kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

教育としつけ

2009-04-30 | 陸上競技
昨日の新聞に「体罰」についての起訴された事例の記事が記載されていました。最終的には不起訴になったようですが、事例を見て衝撃を受けました。

小学2年生が休み時間に女児の足をけって逃げたのでそれを教師が注意をしたそうです。そうすると今度はその教師のお尻をけって逃げたとのこと。教師はそれを追い掛けて胸をつかんで注意をした。小学2年生が相手ですが、「教育」というよりは「しつけ」だと思います。小さいときに悪いものは悪いときちんと教えておく必要があります。

しかし、それにより注意を受けた男児の食欲が一時的に低下したのでこれは「体罰」だと保護者が学校と教師を相手に裁判になったとの事でした。ここまできたら「教育」は成立しなくなる気がしますね。何かをすれば「体罰」だと言われます。精神的苦痛を全て「体罰」だと言い始めたら、社会で働くのは絶対に不可能です。小さいときから「不快」な思いを全くしないで避けて行くこと等できません。保護者が子供を過保護にしていけば一時的に守られているように見えますが、絶対に大きな失敗をします。様々な経験をさせることが保護者として必要になると考えています。

今回のケース、基本的に「どちらが悪いか」という話になります。悪いことをして注意をしたらその人を攻撃する。これを普通に許していたら全てが許されると思います。今は小さな事かもしれませんが、絶対にエスカレートして大きな事件となるでしょう。教育というよりも「しつけ」ではないかと思います。家庭での「しつけ」が出来なくなっている今、教師にその辺りが求められています。何から何まで求められていますが、アクションを起こすと「体罰」だと訴えられる。どうすれば良いのでしょうか…。

理不尽な事であれば「体罰」となるかもしれませんが、「教育」として本気になっていけば指導をします。本当の「体罰」は許されるものではありません。理不尽で非生産的ですからね。教育活動の全てが「体罰」とつながるわけではないのですが、とらえかたによってはすぐに「体罰」とされる危険性があるというのが今回の事例で更に浮き彫りにされました。

教育とは何でしょうか?義務教育は「わがままいっぱいに育っている子のお守り」をする場所ではないはずです。このまま育てば間違いなくたいへんな事につながると思います。「何をしても許される」というのが当たり前になっていきますからね。

怖い世の中になっていくのは間違いないですね。教育は何のためにするのか??しっかりと考えていきたいですが、過剰なマスコミ報道がこの手の事を助長していくので私個人が考えた所で何も変わらないんですけどね…。

昨日はこの記事をみて若干テンションが下がっていました。なんなんでしょうね…。
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