戦争なんてただ悲しいだけ。
勇ましいことも男らしいこともないと
今までずっと思っていたのに・・・
国が危機に陥っていると言われては
聞かないふりは出来なくなってしまう。
負けるのは自分の中で分かっているのに、
戦地へと赴いて行く。
特殊兵器=特攻兵器=回天
=海中で発進する兵器=魚雷
=最終的には、
巨大な棺桶ということになる。
脱出装置のない回天・・・
今まで遠くの存在であった、
死という文字が、
自分の側に否応なしに近づいてくる。
約束された死なんて
未来のある若者にとって
余りにもむごすぎます。
美奈子との東京駅での別れのシーン
二度とは帰ることのない故郷。
涙で本の字が読めなくなりました。
再び、陸地はもう踏みしめることは出来ない。
海を目の前にしながら、
写真の中の友人みんなの名前を
呼ぼうと心に決める。
そしてもう一度ボレロを聞きたい・・・
悲しすぎます。
間もなく映画が上映されます。
映画ではどのように描かれているのか、
興味あります。