妊婦さんの腰痛

妊娠5ヶ月なんですけど、みてもらえますか？というお問い合わせ。
同じ姿勢でずっと編み物とかをしてて、腰に痛みが出たんですって。

病院にも接骨院にも診てもらっていて、どちらからも「筋肉でしょう」て言われたとのこと。
病院だと「妊婦さんは仕方がない」ということになっちゃうみたいですね～。

仰向けで施術していきます。
仰向けでベッドと背中の隙間に手を入れて腰や背中をほぐしたり、股関節をゆるめたりしていきます。
これは妊婦さんでなくてもしているのですが、ある男性の方から「体重がのっかってるのに、よく指を立てることができますね」とそんなとこで感心されてしまいました（笑）。
このやり方、意外とやりやすいんですよ。うつ伏せよりは、筋肉の張りがない状態なので。



それはともかく、そうやって触ったところが「痛い」とおっしゃるんですね。自覚してる痛い場所と、触っても痛い場所が同じ、というのはその場では痛みをゼロにできないこともあるんです。
自覚してる痛い場所があって、揉んだりすると気持ちいい～なら、たいてい解消することができるもんなんです。なんでかというと、「痛いと思ってる場所に原因はない」から。こういうほうが簡単。

だけど、痛いと思ってる場所が触っても痛い、というとき、そこに炎症があったり損傷があったりするので、痛みがゼロにならないこともあるんです。治らないのじゃなくて日にちがかかる、というか。
怪我、切り傷、打撲、捻挫、骨折、ヤケド、がその極端なケースですが。目に見えない内部の筋肉の炎症とかでも同じようなことがおこります。



仰向けでの施術ばっかりも腰に負担なのである程度で座っての施術に切り替えます。座って、背伸びをして左にねじると痛みが再現できます。

なので「伸びる」と「左にひねる」から原因場所を推測して、座った状態で施術をしていって、かなりいい状態に。
今度は立って歩いてもらって、痛みがでるか確認。すこし違和感があったので、それも施術して。

楽になった、全然違う、とおっしゃって帰っていかれました。ホッとしました（笑）。
この方がおうちに帰られてから、「確認したいことが」といってお電話をくださいました。そのときに「帰るときはどうでしたか？」とお聞きしてみたら、ずいぶんと楽だったそうです（こられたときは、歩くだけで痛い、ここに来るまでに腰につりそうな痛みが出た」とおっしゃておられたので、本当に良かったです。）。





今日もありがとう。