kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

話を聞くことの意味とは

2008-02-26 | 陸上競技
今日の練習はウエイト。ある程度は任せてもできるようになってきましたが、やはり怪我等が怖いので付いてみるようにしています。

終わってからミーティングを。今の時期に時間を使ってやる必要があるのか?と思われるかもしれませんが、昨日の状態を踏まえた今日だからこそ意味があり、伝わることがあると考えます。
昨日のblogにも書きましたが、昨日はかなり集中して練習に取り組めたと思います。何が違ったのかわかりませんが、「こちらから何かを学ぼう」という姿勢がかなり強くて、技術的な練習を意識的に取り組んでいました。今課題だと思って取り組んでいる加速段階の動きの中でかなりの変化が見られました。やはり、カギはここにあります。

言われた事をできるできない別にしてやろうとする意識が「差」を生むのです。出来ないからやらないのではなく、一つでも出来るようにしていこうとする姿勢が強くなるためには必要なのです。指導をしている者が何を言っているのか、伝えようとしているのかを「感じ取ろう」という気があるかとうかだと思います。

今日、ある授業でその授業のテーマが何だったのかを確認するために一つの文章を紹介しました。この授業は基本的に資料を配らず、大切な事は口頭で話すようにしています。意図的にです。この授業のテーマは「考える」です。その中にグループワークを入れてコミュニケーション能力を養うようにしています。口頭で話した内容を必要であれば自分でメモを取ったりして生かしていけばいいのです。最初の段階からここは話をして「評価」に加えると伝えています。実習を伴う授業なので評価に関してはかなり説明をしています。それでも授業評価で「成績に関しての説明がない」と書かれます。
間違いなく「話を聞いていない」のです。だから最終的な段階で大きな『差』になります。授業が分からない子の大半は「聞いていない」可能性があると感じました。繰り返しても聞いていないのだから分かるわけはありません。今日授業で話した内容に関して「メモをとっている生徒」は数人。あれだけ言っていたのに残念です。完全に下を向いて「時間が過ぎれば良い」状態です。私の指導力がないのかもしれませんが…。

この2つの出来事が頭の中でかなり結び付きました。当たり前といえば当たり前の事で「何を言ってるんだ」と思われるかもしれません。しかし、こちらが伝えたい事は聞いてもらえなければ意味がないのです。本人に「この人の言っている事から何かを学び取ろう」という「姿勢」がなければ絶対に変わらないのです。その辺りも話をしました。大切な事だと思います。全てが伝わらないし、「話を聞いたフリ」をするだけの子供達が増えている今の現場では基本的な事がかなり大切なのです。

話を聞いて選手が何かを感じてくれたでしょうか?まずは届いたのでしょうか??話を聞けない者にはそれなりに関わります。きっかけをつかめた選手もいるのではないでしょうか。本当に強くなりたいなら、やるべき事は「聞く」→「考える」→「イメージする」→「意識して動く」の流れしかありません。まずは「相手が何を伝えたいかを考えながら聞く」姿勢を身につけて欲しいですね。
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