医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

格差是認

2018-09-02 05:33:40 | 薬局

高校生にチャンスを与えて欲しい。

 

内閣府から先月31日に2015年度の県民所得について発表があった。

県民1人当たりの所得らしい。

もちろん1位は東京都でダントツ不動の地位である。

その所得は537.8万円だそうだ。

これが高いのかどうかの比較は全国平均が319.0万円で見えてくる。

東京に住んでいて思うのは金持ちのレベルが違うってことである。

家賃が月に300万円など考えられないがいる。

東京には魔物がすんでいる。

 

さて、2位は意外にも愛知県で367.7万円とかなり下がる。

それでも2位である。

続くのが三重県(355.6万円)、栃木県(348.1万円)、富山県(337.3万円)、静岡県(331.6万円)となる。

この上位の順位は前年も同じである。

と言うことは何かがある。

 

逆に県民所得が低いのは沖縄県が216.6万円、続く鳥取県(224.9万円)、宮崎県(231.5万円)、鹿児島県(238.4万円)などとなっている。

東京の半分にも満たない。

そして、何となく当社とのかかわりのある薬局が多いのもちょっと不思議だ。

 

ここで大事なことは県民所得が低い中での薬局は、ある面では周りから注目されやすいってことである。

他の人よりも知らず知らずのうちに地域で目立つ存在になっていないだろうか。

何と言っても調剤報酬も薬価も全国一律である。

家賃なども安い。

もちろん薬剤師以外のスタッフの給料も低い。

そんな中で毎晩のように飲みに出歩いたり、数千万もする社用車を乗り回す。

その割に薬局は古かったり、狭かったりする。

 

同じ様に高所得で目立つのが医師である。

但し、診療所の医師は診察業務に追われ忙しい。

病院の医師には当直もある。

 

金があると人が集まってくる。

その人の魅力もあるだろうが、持っているお金に群がっていることも多い。

出来れば人がらに魅力があって、人を引き寄せる自分でありたい。

 

県民所得が低いと薬学を勉強したくても薬科大学にいけない高校生もいる。

大学の5年6年に向けた奨学金もいいけど、地域の高校生にも夢を与えて欲しいような気もする。

地域に戻って地域のために貢献する人材なら寄付になってもいいじゃないか。

 

我が家もけして裕福な家庭ではなかった。

それでも高校も下宿生活、大学も行かせてもらった。

今さらながらに両親に感謝している。

 

“孝行したい時に親はなし”

 

コメント
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