途中まで書いていたのですが何故か消えてしまいました。スマホで書くようにしているのでその辺りのことも大きく影響しているのかもしれません。ストレス(笑)
月曜日。この日は競技場練習にしていました。ありがたいことにkd先生がkrkを連れて防府まで来てくださるということになっていたので、うちの選手も競技場練習にしました。競技場で練習するときには道具を持っていく必要があります。大荷物になります。せっかくなので中学生にうちの練習のアピールができないかなと淡い期待をしていましたが前日学年別陸上だったので誰も来ませんでした。残念。専用使用状態でした。
うちの練習に関しては基礎的なことをやりました。ハードルを持って行っていたのでハードルドリルをやってから台を使った練習。そのままスイッチング系をやる。この日は追風が吹いてくれてきたのでかなり走りやすかったと思います。進みたいという気持ちがあったので絶好のタイミングでした。力を使わずに進む感覚を作るの。大きいですね。
ある程度のところまで練習は見守っていましたが途中からkrkのハードル練習に付き添うことに。この日はバックストレートが強い向い風でした。インターハイがどのような条件になるかはわかりません。かなり器用に対応してくれるので条件が悪くても大丈夫かなと思ってはいます。とはいえ、実際にバックストレートがどのような状況になるか分からない。kd先生がその部分を含めて連れて来られたのだと忖度して対応力を高めるための練習にしました。任せてもらえる部分があるのでこちらも最大限に返していきたい。
1台目の入りが大きな鍵を握っていると思います。この日は1台目までが若干の追風。対応するのが難しくなります。そこの感覚の擦り合わせをしました。この条件であれば1台目どうするのか。走る前に判断しなければいけません。最初の5歩を大きめにはいってそこから余裕を持って刻んでいくという感覚に。これは本人が走りやすいというのでそれに合わせることに。感覚が鋭い。こうやって関わらせてもらえるというのは自分の中で本当に勉強になります。ありがたい話です。
13歩でどこまで走るか。この辺りのことも詰めていきました。風の条件は当日になるまで分からない。グランドに立ってみないと分からないかもしれません。その時にどう判断するか。本人の感性に任せるしかない部分があります。1台目までが追風になると少し刻み気味に21歩で入らなければいけません。そうなるの1-2台目の13歩が届かなくなります。2台目に入る手前で向い風が強くなるので。ここも「経験値を上げる」という意味ではかなり効果があったと思います。
本数を多くいくというよりは「確認作業」をするために時間を取りながら話をしながらはなります。バックストレートが向い風が強い時には3台目まで13歩でいくというのが一致した感覚でした。14歩をどう使うか。2台分にするか4台分にするか。ここも本人の体力的なものと感覚とすり合わせる必要があります。実際に向かい風の中で5台目まで走りました。13歩と14歩を使って5台目まで。行こうと思えばあと2台いけるかもしれない。が、ラストの追風の時に力が残っていないというのでは戦えないかなという感覚で一致しました。
武器を活かすためにやはり最後にエネルギーを残したい。15歩で最後まで押し切ってラスト勝負ができる方がいいだろうということに。切り替えて走るという感覚は天才的だと思っています。ギリギリになることがないようにしたい。その辺りの話もしていきました。本人も経験をして自分の中で納得できたようです。やはり強いなと感じました。
そこから走練習で負荷をかけることに。うちのhysが「krk先輩と300走りたい」と言い出しました。完全に力負けしています。今の時点では400と400mHで勝負しても勝てません。普段300を走ることはありません。300を走った後にどれだけ力を出し切れるかという感覚だったので300+200を走ることにしました。
普通に走ったら全く勝負にならないので「タイム差」をつけて走ることに。うちのhysは先日の高体連記録会で37秒台で走りました。ハンデとして3秒差でスタートすることに。これなら最後まで走れるはずです。段差スタートでしたが250走った時点で捉えられてしまいました。無念。krkが本来の力を出し切ってくれればもっと早い段階で抜かれていたのではないかと思いますね。
歩いて100m進んで200m。これもうちの選手を前側に配置しました。「krkが日本一になるための練習。抜かれたら負荷をかけられないので絶対に逃げきるように。」と、うちの選手には伝えました。全力で逃げる。距離ハンデをつけていました。数人は逃げ切りましたがkrk本来の強さが出せなかった感じがありました。このまま終わらないなと。
ケツワレしたと言っているkrkに「目標は??」と尋ねると「日本一」という返答。だったら走りの武器になる部分、ラストの劇的なスピード維持を磨いておく必要があります。そう話をすると「走ります」との返答。本当に成長しているなと感じました。kd先生が手綱を引きながら緩めながらやってきたことが確実に形になっています。
そうであればうちの男子も全力で投入しなければいけません。男子は9割のスピードで120を走って少し負荷をかけてから各区間に散りばめました。メニューは少し変更して200+200+200。「krkが日本一になるために自分たちの持っている力を最大限に出すように」と伝えて。うちの選手からすれば「日本一」を目指している選手と一緒に走れるというのは貴重な経験です。普通ではできません。抜かれたら日本一から遠ざかると思って逃げきるように伝えました。それを追うことでkrkが走りの武器を磨くことができる。うちの選手は最大限の役割を果たすことが求められます。
かなり高負荷になりましたがkrkが最大限の力を出して走ってくれました。もがいていましたがこれくらい我慢できればラスト勝負で簡単に負けることはないだろうなと。相手がいることなのでどうなるか分かりません。しかし、この走りがきちんとできれば戦える。勝って欲しいですね。
女子は120-120-90-60を走っていました。最初の120は9割走。空中で進む感覚を作ってから全力走。krkが走っている姿を見る中でこの子達もしっかりとスピード維持をすることができたと思います。刺激をもらっているからそれができたのだと思います。本当に感謝です。
こうやって関わらせてもらえることは指導する中で本当に大きなことです。これができることで自分の感覚が磨かれていきます。経験をどう活かすか。将来的に自分のチームの選手、400mHで日本一を目指したいと思います。その時に必ず生きてくる。そう信じています。貴重な経験をさせてもらっている。
うちにとっては良い練習となりました。本当に。こうやって指導の機会を与えてくださるkd先生には本当に感謝しかありません。私が持っているモノを全て提供したいなと考えていました。指導の中でそれができたと思います。様々な条件の中で対応していく練習もできたのではないかなと。普段の練習でしっかりとできていたから専門的なことが入っていくと思います。やはり普段が大切。
貴重な時間でした。感謝しかありません。