kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

前日に引き続き

2018-09-21 | 陸上競技
水曜日。この日も走練習。木曜日以降天候が崩れる予報だったので連続で走ることにしました。放課後は面接練習。毎日行っています。多少なりと貢献できればとは思います。

練習はマークアップから。久々です。朝練の段階で久々に移動する形のDM投げをやりました。その中で「後ろ向きに進む」動きがあります。スプリント系の動きが多くなる中で気がつけば「前方向に進む動き」が中心になっていました。横方向や後ろ向き動くというのが足りなくなっていたなと。今の3年生が走れるようになっていく段階でやはりこういう部分がありました。そのこともありマークアップで横の動きや切り返しの動きを入れる。走りに直結するかどうかは別として様々な動きを入れていく必要があるかなと。

そのままシャフトトレーニングを行ってスイッチング系。私が到着した時にはスイッチングの確認でした。何人かがハーフパンツでの練習をしていました。練習に関しては「試合に近い服装で動く」というのが約束事でした。前もありましたが言わなければ自分たちで勝手にルールを作り変えています。例を挙げて話をしました。チームによっては「Tシャツをズボンから出すのは認めない」というところもあります。それは指導者のこだわりだと思っています。理由があってそれを実施している。それに対して「入れる必要性はない」と勝手な行動を認めるかどうか。違うと思います。私はスパイク等を履くときには必ずタイツでの練習にしています。それがハーフタイツであろうがロングタイツであろうが関係はありません。試合の時に動く服装に近い状態で練習をする。特に足回りに関しては。重いものを着て練習をするというのは考えられません。チームとしてのルールだと思っています。

集団。気が付けばそれぞれが勝手に行動し始めます。言われなければ好きなようにやっていく。これでは集団として成立しないと思っています。また、故障気味の選手が練習を抜けていました。理由を報告する必要があると思います。これに関しても話をしました。今の世の中、何かをすれば「パワハラ」だといわれます。指導する立場の者が選手に何かを伝えそれを実行させるのが「パワハラ」だとするのなら世の中では何もできない。場面場面に応じて指導は必要だと思います。暴力は認められない。しかし、発言の一部分だけ切り取って何かを言うのは違うのではないかと思っています。

話しが随分逸れました。練習のことを。この日は加速段階の動きの時にバウンディングを入れました。思いつきに近い形ですが。前日の練習を見ていてもう少し進みたいと感じていました。普段やらないのでこういう動きも取り入れた方がいいかなと。単純にバウンディングをするのではなくタイヤと組み合わせて実施。パワーを使わないと進まなくなります。本来スタートはパワーで走りたくはありません。重心移動を生み出して進みたい。とはいえ、0スタートからの動きになるのである程度の力を使って重心移動を作りたい。その部分もあって意図的に実施。できません(笑)。改めて様々な動きをやっていく必要性を感じました。手本を見せました。まだ多少なりと身体は動くようです。

バウンディングだけをやるのではなくタイヤ引きとチューブ走、前半マークを組み合わせる。一部部分の練習を繰り返すのではなく総合的な部分を考えていきたいなと考えています。以前は部分、部分に特化して練習を組むことが多くありました。加速段階のみをひたすらやる。しかし、今は1日の中でバランスを考えながらやりたいなと。一つの動きが良くなったからといってそれが走りに直結するとは思えなくなったからです。総合的な部分をしっかりとやりたい。この形だと時間がかかると思います。それでも特効薬ではなく体質改善をしていく必要があるかなと。

その後、B走とDM走を。60mを2セット。身体の前で脚を動かす感覚を作りたいと思って。ここに関しては中間の動きです。感覚的に必要なことを事前刺激として入れておきたいなと。中間のイメージを作ってから120mを。この日は120mTとマーク走の組み合わせ。後半にもマークをおきました。疲労するとタイミングが遅れ始めるのでそこの部分を克服するための練習。これを2セット。量的には全く走っていない感じです。それでも疲労感のある中で正確な動きをするという意味ではセット走などと同じだと考えています。ある程度工夫をする事で量を追わずに練習ができる。

そこからシャフト補強。かなり疲れていました。当然だと思います。それでもやり続ける。ここに強い意志があるかどうか。無理やりやらせるというスタンスは取らないことにしました。最大負荷をかけないというのであればそれもその選手の選択。必要なことは伝えます。それをやるかどうか、正確な負荷をかけるかどうかは本人の目的意識に大きく影響すると思います。以前のように型にはめてかっちりやるというのは今の時代に合わないのかもしれない。

最後に120mT-120m-マーク走60m×2を。これでこの日は120mを合計4本走ることになる。それだけでもうちの練習からすれば多いのではないかなと思います。意図的に疲労状態を作り出す。走る前にシャフト補強をやっています。それにより事前負荷は十分。120mのラストの動きを各自がどう作るか。そして疲労した中で狙いとする動きをどうするか。この練習の一番の課題は最後のマーク走の中間マークと伝えています。ここで動きが遅れるようであればこの日の練習は意味をなさない。そう考えていました。

練習自体は2時間強で終わりだったと思います。まだまだ無駄な時間がある。ここを効率良くできるようになればもっと短縮できる。時間を有効に使えるかどうかは大きな話だと思っています。疲労はあると思います。テーマとして疲労感の中で走るという部分がありました。何人かは明らかに目の色が変わっています。それが本物になれば結果は大きく変わっていくのではないかと感じています。

練習としてはまずまず。少しずつ少しずつ。
コメント
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