癒し手

そうそう、ついでといっちゃあなんですが。

こういうの仕事にしてる先生ならよくあると思うんですが。
お客さんから「センセの手って気持ちいいですね」とか「温かいですね」とか言われたことあると思うんですよ。

でね？


僕も言われた時すぐに自分の体に当ててみたんです（笑）。
研究熱心でしょ（ちょっとあほですね）。
これがね？

気持ちよくも温かくもなんともないんですよ（あは）。

いいです？温かくさえなかったんです。

面白いでしょ？

でね。こう考えるようになったんです。
この手は人のためにある、って。

かっこつけてるんじゃないですよ。
この手、というのは、みんなの手のことのつもりなんです。

人の手は他人のためにある。誰がそうルビをふったものかは知りませんが、この文章には「ヒトの手はヒトのためにある」て発音できますよね。人と他人と、同じルビを打てるんですよ。面白いですよね。地域によるでしょうけど、「あなた」のことを「自分～」とか言いますよね。他人と人と、、、思ったほどの区別はないのかも知れませんね。

どういうわけか、マッサージにしても他人にしてもらうほうが自分で肩こりをつまんで揉むより気持ちよかったりするでしょ。あるいは、異様なくらいに眠くなったり。

他人は気持ちよくできるんですよ、手って。
おそらくはみなさん全員が。
でまたどういうわけか、他人に喜んでもらうのって、自分にとってなんとも言えない嬉しいことだったりします。
おそらくはみなさん全員が。
やっぱり、他人（ヒト）は人（ヒト）とつながっているんでしょうかね。


本当かどうかは知りません（苦笑）。
ただなんとなくそう考えるのって、ステキじゃないです？