今日の柑橘
ブラッドオレンジ (モロ)
しばらくぶりでブラッドオレンジの畑に行ってみました。いい色になっています。リンゴみたいですね。
ブラッドオレンジは赤い色素のアントシアニンをたくさん含んでいて中の果肉も真っ赤です。ジュースやマーマレードに加工するととてもきれいです。生果でも食べられますが私はジュースが好きです。イタリアで沢山作られています。
先週は少し寒い日があり氷の張る日もありましたがこの数日はすっかり春らしくなりました。この冬ずっと観察しているカバマダラの幼虫が今日ついに蛹になりました。そして残るもう1匹の幼虫も元気にトウワタの葉を食べていました。よくここまで冬の寒さに耐えて生き延びたものだと驚くとともに喜んでいます。4月までもう半月あまりです。「がんばれ!」と叫びたいところです。
カバマダラは北アフリカから東南アジアにかけて広く分布する蝶ですが日本では沖縄県までが生息範囲です。鹿児島県とか宮崎県で飛来したカバマダラが冬を越した例はあるようですが定着と言えるほど毎年のことではないそうです。私が蝶に関心を持って観察を初めて5年ですが3度やって来ているのは不思議です。それより以前の山口県でのカバマダラの発見例は60年で3例しかありません。こんなに頻繁にやって来るようになった理由はどこか比較的近いところに越冬場所があるのかもしれません。遺伝的に耐寒力を身に着けたものがいるとしたら面白いことになります。
今日は日中15℃くらいになりみかん畑で初めてベニシジミが飛ぶのを見ました。家の庭ではいつものテングチョウが飛んでいました。
冬を越すことができるか カバマダラ
昨日は前蛹でした
今日蛹になりました。午前中に蛹になったものと思われます。この状態は脱皮後3・4時間たっています。
元気な終齢幼虫。 真夏の幼虫と色が違いますね。冬型とでもいうのでしょうか。
ベトナムのカバマダラ
先月の末に友人がベトナムへ行ってきました。その時にカバマダラの写真を撮ったからと言ってこの画像をくれました。
ご覧になってわかりますか。日本のカバマダラと多少模様が違います。
メスアカムラサキ
読者の方よりコメントでご指摘がありました。カバマダラとよく似ていますがこの蝶はメスアカムラサキの雌です。カバマダラと思い込んでいたようで気が付きませんでした。
鼻の無いテングチョウ
薄寒桜の苗木
今年も先日から2か所にお嫁入りしました。
まだ苗はいっぱいありますのでほしい方はご連絡ください。
いつも楽しく拝見させていただいております。
ベトナムで撮影されたカバマダラとされているチョウはメスアカムラサキの雌かもしれません。
日本にも南西諸島に分布していて迷チョウとして九州や本州で見られるようです。
山口県のチョウについては大変興味がありますのでこれからも楽しく拝見させていただきます。
陰ながら応援しております。
御指摘の通りメスアカムラサキの雌ですね。間違いないと思います。
友人がカバマダラの写真を撮って来たよと言うのでカバマダラだと思い込んでいました。私はヴェトナムへは行ったことがないのであちらの方の変種かなと思いました。羽裏の写真は少しぼけていますがメスアカムラサキに間違いはないでしょう。
思い込みというのは怖いもので昨年の夏にも家の周りをカバマダラが早くから飛んでいたのに普段地元にいるツマグロヒョウモンかヒメアカタテハの類だろうと思って見向きもしませんでした。
いろいろ似ていて紛らわしい蝶がいますのでよく気を付けなければいけませんね。
秋になるとウラナミシジミが沢山いますがその中にはタイワンウラナミシジミとかアマミウラナミシジミなどが迷蝶としてきているかもしれません。思い込んでいると見つけられませんよね。
かぶたんさんの名前ははカブトムシの好きな少年だったとか でしょうか。こちらこそよろしくお願いします。