kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

試みる

2018-09-26 | 陸上競技
火曜日。かなり肌寒い。一気に季節が変わってきた感じがします。週末は学校行事ですが狙ったかのように雨予報。雨対策をどうするか。普段なら発生しない問題点がいくつか出てきます。やるしかないのですが。学校は全て40分授業。なかなか思い通りに進みません。

練習はやってみたいなと思うことをいくつか。練習の初めに少しだけ話をしました。取り組みの姿勢についてです。ある程度の意欲で取り組めています。が、まだ受け身ではないか?練習メニューを提供されてそれを消化していたら強くなるというのは違うと思います。前の記事にも少し書きましたが。本人のやりたいことだけをやることで成功するとも思いません。ある一定水準の中でどうやっていくか。やるべき事に対しての指導は譲りません。が、スタートラインに引っ張って行って走らせるというのは違う。最後は自分の意志でやるしかない。

体幹強化サーキット、車系をやってから縄跳び。縄跳び走までやってハードルドリル。最近は毎日ハードルドリルをやっています。ここは外せないなと。進むための動きをどうやって身につけるか。やりたい動きを意識させながら進んでいく。ある程度意識ができるようになってきた選手はハードルドリルでの距離感が狭くなってきました。引き出した膝を遠くに。それに膝締めを加えて動く。接地のポジションを作る。随分違います。

そこからスイッチングラン。この練習はB→DM→Nの順でやっていきます。この日は水平方向への移動感覚を作りたかったので最後にもう一本ミニハードルを倒して実施。ミニハードルを使うときには少し浮いても構わないと話しています。浮く方が時間的に余裕があるのでスイッチングがしやすい。が、実際はスプリントの動きとは少し異なる。これをスプリントに近づけるためにミニハードルを倒して浮かずに進む。これは導入していきたいなと思う動きです。いい感じでした。この動きに関してはsri先生に相談してみる。

続いて加速段階の動きを作る事に。先週の土曜に行ったメニューを。Tバウンディング→T重→T走→チューブ走→マーク走で。初めてやる選手は感覚の変化に戸惑いもあったようですがある程度順応。かなり進むようになりました。こういう変化を目の当たりにすると楽しいですね。進むエネルギーが変わってきます。冬季練習か?!という感じの内容ですが(笑)。量は追いません。距離もさほどではない。それは狙いがそういう部分にはないから。技術トレーニングとして位置付けているからです。加速ドリルで足運びを徹底していくこともすごく大切だと思っていますが、強制的にその動きになるようにしていく。

ここで選手に相談。メニューとしてはここからもう1サイクル同じメニューをやってからスタブロからの出を確認しようかなと考えていました。しかし、ここまでの動きを見ていたらもうやる必要はないのでは?と感じました。すでに流れができている。もう一度作り直す必要はないのではないか、と。練習量の問題ではなく感覚としてどうなのかもいう話。楽をしたいから練習を減らすという観点ではない。そういう話をして決めさせました。結論は1サイクルやらずにスタブロをやるという流れで。否定しません。本人たちが選んだことですから。ここの動きもかなり良かった。問題なし。

少しだけ走練習を。60mのBT→B→T→Nを1本ずつ。こちらは中間の動きを中心に。本数的に少ないので全く問題なし。終了後体幹補強を。

最後に120mをやる。これをT走にするか普通に走るか。ここも相談しました。走った後に60mを行うのでそこでの動きを重視するのであればT走の方が良いという意見があったので採用。意味があっての練習選択であればそこは優先するべきだと思います。2セットの予定でしたが1セットにして60mを2本にしました。狙いを明確にするためです。良い動きができたと思います。

今更ですが試行錯誤しながら練習計画を立てる。動きが変化するというのはやはり楽しい。狙いが明確になることで本人たちも意識が変わってくる。こういう部分は大切にしたいなと思います。私にしかできないやり方で選手の力を引き上げていければと思います。やることは沢山あります。少しずつ積み上げていきたいと思いますね。
コメント
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