kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

早朝練習&勉強会

2012-01-24 | 陸上競技
土曜日、翌日が簿記の検定だったためとにかく勉強時間の確保に努めました。担当しているクラスの生徒も「勉強したい」ということだったので午前中から教室を開けておき、午後からは教えることになっていました。そのため練習開始時間を朝練の時間からとしました。かなり速い時間からの練習開始となります。この日まで5時起き、6時には学校という生活をしていたので何もしなくても目が覚めました(笑)。余裕をもって早めに学校に向かいましたがすでに数人は練習の準備をしていました。以前話をしたことがある程度は浸透しているなと感じました。こういう準備も練習のうちです。やる人間が固定されてくるというのは避けたいですが、世の中の常として「分かる者は分かる」という感じになりますから全員がこういう活動に自ら参加することができません。こういう部分は練習に出てきます。なんとかしないといけないのですが。

練習は比較的暖かい中でできました。検定週間のため毎日の練習時間が1時間程度少なくなっています。この時期に練習が十分積めないというのがどれだけ大きいことかをもっと感じてもらわないといけません。「勉強だから仕方ない」というのは単なる言い訳です。普段からしっかりと勉強しておけば絶対に対応できます。「できない」を放っておくから段々と大変な事になっていくのです。練習がきちんとできるときにはやっておかないといけません。この部分の差が今後の競技を大きく分けることになるのですから。とはいえ、私がやるわけではありません。選手がどれだけ本気になってくれるかにかかっています。もう一歩の選手が大半です。なんとか「やるぞ」という気持ちになってくれると大きいのですが・・・。

サーキットから始めて縄跳び、一歩ハードル・二歩ハードルと進めていきました。これも「何を目的としているか」です。たんにやるだけでは練習の意味はありません。「狙い」があるのです。ここがなかなか意識できません。勉強会で見ていても同様かなと思いました。「勉強をする」ことに満足してしまって「身に付ける」というところまでいっていません。たんに時間を使っているだけです。なかなか動きが変わらない者はやはり勉強面でも何かしら不足しています。「全てはつながっている」とよく言いますが、練習と日常生活もつながっています。「考え方」が全てに影響してきますからこういう部分から変えていかないとなかなか練習の結果も変わらないかもしれませんね。

マーク走まで実施してスタート。前日にはスタート練習をある程度やっていたのでこの日はスタブロから30mと60mを実施。タータンではありませんから力を使わないと進まない部分が出てきます。冬期であってもある程度タータンの上で練習ができるほうがいいなとは思いますが「時間」との戦いですから移動するのがもったいない(笑)。今は与えられた環境でできることをしっかりとやっていきたいと思いますね。スタートに関してはそれなりに修正できてきたかなと思います。一歩目で止まることも少なくなってきました。まだブロックを押し切れないという者もいます。これは上述のように「やるだけ」になっているからだと感じています。目的意識が明確になってくるともう少し押せるはずですから。60mくらいまで行きましたがまずまずかなと。男子も接戦になっていました。高いレベルで安定してくるともうワンランク上がれるのですが。女子も30m位までは女子エースについていく者が出てきました。後半が課題ですが上手くいけば・・・ですね。

走練習はしっかりと。水曜日の実施したメニューと同じ感じで実施しました。120mと60mの組み合わせ。暖かいこともあってかなりいい感じで走れました。翌週から寒くなるという話を聞いていましたからできるだけしっかりと走っておこうと思っていました。男子も今まで以上にしっかりと走れていました。ハードル2種目でインターハイを狙う者が跳躍選手と競り合いながら走っていました。2人とも冬期に入って飛躍的にスピードレベルが上がっています。調子と気持ちの上下が多少あるので毎回良い感じにとはいきませんがここ最近はいい感じで走れています。疲れてくると短長の選手が良かったですね。2本目以降はかなりのスピード持続を見せていました。800mも視野に入れていかないといけないですね。男子キャプテンも先週は女子に負けそうな感じでしたがこの日は集団について走れていました。「やればできる」のです。男子は全体的に走れるようになってきていますがまだまだ声が出ません。これができるようなると本物になるのですが・・・。何度言っても「ムードメーカー」になろうという気迫が感じられません。実はここがかなり大きなことなのです。なかなか行動に移せないというのが課題ですね。

女子エース、この日も安定して走れていました。これに関しては「目指す場所」が明確になっているので自分で意識してコントロールできるようになってきました。1年前の「やらされている感」は全くありません。これが1年前にできていれば本当にすごいことになていたとは思うのですが今更言っても仕方ありません(笑)。真剣に取り組まないと分からないことがあります。これをみて他の女子がどう感じるか?「速いから特別」ということはありません。やろうと思えばどれだけでもできるはずです。何度も言いますが体重管理や体のケア、補強・柔軟性の向上を「きちんとやれ」と言い続けないといけない状態では絶対に強くはなりません。「やらされている」からです。言われたことさえもできない状態では進歩はないと思います。「できない」わけではない、「やらない」だけなのです。なかなか浸透しませんが・・・。

走練習後は補助的な練習。動的柔軟性を高めるためにも必要だと感じています。かなりきついですがしっかりとやっていかないといけません。こういう「きついが自分のためになる練習」への取り組み方で本人の「強くなりたい」という気持ちが分かります。ごまかすのではなく真剣にやる子は絶対に強くなります。きつから早く終わらせようという感じの選手は成功しません。当然の結果です。これは本人がどれだけ本気になれるかだと思いますね。大半の者はしっかりと負荷をかけることができていました。全体としてはまずまずの練習だと思います。

その後、少し休憩をはさんですぐに勉強会。ひたすらやりました。こうやって「一生懸命やる」という経験は大きな財産になります。今後このような精神的にも肉体的にも大きな負荷をかけることはなかなかできません。少しずつ成長していってもらいたいものです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スタート | トップ | 月曜日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。