医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

処遇改善もあり

2012-11-07 06:34:08 | 薬局
サイレントプアになっていないか。

単身女性の3人に1人が貧困だというデータが国立社会保障・人口問題研究所より
発表された。
今、女性たちに、見えにくい、わかりにくい貧困が広がっている。
この見えにくい、わかりにくい貧困を称してサイレントプアと呼ぶらしい。
一見貧困に見えないように努めていても、仕事がない、お金がない、当たり前の生活を営むにも事欠くという「見えない貧困」が多くの女性たちを苦しめている。
NHKネットクラブのアンケートでは、回答をよせた1,018名のうちの半数近くが、「貧困だと思う」(16%)「貧困になりそうで不安」(30%)だと答え、自分とは無関係でないという思いを持っていることが分かった。
因みに、そうは思わないと答えた方は54%となっている。
現在、日本での相対性貧困率は、税金を引いた収入が年に112万円未満をさす。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると「母子世帯」の貧困率は、女性の中でも特に高く48%にのぼっているそうだ。

以上は11月5日に放送されたNHK「あさイチ」での内容である。
番組の中では40歳を過ぎて働く口がなく、病気などで働けなくなったこともあり、結果として風俗店で働く女性が取材されていた。
その他にも短期派遣の30代女性は、月の食費を12,000円まで切り詰めるために、安価な冷凍食品や無料のサンプルを利用していたなどの事例が放送されていた。
確かに、独身女性の収入は厳しい。

話は変わるが、薬局の事務職員の給与はいかがなものだろうか。
地方都市に行くと基本給が12~3万円が珍しくない。
これに後何がつくのだろうか。
賞与があったとしてもせいぜいが年間で4ヶ月分だろう。
そうなると総支給での年間に200万円程度となる。
これでアパートを借りて生活できるだろうか。

実は、この問題は自分が社長だった時にも頭を悩ませた。
もう15年以上も前のことになるが、短大卒及び専門学校卒の基本給が13万5千円だった。
ただし、一人暮らしの場合は住居手当として、確か1万9千円を支給していたと思う。
これは薬剤師も同じだ。
賞与は基本が年間4ヶ月だった。
これでも彼女たちが夜の巷に彷徨わないか心配したものだ。
実際に、会社を辞めてキャバ嬢になった女性もいた。
え、夜の巷で出会わないか期待したって…違う、違う。
札幌のキャバクラは東京都と異なり、かなりヤバイ!
(弁解:実際には行った事がない)

薬局の薬剤師と事務職は大事な会社の両輪だ。
どちらかが大きすぎると曲がって進んでしまう。
ちょうどいいが、ちょうどいい。

愛すべき女性に苦しい思いはさせたくない。



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