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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

バトン練習

2014-09-09 | 陸上競技
月曜日、この日は練習を軽めにしておくことにしました。朝練では久々にハードルを使ったリズムスキップ。さらにはハードルくぐり。これも先日からなんとなく導入。動きながら股関節周辺の柔軟性を増したり力を発揮させるための練習です。これがものすごく効果があるとは言い切れませんが、それなりに様々な動きをすることは重要だと思っています。先日から感じているのですがうちの選手、股関節が硬い。そのためこちらが求める動きなども正確な形でできません。やりたい動きがあってもそれができないのです。ここは考え物ですね。

午後は会議。40分程度の会議だったので終了後はグランドへ。練習はハードル終わるところでした。。そこからもも上げ。上述の部分とつながるのですが股関節が硬いので膝を上げようとすると身体がそってしまいます。これでは走りにつながりません。ちょっとした話をしてペアで力の入れ方を意識させそこからもも上げ。すると意識しやすかったのか前傾を保ったままできるようになりました。感覚的にいい刺激だったのかもしれませんね。このように同じ動きをしても意識する部分が異なれば効果は全く変わってきます。自分にとってプラスになる動きや感覚を大切にできなければいけません。次も同じことができるかですね。

そのまま並走。1本ずつとしました。この日のメインはバトンパスにしたかったのでこの部分は最小限に。アップとしては走る量が足りないのかなという気もしましたが全体として問題ないだろうという判断。その後はバトンパスを3本ずつ。いつもよりも多いので少し難易度を上げることにしました。いつもはマークを置いて出るタイミングを計るのですが2本目以降は距離感のみででることにしました。冬季練習中にはかなりやっていたのですが新チームになって全くやっていません。この機会に自分たちのバトンの精度を認識させたいと思いました。

案の定、上手くいくところと行かないところがありました。これが大事です。通常は上手くいったと言っても今回のような練習で「実践で使えるかどうか」というのは明らかになります。早く出過ぎたときにはどの容認対応するかという練習もしているのですが男子で全くできないものがいました。声がかかるまで減速もせずに走り続ける。これでは間違いなく失格してしまいます。渡す場所も決めていますからそこで渡らないのではないかという感覚を持たないといけない。ここで声がかからないと間違いなくバトンはわたらないというのは分かるはずです。これでは戦えないですね。

早出した女子が涙を流していました。きちんと出れないことに対しての涙だと思います。他のグループが上手くいくのに自分はいかないことに対する涙。客観的に見ると「一生懸命なんだ」と思うかもしれません。しかし、これでは駄目。泣いている暇があれば「何故うまくいかなかったのか」をしっかりと反省するべきです。泣いていて物事が解決するのであれば問題はないのですがそんなことはありません。もっと冷静に自分がやるべきことを判断するべきです。感情的になればなるほど冷静さを失います。これでは戦えないのです。自分が何をするべきかを明確にしておくことで初めて見えてくるのです。

バトン練習を中心にしました。終了後、軽く補強をしようと思っていたのですがある選手が「ハードル走をしたい」と申し出てきました。自分の走りの感覚を良くするために少しハードル走をしておきたいという感覚だったと思います。自分がやるべきことは何か?本当に走りにつながるのであれば自分のためにやるべきです。特に早く終わるようなときや練習量を落としているときには「自主練」の形で必要なことをする。こういう工夫も必要だと思います。他のメンバーはバランスディスクをして終了。上述の選手はハードル走をしてからさらにバランスディスクを行っていました。真面目です。

今回のような練習が選手の刺激になればと思います。実践で使える練習をしっかりとしておきたいですね。
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エビについて

2014-09-09 | 陸上競技
全く競技とは関係ない話を少し。

以前から生徒と一緒に(基本私だけ(笑))、教室でエビと熱帯魚を育てています。この部分は賛否両論あると思いますが。「税金を使って何をしているのか」と言われるとどうかという話になるのですが「教育効果」としては非常に高いと思っています。先日保護者会を行った際にも家庭における共通話題がこの「エビ」や「熱帯魚」だったりする。毎朝学校に来てからエビや魚の健康状態をチェックする。こういう部分から生徒同士の共通話題が生まれます。「費用対効果」でいうと間違いなくかなりあると思っています。言い訳ではなく本当に。

教室で熱帯魚を飼おうと思ったのは何年も前。担任をしているクラスで色々とあってクラス全体が暗い雰囲気になっていました。もちろん私自身も。何かしらクラスの雰囲気を変える方法はないかと思いクラスで何かを育てるのが良いのではないかと考えました。簡単な植物もありかなと思っていたのですが、育つまでに時間がかかりすぎてそれまで雰囲気を変えるまでに至りません。そこで思い切って「生き物」を飼うことに。生き物を飼うというのは大変です。お世話をしなければいけません。誰かがきちんと餌をあげないといけない。「責任」があります。こういう部分できちんと行動できる生徒になる必要があると考えていました。

