医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

人がいなくなる

2020-03-04 03:43:57 | 薬局

さてさて何が起こるかわからない。

 

2日から政府が小中高校の臨時休校の要請が出た。

これを受けて次に始める学年末休校(春休み)まで休みになる学校が増えている。

ここまでは先日と同じだ。

 

そこで問題になるのが休みの間のパートなどの勤務である。

通常は学校に行っていない間の時間帯を活用していることが多い。

ところが子供が家にいる。

小学校の低学年なら昼の食事の支度も必要になる。

そんなこともあって臨時休暇も出てくる可能性がある。

特に薬局は女性が多く働く場である。

そんな時のシフトは大丈夫だろうか。

すでに、大手調剤チェーンではその対策の準備を進めている。

少数精鋭の中小薬局ではなかなかシフトもままならない。

とは言っても従業員にも都合がある。

まさかと思うことがまさか起こる。

自分には関係ないと思っていることが関係するものだ。

 

更に、厚生労働省は新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、風邪や発熱などの症状が出た人に対し、外出を控え自宅療養するよう呼び掛けている。

これは働いている人にも当てはまる。

例えば、熱があり風邪の症状が見られたとする。

それに対して会社が「大事をとって休んでください」となると休業手当の対象になるらしい。

ところが国の呼びかけに従って自主的に会社を休むと欠勤扱いになる。

ちなみに、会社都合による休業期間中だと休業手当(平均賃金の60%以上)を支払うように労働基準法に定めがある。

片や自主的に欠勤した場合は有給休暇の消化になるらしい。

詳しくはかかりつけ社会保険労務士に相談して欲しい。

というより経営者は確認した方がいい。

国からの補償もあるような話もある。

 

社員から突然「うちの会社はどうなっているんですか」との問い合わせがくる。

それを無下に却下すると後からひどい目に合うかもしれない。

まさか、まさかの臨時休校や出勤自粛は想定外である。

そんな時こそ経営者の判断と決断力が試される。

心の準備は出来ているだろうか。

 

鎌倉市の職員の4分の1にあたる約300人が休むそうだ。

それで機能したら、そもそもって感じがする。

”やればできる”

コメント (4)
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