goo blog サービス終了のお知らせ 

kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

スピード練習

2014-04-04 | 陸上競技
水曜日、この日は晴れ。これでもかというくらい晴れていました。暖かいのレベルではなく「暑すぎる」レベル。半袖で過ごしました。これはすごい話ですね(笑)。週末はまた冷え込むという話です。とはいえ12℃くらいなので驚くほど寒いという話ではないと思いますが。体調管理には十分気を付けてもらいたいですね。

練習は競技場でスピード練習をすることにしていました。4継の練習もきちんとカーブを使ってやっておきたかったので。今回は色々あってタータンの上で練習をすることにしました。各方面にお願いして回り様々な人に御迷惑をおかけしながら練習をすることになりました。感謝ですね。関係者がうちのためにわざわざ来てくれて競技場を使える状態にしてくれました。心より感謝しなければいけません。女子4人は姿を見た瞬間に遠くから声を合わせて挨拶をしていました。当然のことですね。が、他の者は目の前をとおっても挨拶をしたのかしていないのか分からに状況。これは「最低」です。許されることではない。女子が「良いお手本」を示したにもかかわらずそれを他の者が真似することができない。この日は普段一緒に練習をしていない長距離も同じ場所にいました。外で練習することが多い長距離、こういう部分は徹底しておかなければいけません。

この日、Tシャツの話もあったのでそれも合わせて話しました。うちは「強化指定校」となっています。今年度は分かりませんが通常出れば「継続」でしょう。周囲の学校からはそういう目で見られます。基本的に練習はチームジャージで行いますし、試合の時はチームTシャツで統一します。「Tokuyama Shoko」という看板を背負っているのです。それが「挨拶ができない」というような基本的なことで注意を受けるような状況ではいけません。それも「手本」を示されているのにできないというのが大問題。常に「Shokoの一員である」という自覚を持った行動が必要です。こういう部分はかなり細かく指導しています。口うるさいと感じる部分もあるかもしれませんがすごく大切なことだと思いますね。

また、自分達の力だけで競技をやっているわけではありません。多くの人に支えられて競技をやっている。その自覚を持たないといけない。タータンの上で練習ができるのはその関係者が協力をしてくれるから。「使うのが当たり前」ではないのです。多くの人が「Shokoに頑張ってもらいたい」と応援してくれているから使えるのです。そこを忘れていたら人間として成長はありません。考えないといけませんね。

この日はタータンの上だったので「軸」を意識した動きから入りました。ここ最近はあまりやっていなかったのですがしっかりと「軸」を作って反発をもらうための動きをしました。冬期練習の中で「軸づくり」には時間をかけてきました。体幹を固めるというイメージで全ての動きをやってきましたが、これは全て「速く走るため」です。地面から反発をもらってそれを推進力に変えていく。バトンを使って説明しましたが「何故やるのか」を理解させることは重要だと思います。ここができるようになると全く変わってくると思いますね。

その後は試合の時と同じアップを行ってからスキップ、シザース、チューブの流れ。そのまま並走へ。カーブから直線に出てバトンを渡すという走りをしました。2本ずつ。暖かいのもありかなり体が動いていました。良い傾向です。並走を2本-1本行ってバトンパスへ。これもきちんとリレーゾーンを使っての練習としました。通常は直線で行うのでこういう機会にはしっかりとやっておかなければいけません。iPad で撮影しながら自分たちで確認をさせました。もう少し回数を重ねていってしっかりとロスなくバトンを渡せるようにならなければいけませんね。昨年から比べるとかなりレベルアップしていると思いますがまだまだ精度を上げていきたいと思います。

その後、スタート。良く動いていました。女子3人はかなり接戦となっていました。小さなエースが抜群ではないが「良く走れている」と感じているようでしたからそれに2人がついて走れるのは「力がついてきている証拠」だと判断します。2人のうち1人は冬場にかなり走れていたのですがここ最近は「普通」のレベルでした。この日は久々に走れていました。感覚的なものが少しつかめたとのことなので安心ですね。もう一人はここ最近「絶好調」という感じでした。この日は「いつもより少し悪い」とのこと。かなり走れるようになってきているので自分の中で求める水準が高くなっているのでしょう。これは良い傾向だと思います。

大きなエース、男子と一緒に走っていますが「考えすぎ」の部分があります。普通に走ればいいだけなのにあれこれ考えすぎているので走りが安定しません。マイナス思考になりやすい。並走などではきちんと走れているので絶対に問題はないのですが本人が「納得」できる走りができない。一緒に走る男子が「かなり」走れるようになっているので単純に比較すると「勝てない」という部分に不安が出てくるのかもしれません。いつまでも「マイナス思考」でいても強くなるわけではありません。ここを自分で越えていかなければ絶対に勝負はできないと思います。悩んで強くなる部分もありますがここまできたら思い切るしかないと思います。

最後に150mと120mを。タータンの上なのでかなりスピードが出ます。以前はせっかくタータンの上で走るのだからしっかりと走り込みをしたいと考えていた時期もあります。が、スピードレベルが上がれば確実に足にかかる負担は大きくなる。走り込みは土の上でやれば十分かなと。短い距離やスピード練習をタータンの上で行ておけば十分対応できるのではないかと思います。上述の女子3人、かなり競り合っていました。小さなエースは練習では通常「普通」なのですがタータンの上ではよく走れます。その分ダメージが大きいのですが。他の2人と接戦になっているというのが大きな収穫です。ここに関してはかなり手ごたえがあります。上手くいけば新2年生2人で1秒短縮も可能だと思っています。

客観的に見て意見ももらいましたが「強くなっている」ということだったので一安心。いつも見ていると段々と分からなくなってきます(笑)。宮崎でボコボコボコにされて戻ってきてから数週間、大きく前進しているのかなと感じています。これからですね。とにかく油断しないようにしっかりと取り組んで行きたいと思いますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする