この人なら大丈夫」だと全員から信頼してもらえる存在でなければいけませんし、2人は「走れ」と言われてすぐに走れるだけの力が必要となる。つまりメンバー4人と同等の「力」と「心」を持っておかなければいけない。そして応援に回る他のメンバーは「次は自分がこの応援を受けて走る」という強い気持ちを持って、6人を支えていく。そういう状態でなければ本当の「チーム」ではないと思っています。

寄せ集めのチームでも強い者は強い。しかし、他の者の「心」を動かす存在にはなりません。強い選手、強いチームには責任が伴うのです。今回男女共に4継に1年生を加えます。もちろん走力の部分もありますが、「想いを継ぐ」経験をさせたいからです。短時間で上級生が築いてきた「信頼関係」と同じものを作るのは不可能かもしれません。しかし、「この人なら大丈夫」という信頼を得ることは可能だと思っています。そういう自覚を持たせていく事が今後のチームにとって大きな財産になると思っています。

そのような力が集まって同じ方向に向かって進んでいけば間違いなく大きな力を生み出します。それが本当の「チーム力」だと考えています。何故、厳しく注意をするか?それは全てがつながっているからです。最終的に大きな力を生み出すために小さな1つ1つの積み重ねがなければいけないのです。そこを見逃して「技術指導」に走ると最初は良いですが学年が上がるにつれて失速していきます。当然の結果です。

今年は勝負の年です。1つ1つの積み重ねを「力」に変えていかなければいけません。戦うために最大限の努力をし、細心の注意を払う。私自身、しっかりと見極めていきたいと思っています。きちんと選手には伝わってきていると思います。チームを作っていきます。
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強い刺激を入れる

2010-04-16 | 陸上競技
前の記事のように最初かなり厳しく話をしました。来週は支部大会がありますが、このような状態では「普通のチーム」と大差ありません。練習への取り組みはもちろん、競技に対して真剣に向かい合い、全力でやっていく。出来て当たり前の事が出来ない限りはチームとしての力は発揮できません。うちは「特別なチーム」ではありません。それでも「戦うチーム」だと思っています。そういう目で周りから見られているという自覚を持たないといけません。もちろん周りのためにやっているわけではありません。常にそういう意識を持って動くことが自分を成長させるのです。

練習自体は強めにやると話をしていましたから予定通り。最初にスピード練習をしてから走り込みに。まだ少し土の上で走る感覚がつかめないようでした。なかなか順応できません。ある意味良いことなのかもしれませんが。結局試合はタータンの上で走ります。ある程度感覚を作ってから勝負を挑むようにするほうが効率が良いですからね。条件に関係なく強い者は強いですからそこのレベルを目指さないといけません。

男子エース、なんと貧血でした。元々疲れが蓄積しやすいタイプなので休みを入れながらやっていたのですが、ここ1ヶ月位身体が重く動きません。ここまで動かないのはおかしいと思って検査に行かせたら貧血でした。この辺りの判断は非常に難しいのですが。女子は定期的に行きますし、こちらも「貧血の可能性」を疑ってかかりますから比較的早い段階で対処できます。男子の貧血に関しては頭にありませんでした。随分回復してきていますがまだ続けて走るのはしんどいようです。前日11秒6で走った選手と互角位までは戻ってきていますが本人は不満だと思います。慌てず焦らずと言い聞かせています。無理する必要はありませんからね。来週まで動かないかなと思っていたのでなんとか間に合いそうな感じです。

400系はかなり高い負荷をかけました。250mと150mを数本組み合わせてオールアウトさせるための練習にしました。ここ最近は感覚を養ったり流れを確認しながら負荷をかけていましたが、久々に「使い切る」事を意識して走りました。全員で最初からMAX、追い越し走にして精神的にも肉体的にも強い負荷をかけました。この姿を他の選手や1年生が見ると衝撃を受けるかもしれません。それでもやるしかありません。目指す場所に向かって全力で進むしかないのですから。
かなりのスピードで走っていますから負荷としては高くなります。目の前のライバルに勝たない限りはマイルメンバーに入ることさえも出来ません。だからスピードは落ちない。この辺りは当然の話なんですが。「インターハイに行く」事だけを目指しているわけではありません。中国大会で表彰台に乗る所まで行きたいと思っています。もちろん簡単なことではありません。それでもそれだけの価値がある。そう思っています。

力がある選手が3人いても4人目が走れなければインターハイには届きません。4人の力が飛び抜けたモノになったらチーム内での競争は生まれません。それでは安定してしまいそれ以上上のレベルには届きません。常に競争をしていく必要性を感じています。今のチームは400mを走れる選手が6人います。飛び抜けて強い選手はいません(全国的に見て)。それでも戦っていけると思っています。

必死になって取り組み姿は心を動かします。そこが目的ではありませんから勘違いしてはいけませんが、その辺りの姿勢は間違いなく県では上位にあります。中国地区、全国を見たときに今の現状に満足していたら絶対に届きません。まだまだだと思っています。

常に目標を胸に。そう思います。
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ミスを繰り返す

2010-04-15 | 陸上競技
水曜日、競技場で練習をすることにしていました。前日練習道具を持っていくのを忘れて効率が悪い練習となってしまいました。荷物を持って移動するというのはいつものことです。浮かれているわけではないと思いますが、きちんとチェックしないといけない部分が出来ていません。問題です。この事については少し注意をしていました。

が、水曜日にまた同様の事が起きました。練習で使うカラーコーンを持ってくるのを忘れたといって学校に取りに戻っていました。何故同じことを繰り返すのか?結局見つからず競技場の倉庫を探し始める。イライラして「コーンは何処にあるのか?」と全体に問いただすと男子がバックの中から出してくる。加えて探している者を呼びに行こうともせずに普通に練習を始めようとする。ありえません。

まずは荷物があるかどうかをチェックする。無いと分かったときに誰かが持ってきていないかを確認すれば今回のような事は起きないのです。練習開始が15分以上遅れました。待っている者は何を待っているのかも分かっていない。全て他人事なのでしょうか?大問題です。チームとして活動しているにも関わらずそういう視点で物事をとらえているようなら今後戦えるはずがありません。小さなことだと思われるかもしれませんが許してはいけないことだと思います。特定の人間だけが危機感を持っている状態では何も変わりません。他の者は探さないというのは自分には関係ないと思っているからです。人任せの現状に気づかないというのは問題です。

「忘れた」と言わずに探しに行ったため他の者が気づかなかったのかもしれません。しかし、待っている間に何かが起きている事に気づくはずです。それなのに何も行動をしないというのは何故なのか。コーンを探している人間がいるにも関わらず、自分達だけ練習に入ればそれで良いのか?考える必要があります。

何故同じことを繰り返すのか?こういう事が大切な場面でのミスにつながると何度も繰り返し話してきました。少し成長したと思っていたらまた元通りです。これは「責任の放棄」だと思っています。自分の責任と役割について考えなくなるから人任せの行動が出るのです。各自がきちんとやることを考えていけば自ずとやるべきことが見えてきます。出来ていないのは練習に来て走ることがメインとなっているから。1人に負担をかけて自分が練習を積めたらそれで良いのか?

同じミスを繰り返す。今年の総体も4継でバトンミスをして中国に進めない状態になるのか?同じことです。ミスを繰り返すというのは「前回の原因をきちんと理解していないから」です。だから何度も同じことをしてしまう。「失敗をした」で終わらせないことだと思います。そこから何を学び次に生かすかです。そこが出来なければ意味がありません。

かなり激怒しました。久々です。なあなあで済ましてしまうには大きい問題だと思います。この事を放っておくと取り返しのつかないミスにつながると感じたからです。今までの経験上、大きな失敗につながるときというのはこういう事が何回も繰り返されます。次は大丈夫だろうと思っていたらドカンとミスをする。こちら側が細心の注意を払うべきです。許されないことは許されない。それは理解させなければいけません。
次はありません。そのつもりでやるべきです。
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スピード刺激と動きの修正

2010-04-14 | 陸上競技
火曜日、朝から気温が低く何だか分からない天候でした。風も強く4月とは思えない肌寒さがありました。何なんでしょうか。よくわかりません。

練習は今週はしっかりやっておこうと計画していました。支部大会での女子4継のメンバーも決めましたからそのための練習もしていかなければいけません。これまである程度のことはやってきていますがこれから本格的な練習を積んでいかないといけません。4継でも戦える力がついてきていますし、新戦力が予想以上の走力があります。面白いと感じています。

久しぶりに市営の陸上競技場に行きました。考えてみると2月くらいから行った記憶がありません。他の場所でもある程度練習が積めることが分かってきました。というかグランドコンディションが悪いので使えない事が多く効率が悪いので避けていたのですが。先述の新入生、2人は推薦入試が終わってから中学校で練習を少しずつやっていました。中学時代から少し一緒に練習する機会がありましたが、その時も学校でやっていた気がします。かなりの期間競技場には行っていないことになります。

