花ごよみ

映画、本、写真など・

向日葵の咲かない夏 (道尾 秀介)

2010-03-13 | 本 ま、や行(作家)
夏休み前の終業式。
欠席した級友の家を訪れた僕。
先生からの依頼を受けS君宅を訪れる。
彼は亡くなっていた。

後でもう一度、
S君の家に行くと彼の姿は消えていた。

一週間後、S君は姿を変えて現れる。
僕は妹のミカと、事件の真相を、
探るため行動を起こす。
主人公はミチオという小学生。

「このミステリーがすごい作家別投票第一位」の帯。
これはきっと面白いのだろうと、
期待して読み始めました。

この作品、猟奇的でグロさもたっぷり。

暗くて、気持ち悪くて、残酷で不快、
これだけマイナス面が揃った内容、
かなり引けます。

文字だけ見て
なるべく情景を思い浮かべないように
さらっと読みました。

先が見えないので、途中で止めたくても
止められない、
ついつい読み進めてしまいます。

謎が謎を呼ぶという感じ。
ラストまで謎だらけ。

複雑に入り組んだミステリー。
現実感のないファンタジーとも。

不気味で救いのかけらもない状態のまま
アッと驚く二転三転の展開を迎え、
ラストまで突入、といった感じです。







コメント (5)
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