今回の卒部生で、マネージャーは全く話ができませんでした。何かを話そうとして感極まって言葉になりませんでした。色々な想いがあったのではないかと思います。
この子は最初選手としてやっていたのですが、色々と事情があって部活を休部していました。その後同級生が2人辞めてしまって「なんとか力になりたい」という事で、選手としては続けることはできませんでしたが、マネージャーとして選手をサポートしてくれるという事になりました。
マネージャーの仕事はかなり大変で様々な事をやらなければいけません。細かい指示を結構厳しく伝えてくれていたのでかなりやりやすかったですね。中国大会の前にはメンバー全員にプロミスリングを作ってくれて「心」を一つにするための気遣いもしてくれました。
様々なトラブルが発生する中で人間的に大きく成長していったと思います。ある時、「前は先生の言っている意味がよく分からなかったけど、マネージャーになって外から見たときに初めて分かった」と言っていました。かなり嬉しかったですね。正にその通りなんですよ。選手は「自分達は一生懸命やっているのに、なんで先生は認めてくれないのか」と思う部分が大きいと思います。しかし、立場が変わればどの部分が足りないのかは見えるのです。それに気付いてくれたのは意味がありますね。私は指導者以外にチーム内に「なあなあ」の雰囲気を打破できる存在が必要だと思っています。それがマネージャーであり上級生だと。周りから信頼を得るために様々な事を全力でやって「この人なら」と思ってついていける存在がいて、厳しく指示が出せる。これが理想の展開です。仲良しチームはたかが知れていると思います。
その後、私が短距離を見ていたので、なかなか気持ちが乗り切らない(覚悟が持てない?)中距離選手をマンツーマンで見てもらいました。今は割り切れて長距離で真面目に練習が出来ていますが、秋位までは持っている力を発揮できないで苦しんでいたので、マネージャーに任せてタイムを計ったり、話を聞いたりする部分を任せました。この辺りはかなりの信頼を置いていたので練習を真面目にやらせるように苦労していたのではないかと思います。
この時、あまりにも任せていたので短距離とマネージャーの距離が出来てしまったと本人は感じていたのだと思います。短距離系の補助が出来ないのも本人は苦しんでいる様子でした。短距離選手に申し訳ないという気持ちがあったのでしょう。私が任せてやらせているのだから、短距離選手がマネージャーに対してどうこう言う部分は無いと思います。文句があるなら選手は私に言ってくれば良い。私が預かっている選手だからきちんと練習をさせなければいけないので、マネージャーにメニューを指示して付きっきりで見させたのです。ロードを走ったりするのに私が付いていくわけにもいきませんし…。
結局、秋の大会が終わり中距離選手を説得して長距離でやることを勧めました。それと同時にマネージャーが部活に来れなくなりました。私は気にする必要はないと思っていたのですが、本人が「みんなを手伝ってあげたい。でも、行けそうにない」と言いました。何度か話をしましたが、やはり難しいと…。申し訳なかったですね…。私が任せすぎた部分が大きすぎたのかもしれません。自分の「出来る範囲」をしっかりと理解しておかなければいけませんでした。それ以後も何かと気にかけてくれていましたが、選手には直接伝えることはありませんでした。
そして、卒部式。順番が回って来て何も話せませんでした。一言、「呼んでもらえると思わなかった…」とだけ言ってそれ以上は言葉になりませんでした。様々な想いがあったのでしょう。
最後の卒部生への私の言葉に「マネージャーが影で支えて、気を配ってくれたおかげで同級生も下級生も練習ができた事を忘れてはいけない。感謝しなさい。自分達も周りに気を配れる人間にならなければいけない。」という部分がありました。感じて欲しいですね。支えられて自分が成長してきた事を理解しなければいけません。それがなければ更なる成長はないでしょう。卒部生の存在に感謝をして、チームレベルを上げていく努力をしなければいけませんね。
この子は最初選手としてやっていたのですが、色々と事情があって部活を休部していました。その後同級生が2人辞めてしまって「なんとか力になりたい」という事で、選手としては続けることはできませんでしたが、マネージャーとして選手をサポートしてくれるという事になりました。
マネージャーの仕事はかなり大変で様々な事をやらなければいけません。細かい指示を結構厳しく伝えてくれていたのでかなりやりやすかったですね。中国大会の前にはメンバー全員にプロミスリングを作ってくれて「心」を一つにするための気遣いもしてくれました。
様々なトラブルが発生する中で人間的に大きく成長していったと思います。ある時、「前は先生の言っている意味がよく分からなかったけど、マネージャーになって外から見たときに初めて分かった」と言っていました。かなり嬉しかったですね。正にその通りなんですよ。選手は「自分達は一生懸命やっているのに、なんで先生は認めてくれないのか」と思う部分が大きいと思います。しかし、立場が変わればどの部分が足りないのかは見えるのです。それに気付いてくれたのは意味がありますね。私は指導者以外にチーム内に「なあなあ」の雰囲気を打破できる存在が必要だと思っています。それがマネージャーであり上級生だと。周りから信頼を得るために様々な事を全力でやって「この人なら」と思ってついていける存在がいて、厳しく指示が出せる。これが理想の展開です。仲良しチームはたかが知れていると思います。
その後、私が短距離を見ていたので、なかなか気持ちが乗り切らない(覚悟が持てない?)中距離選手をマンツーマンで見てもらいました。今は割り切れて長距離で真面目に練習が出来ていますが、秋位までは持っている力を発揮できないで苦しんでいたので、マネージャーに任せてタイムを計ったり、話を聞いたりする部分を任せました。この辺りはかなりの信頼を置いていたので練習を真面目にやらせるように苦労していたのではないかと思います。
この時、あまりにも任せていたので短距離とマネージャーの距離が出来てしまったと本人は感じていたのだと思います。短距離系の補助が出来ないのも本人は苦しんでいる様子でした。短距離選手に申し訳ないという気持ちがあったのでしょう。私が任せてやらせているのだから、短距離選手がマネージャーに対してどうこう言う部分は無いと思います。文句があるなら選手は私に言ってくれば良い。私が預かっている選手だからきちんと練習をさせなければいけないので、マネージャーにメニューを指示して付きっきりで見させたのです。ロードを走ったりするのに私が付いていくわけにもいきませんし…。
結局、秋の大会が終わり中距離選手を説得して長距離でやることを勧めました。それと同時にマネージャーが部活に来れなくなりました。私は気にする必要はないと思っていたのですが、本人が「みんなを手伝ってあげたい。でも、行けそうにない」と言いました。何度か話をしましたが、やはり難しいと…。申し訳なかったですね…。私が任せすぎた部分が大きすぎたのかもしれません。自分の「出来る範囲」をしっかりと理解しておかなければいけませんでした。それ以後も何かと気にかけてくれていましたが、選手には直接伝えることはありませんでした。
そして、卒部式。順番が回って来て何も話せませんでした。一言、「呼んでもらえると思わなかった…」とだけ言ってそれ以上は言葉になりませんでした。様々な想いがあったのでしょう。
最後の卒部生への私の言葉に「マネージャーが影で支えて、気を配ってくれたおかげで同級生も下級生も練習ができた事を忘れてはいけない。感謝しなさい。自分達も周りに気を配れる人間にならなければいけない。」という部分がありました。感じて欲しいですね。支えられて自分が成長してきた事を理解しなければいけません。それがなければ更なる成長はないでしょう。卒部生の存在に感謝をして、チームレベルを上げていく努力をしなければいけませんね。