金曜日。この日は下関でした。学校の練習は休みにしていました。2日間連続で練習をしていたので。炎天下の中での2日間。思った以上に身体にダメージがあると思います。そういう部分も含めて「休み」を選択。そのタイミングで下関に行くことに。
今年度は国体が10月に開催されません。例年は国体の合宿が実施されています。今年はそれがないので時間に余裕があります。気分転換にと言われていたので下関で他校の選手の指導をすることに。前日も行われていたようなのでこちらとしては様子を見ながらかなと思っていました。
大学生も数名いました。ほとんど走っていない他校のOGも参加。久しぶりに会った感じですね。アップがフリーになってそこから「ハードル」を使った練習を。前日にやているとのことなので見守り隊。ある程度やったところでいったん止めて集めました。
一応「指導するため」に行っているのでその部分は正確にやらせたいなと。ハードルの壁抜きと連続抜きを繰り返す。なぜのこの練習をするのか。「メニューとして決まっているから」という選手もいると思います。私個人だけで考えれば「他校の選手だからどちらでもいい」というのはあります(笑)。が、呼ばれて行っているので最低限の役割を果たす必要はあります。
暑いので日陰を使いながら繰り返し。飽きてくる選手も出ると思いますが、「こういう機会だからできること」もあります。走りこむだけの合宿や「なんとなく技術っぽいことをする」というのではなく「なぜこれをやるのか」を考える機会になればと。分からずにやるよりはきちんと分かるほうがいい。
午前中は本当に「膝と腰の移動」のみ。ここを徹底する。普段学校でやる「ワンステップハードル」も。「スイッチング」の部分も含めて徹底する必要があると思います。意味のある練習にしたいなと。
午後は「スタート」の部分の練習を課されていました。が、「スパイクをはくことができない」という競技場でした。スパイクを履ける日が決まっているようです。全国でこのような競技場があるのだろうか。まー何かやって後であれこれ言われるのは嫌なので「シューズ」でできる練習に切り替え。
再び日陰で。最初に体幹補強などを30分程度実施。そこから「足運び」を。「加速段階」と「中間疾走」の足運びの違いを理解する。同じようにやるだけではなく「意味が違う」ということを知る必要があります。その段階を踏まえて練習を。
壁を使っての足運び。その指導をしている中で「良い動き」をするためにうちの選手にも確認をさせなければいけないなと。壁を使ってスタートの部分。最近見ていると「遅れる」ことが目立っていました。ここを走りながら修正するというのがテーマでしたがうまくできない。そこでこの場面で思い出したメニューを他校選手にやらせてみる。ビンゴ。これですね。というのがありました。単純に運ぶだけではなく「切り替える」部分も重視する。「2」「3」「5」のリズムを作りました。
さらにそこからスティックを使ての「最初の5歩のリズム」を作る。シューズですがやりたい動きはあります。まー私がなぜここで指導しているのかは疑問かもしれませんが(笑)。滑る部分があります。それでも「直線的に運び」ことと「リズムを作る」ことを重視。壁を使っての「足運び」と「リズム」にこのスティックを組み合わせていくことでずいぶん変わっていきます。
さらに「1歩目」をどうするかというのもあったので「負荷」をかけての重心の移動を作る。とにかく2時間くらいかけて徹底しました。何人かは変化が見られますね。やはり「課題を持った練習」ができるかどうかは大きいと思います。他校の選手であっても「一生懸命にやる」選手に対してはこちらもそれに応じて指導する必要があると思います。
私が指導することに意味がるかどうか。別にそこまでして詳しく競技について考えなくてもいいと思う指導者もいると思います。突き詰めて話をすることはほとんどありません。必要とされないのでしょう。力がある選手がいれば特に何かしなくても「ある程度」の結果は出る。その「ある程度」の結果が「100」を出しての結果なのか「70」の力での結果なのかです。ウサギとカメですね。だから勝てる可能性がでてくる。自分の中ではここは重要な要素です。
最後にグランドで少し走りました。片足スキップをしようと思っていましたが時間が足りなくなったので割愛。
帰りにホームセンターで「散水機」を購入。暑さ対策をしようと思って。色々色準備しておこうと思います。他校の選手を指導する機会が今年度はありませんでした。こういう場面で「思いつく」「思い出す」ことがあります。通常の練習だけではなくこういう部分が自分自身を育ててくれるのかなと思います。まー別に進んでやろうとはもう思わなくなりましたが(笑)。
とりあえす記録しておきます。