kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

他校の選手への指導

2020-08-16 | 陸上競技

金曜日。この日は下関でした。学校の練習は休みにしていました。2日間連続で練習をしていたので。炎天下の中での2日間。思った以上に身体にダメージがあると思います。そういう部分も含めて「休み」を選択。そのタイミングで下関に行くことに。

 

今年度は国体が10月に開催されません。例年は国体の合宿が実施されています。今年はそれがないので時間に余裕があります。気分転換にと言われていたので下関で他校の選手の指導をすることに。前日も行われていたようなのでこちらとしては様子を見ながらかなと思っていました。

 

大学生も数名いました。ほとんど走っていない他校のOGも参加。久しぶりに会った感じですね。アップがフリーになってそこから「ハードル」を使った練習を。前日にやているとのことなので見守り隊。ある程度やったところでいったん止めて集めました。

 

一応「指導するため」に行っているのでその部分は正確にやらせたいなと。ハードルの壁抜きと連続抜きを繰り返す。なぜのこの練習をするのか。「メニューとして決まっているから」という選手もいると思います。私個人だけで考えれば「他校の選手だからどちらでもいい」というのはあります(笑)。が、呼ばれて行っているので最低限の役割を果たす必要はあります。

 

暑いので日陰を使いながら繰り返し。飽きてくる選手も出ると思いますが、「こういう機会だからできること」もあります。走りこむだけの合宿や「なんとなく技術っぽいことをする」というのではなく「なぜこれをやるのか」を考える機会になればと。分からずにやるよりはきちんと分かるほうがいい。

 

午前中は本当に「膝と腰の移動」のみ。ここを徹底する。普段学校でやる「ワンステップハードル」も。「スイッチング」の部分も含めて徹底する必要があると思います。意味のある練習にしたいなと。

 

午後は「スタート」の部分の練習を課されていました。が、「スパイクをはくことができない」という競技場でした。スパイクを履ける日が決まっているようです。全国でこのような競技場があるのだろうか。まー何かやって後であれこれ言われるのは嫌なので「シューズ」でできる練習に切り替え。

 

再び日陰で。最初に体幹補強などを30分程度実施。そこから「足運び」を。「加速段階」と「中間疾走」の足運びの違いを理解する。同じようにやるだけではなく「意味が違う」ということを知る必要があります。その段階を踏まえて練習を。

 

壁を使っての足運び。その指導をしている中で「良い動き」をするためにうちの選手にも確認をさせなければいけないなと。壁を使ってスタートの部分。最近見ていると「遅れる」ことが目立っていました。ここを走りながら修正するというのがテーマでしたがうまくできない。そこでこの場面で思い出したメニューを他校選手にやらせてみる。ビンゴ。これですね。というのがありました。単純に運ぶだけではなく「切り替える」部分も重視する。「2」「3」「5」のリズムを作りました。

 

さらにそこからスティックを使ての「最初の5歩のリズム」を作る。シューズですがやりたい動きはあります。まー私がなぜここで指導しているのかは疑問かもしれませんが(笑)。滑る部分があります。それでも「直線的に運び」ことと「リズムを作る」ことを重視。壁を使っての「足運び」と「リズム」にこのスティックを組み合わせていくことでずいぶん変わっていきます。

 

さらに「1歩目」をどうするかというのもあったので「負荷」をかけての重心の移動を作る。とにかく2時間くらいかけて徹底しました。何人かは変化が見られますね。やはり「課題を持った練習」ができるかどうかは大きいと思います。他校の選手であっても「一生懸命にやる」選手に対してはこちらもそれに応じて指導する必要があると思います。

 

私が指導することに意味がるかどうか。別にそこまでして詳しく競技について考えなくてもいいと思う指導者もいると思います。突き詰めて話をすることはほとんどありません。必要とされないのでしょう。力がある選手がいれば特に何かしなくても「ある程度」の結果は出る。その「ある程度」の結果が「100」を出しての結果なのか「70」の力での結果なのかです。ウサギとカメですね。だから勝てる可能性がでてくる。自分の中ではここは重要な要素です。

 

最後にグランドで少し走りました。片足スキップをしようと思っていましたが時間が足りなくなったので割愛。

 

帰りにホームセンターで「散水機」を購入。暑さ対策をしようと思って。色々色準備しておこうと思います。他校の選手を指導する機会が今年度はありませんでした。こういう場面で「思いつく」「思い出す」ことがあります。通常の練習だけではなくこういう部分が自分自身を育ててくれるのかなと思います。まー別に進んでやろうとはもう思わなくなりましたが(笑)。

 

とりあえす記録しておきます。

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グルメツアー?

