kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

色々な刺激を入れながら

2018-09-25 | 陸上競技
月曜日。この日は朝から練習。天候もよく比較的過ごしやすい。こちらが想像していた以上に肌寒さもありました。ポロシャツだけでは寒いかもしれないという感覚がありました。後半問題なくなりましたが最初は寒かった・・・。

練習はいろいろと考えることがあって普段やらない練習を中心に。最初にバランス系をやってからマークアップ。横の動きを入れながら。決められた距離を素早く動く。それも前後の動きではなく横の動きや切り返しも含む。苦手ですね。だからこそやる必要があるのかなと。DMアップも。リレー形式で行う練習。フロント走とバック走を織り交ぜながら実施。普段やらないことを実施するというだけで本人たちにも刺激になると思います。

この日のアップは補強系を少し少なめに設定していたのですが、やはり股関節補強は必要だと判断。DMを使っての股関節周りの補強をかなりやりました。これだけでかなりの負荷だと思います。体の中心から動かしたいというのがあったのでそのために準備。事前刺激を入れておきました。今から使う部分に意図的に刺激を入れての練習です。かなり疲労していましたが・・・。

グランドが広く使えたのでその場縄跳びだけではなく100m近く移動しながら跳ぶことに。縄跳び走と縄跳びトントンを。やりながら体の使い方を覚えてもらいたいですね。ジャンプ系の練習が不足する部分もあるのでこうやって刺激を入れていきたい。結構熱くなっていました。ハードルドリルをやってからスイッチングハードルとスイッチングラン。スイッチングランは「出来ている者」と「出来ていない者」を比較しました。客観的に見てみると分かる。膝を引き出したときに進んでいるかどうか。きちんと引き出せない者はすぐに落ちてしまって進む場所がありません。これでは効果はない。狙いが明確ではないからです。これでは改善できません。

久しぶりにハードル走とT走を組み合わせて行いました。まずはハードルが飛べるようにならないといけないという大きな課題があるのですが。大半の選手は普段やらないのでできない。これもここまでの流れと同じ部分に課題を置いています。ハードルを使うとある程度空中での移動時間が生まれます。跳躍系は跳び出しの感覚づくりにもなる。高く跳んでいるので接地を意識する時間もある。身体の真下でとらえる感覚。これを実際にやる中で身につける。さらにはそのままBT走とT走を行って感覚を強化する。最後にスプリント。これを2セット実施。感覚の鋭い選手はポジションが作れ始めます。こういう部分をどれだけ練習の中に取り入れるかだと思います。

そこからシャフト補強。この辺りからかなり距離を置きながら見ていました。前回のシャフト補強の際に話をしました。空き時間を有効に使えるかどうか。待っている時間に動きを確認することで刺激を与えた筋肉に動きを覚えこませることができる。自分で狙ってその動きをしていけるかどうか。私が繰り返し言うから仕方なく意識するというレベルと「自分に必要だと思って動きを入れる」のであればどちらが結果につながりやすいか。ここは私の指導云々の話とは異なるのかもしれません。

「お腹が空いていない」人間にどれだけ美味しい料理を提供しても「今は食べたくない」と思うでしょう。逆にお腹が空いている人間であれば少しのものでも食べたいと欲する。ここが重要。今与えられることが当たり前になっていて自ら欲するという機会が減ってきている。そういう感覚であれば何も生み出さないのではないか。その部分は大切にしたいなと思います。速くなりたいと欲している選手に対してはやはりこちらも本気で対応する。そうでない場合は・・・ではないか。

最後に複合走をやってから120m―60m×2を。最後のまとめという感じでしょうか。これまでの流れを意識してできているかどうかは重要。単純に走ればいいというわけではない。何を狙いにして走っているのか。ここは常に頭に入れたい。かなり客観的に見るようにしていました。過ぎたるは及ばざるが如し。これまでの指導は与え過ぎていたのではないか。必要なことは伝えていく。当然の話です。しかし、最後は自分の事だという部分をもっと頭に入れないといけない。

某選手が「自分に対して記録を出させてやると言わない」と反発していたというのが昨年ニュースで示されていました。詳細は分かりませんが「指導者に記録を出させてもらう」という感覚があったのかもしれません。方や某選手は「自分で考えながら練習を組み立てる」というスタイルで10秒0台を安定して出せる力を身につけた。そこだけが全てだとは思いませんがやはり何かしらある。駅伝で強くなるために完全管理下に置いた方が強くなるのが早いという話もありました。考える力を奪った方が短期的には早いのかもしれない。自主性を伸ばすという綺麗事ではなく必要なことを教えながら何をさせるのか。ここは大きいのかなと感じています。

