過ぎ去りし王国の城
銀行から中世ヨーロッパの
美しい古城のスケッチを
持ち帰った主人公尾垣真。
絵には秘密があり、
アバターを描くことによって
その絵の中に入ることができることを知る
中学3年生の真は、絵が上手だが
ハブられている同級生の珠美に
アバターを描いてもらうことを依頼。
珠美はいろいろ複雑な事情をもつ少女。
それでもに不幸とも思える環境に
逆らわず平然と生きている感じ。
逆境に立ち向かう強さを感じる少女。
古城を探索するうち
パクさんという人物と出会う。
そして塔の中に閉じ込められた
少女がいることを発見。
十年前の失踪事件との関係を知る。
尾垣真と珠美とパクさん、
三人はある行動を起こす。
とても読みやすい物語。
ファンタジックだけではなく、
いじめやネグレクトなど
現実世界の問題も浮き上がらせます。