2020-08-16 | 陸上競技
木曜日の夕方から下関へ移動。色々あって。こういうご時世ですからあちこち行くことはできません。弱っていた私に気を使っていただいて「気分転換に」ということで下関に行くことになりました。木曜日の夕方も「かなり」の食事をしましたがこれは割愛。
 
金曜日の朝、せっかく下関に来たので「唐戸市場」で食事をしたいという欲求がつよくありました。どうも「市場は休み」という感じでした。それでも「どこかやっているかもしれない」ということで。「行くなら2階にあるお店がいい」と言われたのでその言葉を信じて。
 
市場に入ってみると確かに休みの様子でした。にぎわってはいません。しかし、海鮮丼や寿司などを販売しているお店がいくつか開いています。それぞれおいしそうです。が、今回は「定食」を食べると決めていたのでまっすぐにお店へ。
 
 
 
まー、こんな感じです(笑)。7時半には着いていたのでどうしようか悩む。が、せっかく来たので「何が何でも食べる」という気持ちに。30分間お店の前で立って待つのもどうかなと思ったので市場内を散策。結局我慢できずに「フグのから揚げ」を購入。揚げたてですからおいしい。

 
8時少し前にお店が開いたので入店。おすすめであった「定食」を食べることに。刺身にクルマエビのフライ、フグのフライです。これはかなりボリュームがあります。

 
よくよく考えてみると通常は朝ご飯を食べないのでかなりおなか一杯になりました。貴重な時間でした。できればもう少し食べたいなという気持ちがありました。普段食べないのでこういうときくらいは・・・という部分。
 
そして昼食はお勧めの「ユッケジャン」を。辛いのは苦手なのですがせっかくなので。猛暑ですが出てきたのは熱々(笑)。これはかなりですね。食べ方がいまいちわからなかったので教えてもらいながら食べる。もう少しご飯があるとよかったなと。



 
ひたすら食べました。気分転換になりました。貴重な時間でした。
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あえてやる

2020-08-16 | 陸上競技

木曜日。通常は「盆休み」とする時期です。前の記事にも書きましたが支部新人に向けて少しずつ準備をしておきたい。そこまでする必要はないと思われるかもしれません。それはそれで「考え方」なので否定しません。別に私自身が「絶対的正義」だとは思わないからです。

 

かなり気温が上がる予報でした。それに対してこちらも最大限の準備をします。このような気候で「運動をする」ということ時代が大変なことです。日陰でできる部分はそこでやる。休み時間を長めにとって身体を動かす。合間にとにかく体を冷やす。

 

熱中症になって取り返しがつかないことになるのは許されることはありません。何かあれば早めに対応します。グランド内で常に見ておかなければいけない部分も出てきます。目が離せない部分もあります。運動時間を最小限にしながら休憩を長めにとる。本当は短時間でパッとやってパッと終わるほうがいいのかもしれません。それでも「あえてやる」という選択をしました。正解かどうかは分かりません。

 

前日は「説明をする」という部分が多かったので時間がかかりました。この日は説明は最低限にしたいなと思っていました。本当はこういう時期には時間をかけて「基礎の徹底」をするべきだと思っています。時間があるときには「走りの基礎」を固める必要があると思うからです。が、レースがある。そうなるとそこにかける時間が不足していきます。トレーニングもしっかりとやりたい。全てはできません。割り切りながらかなと。

 

シャフトトレーニングをやってからDM投げ。固定系と台ドロップ。基本的なことはやりますが「徹底」というところまではいきません。バランスだと思います。前日に行った「スイッチングラン」をもう一度やっておきたいなと思っていました。これに関しては前日の段階で「動画」を送っていました。これをみて「何をやろうとしているのか」を考えさせる。与えられることを自分がどのように消化するか。

 

