花ごよみ

映画、本、写真など・

涙そうそう

2006-09-29 | 映画


泣いても泣いても―溢れ出す、君への想い。


監督は〔いま、会いにゆきます〕の土井裕泰。

試写会で観てきました。 
 
血のつながっていない兄妹、
洋太郎とカオル。

洋太郎(妻夫木聡 )の 
妹(長澤まさみ) とを見る目の優しさ。
長澤まさみの愛らしさ。




周りに赤い花が一杯咲いている、
二人の小さな家。
 
背景となる海、そして心優しい人々。 

ストーリーはわりと真っ直ぐで、
ありえないような設定もありますが、 
沖縄の人達の明るさ、暖かさ、
人情溢れる人達に囲まれ、
男女の愛というより
すこし複雑な肉親の愛を、
感じとりました。

(涙そうそう)とは涙がとどめなく流れる、 
ボロボロ止まらないという
意味だそうです。 

見ている自分も、制作側の意図通り、 
いっぱい泣けました。 
 
でも泣いた後は、 
悔しいさびしいと言うより、
すっきりした感覚になれました。 

兄ィニィの妹を思う愛情の深さ、
妹が幸せにいることこそ自分の幸せ。

きれいな映画という、
印象のままで終わるには、
この終わり方で、 
よかったんだろうなと
思いました。




コメント (6)
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