いつも通りサーキットをやってからドリルをしようと思っていたのですが、あまりにも久しぶりに競技場に来たため選手が学校からスティックを持ってくるのを忘れていました。効率がかなり悪くなります。それでも動きの確認だけはしておきたかったのでラダーを使って脚運びを確認しました。上級生は意識の確認、新入生は基礎の徹底です。やはり新入生はまだ出来ません。脚運びと重心移動がかみ合いません。まだ時間がかかると思います。仕方ありません。
しかし、新入生はまだまだ甘い部分が目立ちます。上級生と比較するのはかわいそうかもしれませんが、まだまだ大きな差があります。1人での行動が出来ませんし、練習中に無駄な話が多い。いきなり上級生の取り組みのレベルには届きませんが、その差を感じることは出来るはずです。ショートにしても私に言われてスピードが全開になるくらいですから。まだまだ頑張り方を知りません。ここがきちんと分かってくるとかなり強くなると思うのですが。

上級生はショートをしてからトゥトレ、バトン練習とハイスピードを出す練習を繰り返しました。トゥトレは自分の持っている最大スピード以上のモノを出します。無理矢理スピードを上げて重心移動を生み出すことで筋肉に刺激を与えます。加えてバトン練習では集中しないといけませんからしっかりと最大スピードを出すことができます。こちらはほぼ選手でやっていきました。バトンに関してはやはりもっとやっていく必要があります。なんとか渡るレベルではなくしっかりと渡らなければ県内の力があるチームとは勝負出来ませんからね。

1人だけバトン練習が終わるまで別メニューにしました。あまりにもハードリングが悪く中国大会云々ではない状態まで戻っていたので、1からハードルを跳ばせました。優先順位をハードルにしたため4継メンバーから外しました。それくらい切羽詰まった所まで来ています。きちんとしたハードルを練習して身につけていく必要があります。冬期練習ではかなり良いところまで来ていましたがやらなくなってまた元通り…。ハードルロスが大きすぎて走力の意味がなくなります。高さに不安があるので低くして全てのタイミングを修正していきました。最後には実際に400mHの場所に配置して走らせましたがこれはかなり改善されていました。この動きがレースで出来れば66秒くらいは出せるはずです。まだまだ怪しいですが。

最後に走れる者でカーブから直接を使っての80mを繰り返しました。スピード刺激を入れてからの走りですからよく動いていました。記録会での反省を生かした動きが出来ているものもいます。やはりrinaはスピードで少し置いていかれます。それでも大会では走る。本当の意味での強さがあります。まだまだ改善すべき点がありますが、他の選手はrinaを見習うべき部分があります。単に「本番に強い」だけではありませんから。最低でもあと2人はrinaと互角以上に戦えなければいけません。60~61秒もかかっていたらインターハイどころではありません。自覚を持って欲しいですね。

練習途中に卒業生が来ました。それも2人(笑)。地元に就職した子達で、別に合わせた分けではなくたまたま同じ日に来たようです。競技場で練習する事が無かったので運良く会えた感じです。社会人としての苦労話を聞きました(笑)。1人はまだ研修期間でひたすら話を聞いているようです。勉強中ですから学生と変わらず(笑)。現場で働き始めてからの話がまた聞きたいですね。
もう1人は3月中旬から職場に行って働いています。本当に大丈夫かめちゃくちゃ心配していました(笑)。きちんと出来る子なんですが、理解して行動に移せるまでに時間がかかります。また女性が多い職場ですし、事務といっても接客が多い仕事です。常に心配していましたが、こちらから過剰に関わるのは本人のためになりません。半分は保護者みたいな気持ちです(笑)。関わりが深かった分、やはり気になります。話を聞くと苦労はしているようですが少しずつ慣れているようです。周りも優しくしてくれているようなので安心しました。頑張れる子なのでしっかりと出来るようになると思います。

卒業生が来てくれるというのは単に私に会いに来るのではなく、後輩の様子が気になる部分もあると思います。記録会の結果等もチェックしてくれているようでした。多くの人が応援してくれているのです。忘れて欲しくないですね。

練習に関しては良い感じでできたと思います。一日も早く1年生が「選手」になれたらと思って見ています。力はありますから後はそれを引き出すところまで持っていかなければいけません。チーム力を上げるためにしっかりとやっていきたいですね。
コメント
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