花ごよみ

映画、本、写真など・

過ぎ去りし王国の城  宮部みゆき

2015-09-03 | 本 ま、や行(作家)

過ぎ去りし王国の城

銀行から中世ヨーロッパの
美しい古城のスケッチを
持ち帰った主人公尾垣真。

絵には秘密があり、
アバターを描くことによって
その絵の中に入ることができることを知る

中学3年生の真は、絵が上手だが
ハブられている同級生の珠美に
アバターを描いてもらうことを依頼。

珠美はいろいろ複雑な事情をもつ少女。
それでもに不幸とも思える環境に
逆らわず平然と生きている感じ。
逆境に立ち向かう強さを感じる少女。

古城を探索するうち
パクさんという人物と出会う。

そして塔の中に閉じ込められた
少女がいることを発見。

十年前の失踪事件との関係を知る。
尾垣真と珠美とパクさん、
三人はある行動を起こす。

とても読みやすい物語。

ファンタジックだけではなく、
いじめやネグレクトなど
現実世界の問題も浮き上がらせます。






コメント (2)
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[映]アムリタ   野崎 まど

2015-09-03 | 本 な、は行(作家)

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

得体がつかめない主人公
天才、最原最早。
彼女が作った映画、
その理由とは。

可愛い最原最早が不穏な道へと導きます。
彼女の作る映画には何かか隠されている。

映画製作に参加した二見遭一。
その監督は天才最原最早の作品だった。
そして映画は完成する。

人格の再現、
人格の変化を起こす映画。
元の人格を犠牲にして
人間の連続を停止。
怖い…。

一体この物語はどういう方向に行くのか
気になって読み進めて行きました。
先が見えない怖さ。

自主映画を作る芸大生達の軽い青春小説かな
と思い読み始めたのに
ミステリアスな方向に向かっていきます。

読みやすい小説でした。
でもなんか気持ち悪い物語です。

はじめの印象とは全く異なる物語に
なっていました。






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