kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

感覚的な話

2008-02-25 | 陸上競技
実は以前から、kida先生と「マニアック」なメールを送り続けています。何だか分けわからない内容になっている可能性は高いのですが、私の疑問や思った事に反応してくれる人はかなり限られているので、ついついメールをしてしまいます(笑)。これはkuboi先生にも聞いていたので、いい迷惑ですね。申し訳ありませんm(__)m

感覚的な事や指導をしていて気付いた事がたくさんあります。それは「専門書」に書いてある「マニュアル」的なものではなく、研究者が書くような「論文」的なモノでもありません。考えていく&動きを見る&様々な話を聞く中で自分の中で消化されてきたものです。だからなかなか話を聞いてくれる&考えを伝えてくれる人が少ない。数年間、この部分はかなりストレスでした。あまり自分が考えている事を話すのもどうかな~と思っていましたし、普通そんなこと考えないだろうと言われる可能性があったので恐くて…。私の感覚的に感じた部分を聞いてもらって、感覚的&経験的なアドバイスをもらう。その中でまた考えていき修正する。今まで技術的な部分で誰かの指導を受けたことはあまりないですが、このメールでのアドバイスとやりとりで育てていただいていると思います。
kida先生は「自分の考えを口にしたら、当時は完全否定を受けた(笑)」とよく言われますが、私は気が小さいのでこっそり生きていました。

以前ある人に「自分は世界のトッブの技術を見ている」と言われて、指導の全否定を受けたことがあります。「kanekoは日本で何番を見てるんだ」みたいな感じでしたね。まー飲みの席だったので感情的にならないようにしましたが、それが本当に正しいのかどうか証明して欲しいと強く思いましたね。

高校生に本当に世界のトッブの動きができるとは思いません。はっきり言ってマイナス要素の方が大きいと感じています。世界のトッブが「その動きをしているから速い」のか「結果的にその動きになった」のかで全く意味が違います(分かりますかね…)。「速い選手の動き=良い動き」という式は成立しない気がしています。筋力的にも身長も違うのに同じ動きをして本当に速くなるとは思えません。

例えば400mHの世界記録は前半12歩、後半13歩で走ってます。これは今の日本人では無理。このケビンヤングを技術的に真似して速く走れるか??クレメントにしても同様。400mの日本記録よりも速いスピードがあるからハードリングめちゃくちゃでも世界選手権で優勝します。もっとレベルにあった動きや考え方が必要になると思います。

見た目の動きと実際の動きには大きな差があります。単純に見た動きを真似すれば良いわけではありません。数年前うちのバスケの顧問と話をした時に「練習メニューを教えてくれと言われたらすぐに教える。意味が分からなかったら効果はないから。」といっていました。全く同感です。「本質」を捉えなければ形を真似ても効果はないと思います。だから、トップ選手の動きを真似をしても意味がないのではと考えるのです。

私が理系に憧れるのはこの2人への憧れが強いのかもしれません。かなりスマートな考え方をされます。「数式の美しさ」を感じたことはありませんが、考え方のスマートさには憧れます。まだまだ、差は大きい…。

少しだけ「感覚的な考え方」を書きました。まだ、恐ろしくて『技術的』な部分は書けません。メールではびっくりするほど長文ですが(笑)。もっと自信が持てたら書きますね。
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