まとまりません。思うことはかなりあります。
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戻っての練習

2018-09-25 | 陸上競技
続き。土曜日は国体練習会が終わってから学校へ。バタバタ。戻ってから練習メニュー組み立てを。元々人数が少ないのもありますが時間帯をズラした影響からか数人が欠席のため参加者自体が少なくなる。それでも来ている選手に対してはきちんとやらなければいけません。やるべきことはやる。

この日は久し振りにtkg先生に来てもらいました。跳躍練習を見てもらうためにです。キャパもあふので私一人で全てを見るよりは頼めるところはお願いする方が良いと思っています。tkg先生も午前中は別の場所で指導をしていました。わざわざうちのために足を運んでくれています。このことに対してどれだけ感謝の気持ちを持てるのか。この辺りの理解ができるかどうかも大きいと思います。

練習は通常通り。体幹補強サーキットを。車系をやろうと思ったら軍手が乾いていないとのこと。私が洗剤で手洗いしてまた干すことにしました。ほぼ雑用係ですね。それでも練習ができる環境を整えるというのはやらなければいけないと思います。そのため軍手を使うようなメニューは削除しました。できれば毎日でもやりたいのですが。体幹を保ったまま手足を動かすという感覚。走りに繋がると思っています。

縄跳びで足運びの確認をして前に進む。これは前日にやりました。単純に縄跳びを跳ぶだけではなくホッピングのイメージも取り入れながら。手を替え品を替えあれこれやりたいと思っています。運動能力が著しく高い選手が集まっているのであればある程度のことをやっていたら勝手に強くなると思っています。しかし、普通の選手に対してどのようにアプローチするか。色々やっていくしかないと考えています。そこからハードルドリルまで全体で。ここまでやって跳躍はtkg先生にお願いしました。

練習場所を移動する前にうちの選手に投げかけました。「話を聞いただけで覚えられるのか?!」という部分。毎回毎回このような形での練習はできません。そうであれば次に繋がるようにしなければいけない。練習日誌を書くように伝えているのはこういう部分もあるのです。普段、手取り足取り指導を受ける。そのため考える時間が減っているのは間違いない。教えてもらったことをメモをしておかなければ忘れてしまう。次に繋がらない。こういう部分をこれからは徹底しなければいけないなと感じました。

スプリント系は加速段階の動き。今回も意図的にメニューを加えました。普段使うタイヤは軽いのでブロックを入れて重くしました。パワーを使う動きになります。本来そういう動きはしたくないのですが、0スタートからの動きのためにしっかりと膝の引き出しで身体を進めたいなと思って。この動きと他の動きを組み合わせる。選手の感覚を確かめながらです。腰が進みすぎて脚が付いてこないという話をしていました。その部分も感覚のすり合わせをしていきたいと思います。型にはめるという部分だけではなくそれぞれがどう感じるかを大切にしていきたい。

この手の練習をすると明らかに差が出てしまう。なんとなくやっていると変化を生み出さないからです。感覚の変化に目を向けながら本人達が取り組めば明らかに変わる。何気なくやれば変わらない。練習をこなすだけになってしまうからです。目的意識がはっきりしている選手であれば問題はないのでしょうが漠然とやっている選手にとってはあまり変化を生み出すことはない。ここに難しさがあります。分かっていてもできないというのもあるとは思うのですが。

加速段階の練習をしてから複合走と40m↑-30m→を。中間の動きを重視して中間マークを。モノを配置するというのはやはり手間がかかります。特に人数が少ない時には時間を要します。それでも「意識できる練習」をするためにはやはり必要かなと。こちらもあれこれ工夫をしたい。強い選手がやっているからやるというのではありません。必要だからやると思っています。そのままT走の往復とマーク走。疲労感の中での動きを徹底です。

一旦箸休め的に補強サーキットを入れて最後にまた走練習。120mのT走の往復。そこから120mを走ってまたもマーク走。120mのT走は前任校でかなりやっていました。60秒レストでの往復です。力がない選手は最後にジョグになってしまいます。そこでどう対応するか。やはり重要な要素だと思っています。苦手だからやらないというのではなくやはり取り入れていく必要がある。こういう部分を徹底してやることで動きに変化は生まれると思っています。最後のマーク走、かなり良かったですね。疲労感の中での動きの徹底が一番効果があるのではないかと思っています。

感じていることはなかなか書けません。練習メニューを記録するだけで精一杯のところがある。また時間がある時にしっかりと書いておきたいなとは思います。ひとまず練習のみ。
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