欠席した級友の家を訪れた僕。
先生からの依頼を受けS君宅を訪れる。
彼は亡くなっていた。
後でもう一度、
S君の家に行くと彼の姿は消えていた。
一週間後、S君は姿を変えて現れる。
僕は妹のミカと、事件の真相を、
探るため行動を起こす。
主人公はミチオという小学生。
「このミステリーがすごい作家別投票第一位」の帯。
これはきっと面白いのだろうと、
期待して読み始めました。
この作品、猟奇的でグロさもたっぷり。
暗くて、気持ち悪くて、残酷で不快、
これだけマイナス面が揃った内容、
かなり引けます。
文字だけ見て
なるべく情景を思い浮かべないように
さらっと読みました。
先が見えないので、途中で止めたくても
止められない、
ついつい読み進めてしまいます。
謎が謎を呼ぶという感じ。
ラストまで謎だらけ。
複雑に入り組んだミステリー。
現実感のないファンタジーとも。
不気味で救いのかけらもない状態のまま
アッと驚く二転三転の展開を迎え、
ラストまで突入、といった感じです。