kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

動きと走りの結びつき

2010-02-10 | 陸上競技
火曜日、県内の公立高校は推薦入試でした。そのため生徒は学内立ち入り禁止となり、練習開始は通常の放課後と同じ時間帯にしました。午前中を使って気功に行ったり鍼に行ったりしていたようです。せっかくの平日の休みですからなかなか行けない病院に行くのも可能です。時間を有効に使うという意味では大切な機会だったかもしれません。こういう所に競技に対する取り組む姿勢が現れます。本当にやるべきことを言われずに考えて行動に移すというのは大切なことです。

練習はここ最近の火曜日の流れで実施しました。なかなか時間が取れないのでじっくり身体作りをしています。基礎筋力はかなり上がってきていますが、それを上手く使えるようにならなければいけません。うちの選手はそれぞれの筋力が上がっていっても上手く結び付かない事が多くあります。その動作に慣れる事はできても実際の走りに生かされていない部分がかなりあります。動作の習得はひたすらやるので出来るのですがそれを実際の走りに結びつけていかないと意味がありません。

ウエイトはベンチ、スクワット、クリーンの3つだけとしています。その3つも単にやるだけではなく、軽くして速く動かしたり類似性のある種目を少し組み合わせてみたりと若干の工夫はしています。寝転がって上げるベンチなんかは実際の動きにはありません。大胸筋に刺激を入れた後に他の動きを加えていく事が重要なのではないかと考えています。思いつきですが(笑)。

先日から取り入れているロープ登り、女子はひたすらしがみついているだけでしたがいつの間にか少し登れるようになっていました。本当に少しですが(笑)。登り棒は固定してあって安定していますがロープはぶら下げてあるだけですからかなり不安定です。それを上半身の力で上がっていくのですから難しいと思います。まー慣れもあると思いますが(笑)。上手く筋力が使えるようになっていくと走りにも結び付くようになると思っています。倒立等もかなり出来るようになってきました。重心をきちんと把握しなければ上手く身体が起き上がりませんから結構大事なのではないかなと。

最後に1時間程度外で動きの中での補強を。とにかく身体を前に進める事に意識を置かせています。小さく少しずつ進めば身体に大きな負荷はかかりますが、実際問題身体を運ぶ感覚は身に付きません。動きながら身体を安定させてさらに進む。若干矛盾している感じもありますが(笑)。接地した瞬間にはぶれると良くありません。だから安定(固定)しますが、安定させていると前に進まないから意味がなくなります。表現が難しいですが走る動作というのは他のスポーツに比べてシンプルですから、少しの事に差が出るのだと思っています。

補強的な練習が終わってからは各自で短い距離を走らせました。最終的な目標である「速く走る」という部分に結びつけるためです。色々な事をやっても走れなければ勝負にはなりません。当たり前ですが。それまでやってきた動きは全部走るためだというのを身体に覚えさせようと。科学的にどうかはわかりませんが(笑)。スポーツ科学はかなり好きです。特に生理学は身体の反応等を研究したものですから実際の練習に生かせると思います。バイメカは良くわかりません(笑)。
練習で前に進むための動きをしているのだからその感覚が身体に染み付いているかを確認するのは実際に走ってみるのが一番です。間を置かずに走るのでその感覚の確認にもなると思います。動き的にも感覚的にも良かったみたいです。スピード感がかなりありました。少しずつかみ合っていく感じがあります。少しずつですね。
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