熱帯魚を育てるというのは実はすごく難しい。それでも生徒毎日欠かさず餌やりをしています。魚の状態が悪ければ逐一報告してくれる。何かあるごとに魚を見ればなんとなく癒される。こういう環境を与えるというのを否定される可能性もある。が、実際に生徒は「飼育」を通じて色々なことを学んでいると思いますし、感じ取ってくれていると思います。

以前、ペットショップに行くとこんなエビを売っていました。



分かりにくいかもしれませんが、「レッドビーシュリンプ」という赤と白の派手なエビです。これを見たときに一目ぼれ(笑)。エビのチマチマした動きがとても愛らしく感じました。全くの無知だったので早速購入して熱帯魚の水槽で一緒に飼うことに。魚たちとエビ。これほど癒される環境はありません。生徒たちもお喜びでした。が、翌日水槽をのぞいてみると購入したはずのレッドビーシュリンプが1匹もいません。どうしたことか?ふと普段熱帯魚に与えているフレーク状の餌の成分を見てみると「シュリンプミール」と書いてある・・・。つまり、エビの身が餌に含まれているのです。熱帯魚からすれば「なんかおいしそうな餌が入ってきた」と感じていたのかもしれません。無知は罪です。本当に申し訳ないことをしたと深く反省。

今から2年前、「エビが飼いたい」という気持ちがMAXとなりついに「エビ用の水槽」を準備することに。この時は初めてだったこともあり試行錯誤しながら飼育していました。なんとか安定してきたかなというレベルまで達しました。blogなどを見てみると「飼育方法」などが詳しく記載されています。それを参考にしながら育てていきました。が、この時は「ある衝撃的な事件」が発生してエビは全滅。このショックの大きさから「エビを飼うのは無理だ」と諦めていました。

今年に入りまたも「エビが育てたい」という気持ちが前回になってきました。これも生徒と一緒に協力して育てていくことにしました。私が不在の時には部活動で練習に来ている生徒は熱帯魚&エビに餌やり、育てているトマトやアサガオへの水やりをしてくれていました。そのおかげでトマトは収穫して生徒が食べる。アサガオは種を回収するところまできました。エビも比較的元気に夏を超えることができました。通常であれば夏にエビを育てるのは非常に難しい。それでも何とか生徒のおかげでここまで来たと思います。

      

で、ふと月曜日の朝エビの水槽を見てみるとなんだか分かりませんが小さい物体が見えました。目を凝らしてみると「稚エビ」が誕生していました。ものすごく分かりにくいのですが一応写真を載せておきます。真ん中に見える本当に小さな物体が「稚エビ」です。



この感動は半端ないですね。なかなか育てることができない。小学校では金魚などを飼っている所もあると思います。それでも「繁殖」というのはできないでしょう。こうやって「新しい命の誕生」を目の当たりにするという機会はありません。生徒も喜んでくれていました。簡単なことではありません。夏休みの間生徒が来てくれてお世話をしてくれたおかげ。良いことですね。

教育とは何か?教室に座って「記憶」をさせるだけが勉強だとは思いません。こうやって様々なものに触れながら多くのものを感じ取っていく。暗記型の勉強とは全く違うと思います。こういう取り組みをすることに対して批判的な意見はあるでしょう。しかし、植物を育てることで毎日の会話も増えます。自分の家で育てている野菜の話をしたりと会話が広がっていきます。このご時世、スマホを使えば多くの情報は手に入りますし、コミュニケーション手段の一つとしてスマホに依存している部分もあります。しかし、「生き物」に触れることで多くのことを感じ取れるのではないかと考えています。

ちなみに熱帯魚、「コリドラス」というナマズみたいな魚がいるのですがこちらも夏休み前に産卵し、多くの稚魚が生まれました。隔離して育てていたのですがなかなか飼育が難しく結局は1匹だけ大きく育ちました。「育てる」というのは本当に難しいことです。かなりの時間を要します。放置して勝手に育つものではない。「自主性」という名の放置は絶対に「育てる」にはつながりません。しっかりと見極めていく必要があると思いますね。

あー、これはどうでもいい話ですが机の上で水替え、餌やり不要の「ジェリーシュリンプ」も飼っています。小さなエビですが結構動いています。機会があればみなさんもぜひ飼ってみてください(笑)

  
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