チューブ5歩をやってから二次加速スティック。そう考えるとほとんど走っていない漢字があります。スプリント系は任せながら私はハードルの個別指導。久々です。まだまだ走力がないのですが何とか戦えるようになってもらいたいなと思います。焦らずやっていきたい。それなりにばねもありますし、身長もある。時間をかけながら準備していくことで戦えるようになるかなと。ハードル指導に関しては結構自信を持っています。少しずつ少しずつ。

 

要望があったのこの日の前半は「T中間走」を。これはT走と40↑30→を組み合わせたものです。T走で中間のイメージを作っておいてから走りの流れを作る。遠目にしか見えていないので何とも評価しがたいところですが(笑)。きちんとやってくれていたと思います。

 

いったん日陰に逃げ込む。補強系が不足するので休憩もかねて補強。BOXを使った補強とMD腹筋を。20分くらいかかったと思いますが「陰で休む」ことでずいぶん違ってきます。とにかく暑さ対策です。

 

本当はホッピングを予定していたのですが疲労感もあるし暑さもあるのでここは無理しないことに。省略してスピードバウンディングに切り替え。走練習の前にトーイングを使って最大スピードを出す。もっと早い段階でやるほうがいいのかなと思っていましたがタイミング的にはここかなと。1本の予定でした。女子が男子に「引っ張って欲しい」と頼んでいました。こうやって「自分に必要なこと」を判断していく。重要なことだと思います。走りがよかったのでここを2本にしました。「限界を超えるまで引っ張ってもらえ」とだけ言っておきました。

 

本当はつなぎで10バトンと25並走を少しだけやろうかと思っていたのですが「暑さの限界」というのもありここで割り切ることに。各自で60mを1本走ってから走練習へ。めちゃくちゃ暑いですが「しっかり走ろう」ということに。通常は「Rest〇分」というセットは組みません。走るときは1セット走って終わりという流れにしています。が、今回は意図的に2セット。かなりしんどいと思いますが。

 

150m-90m-60m。120m-120m-90m-60m。走る量としてはそこまでではないと思います。そこまでにかなり負荷をかけているのできついと思いますね。これがうちの練習での「最大の走り込み」です。2セット目は必要に応じて「往復走」にすることに。これはかなり。とにかく暑い中で「往復」というのが無謀。本数を多くするのではなく短時間でやることを考えるとこの部分は必要になります。

 

疲労感がある中でずいぶん動いていました。2セット目が終わった時には数人のみ余力があるという感じでした。いや、気持ちで奮い立たせているという感じだったでしょうか。1年生にとっては初めての夏。経験したことのないような暑さ。それだけでしんどかったと思います。熱中症にだけはさせられないのでこちらも注意を払いながらですね。

 

最後、約束通り(?)バウンディングを。120m-90m-60m。これはかなりのダメージになると思います。それでも「やりたいことをやる」という形を選びました。結局、このスタート地点に立てたのは2年生のみ。男子は途中で足をつるので終了。女子2人が元気にやっていました。これくらいの雰囲気で乗り越えてくれると色々なことが変わってきます。「歩数を数える」と言いながら大きな声でバウンディングをしていました。これが「特別」ではなく「奮い立たせるための努力」だと思います。

 

1年生女子が1人、「シンスプリントなのでバウンディングではなく120mを走る」と申し出てきました。無理をしなくてもいいという話はしましたが「走りたい」ということだったので許可。「強くなりたい」という気持ちを感じます。目標意識を持って取り組んでいるのが伝わります。課題は多くありますが少しずつ克服していくことで色々なことが変わっていくかなと。楽しみです。

 

暑さの中での練習でした。かなり疲労だと思います。選手には「あえてやる」という話をしました。根性論で指導するつもりはありません。しかし、「やり切った」という気持ちはどこかで経験しなければいけません。この暑い中でしっかりと走った。目標に向かって練習ができた。これが「自信」につながると思っています。

 

根性や気合で何かを成し遂げることは難しいと思います。しかし、「心の持ち方」は重要だと思っています。勝負の舞台に立った時に「これだけやってきた」という自信が持てるかどうか。「楽しくやってきた」というだけではない部分があると思います。

 

良い練習になったと思います。目指すところはまだまだですが。今のチームとしてできること。そこをしっかりとやりたいと思いますね。

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