医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

もってそうらう

2020-03-31 03:56:51 | 薬局

大人には賞味期限がある。

 

品質が変わらずにおいしく食べられる期限を「賞味期限」という。

お陰様で薬局業界にコンサルタントとして10数年の間、皆様に何かと支えられながら生きてこられた。

でも、さすがに今年64歳を控えて年金リーチ年代としては、KKD(勘と経験と度胸)だけでは、そろそろ乗り越えられないように自覚している。

足りないのは知識の整理とその応用にある。

発想が時代遅れを感じている。

時代はICTであり、もっと先を行く得体のしれないシステムかもしれない。

そんな意味からすると私の賞味期限は近い。

 

ただ、賞味期限が過ぎたからと言って、すぐに廃棄とはならない。

私はコンビニに並んでいる総菜や弁当などではない。

ちなみに、お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されているのは「消費期限」である。

私のは「賞味期限」であって「消費期限」ではない。

まだ使えると思っている。

意外にKKDは迷った時に威力を発揮する。

 

今さらではあるが、医療に関するコンサル経験は長い。

何と言っても28歳から医療機関のコンサルを始めている。

その頃は調剤を主体とする薬局の存在などなかった。

医療のコンサルの関係から介護施設などにもかかわってきた。

老人保健施設などは始まる当初から関係していた。

 

さらに40歳からは自らも介護用品のレンタル・販売も手掛けている。

その時には介護保険による住宅改修事業も合わせて行っている。

この関係から介護事業者とのつながりができてくる。

お陰様で介護保険にも意外に強い。

 

薬局のコンサル事業は2010年1月に東京に出てきてからになる。

その前に1年ほど在宅専門の薬局を立ち上げて軌道に乗せている。

どうも朝から晩まで分包機と顔を突き合わせているのは自分には向かない。

一緒にやっていた人に売ってしまい不退転の覚悟で東京に出てくる。

 

10年ちょっとが経過した。

そろそろ判断を誤らないうちに現役から距離を置かなきゃと感じている。

ついつい出しゃばり過ぎる傾向にある。

 

ということで株式会社Kaeマネジメントの代表取締役を辞することにした。

駒形和哉は「今まで事業」を担当する。

駒形公大は「これから事業」の担当となる。

今日をもって代表取締役は終了となる。

 

ちょうどタイミングも良く、新型コロナウイルスのおかげでセミナーも研修もキャンセルになった。

時代の変化を告げている。

コメント (5)
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