花ごよみ

映画、本、写真など・

プラド美術館展 

2006-07-29 | 美術
(大阪市立美術館)

52作家、81点一挙公開!
 
スペイン絵画、イタリア、フランドル絵画コレクションで 
知られるプラド美術館。
 
ゴヤ、グレコ、ベラスケス、ティツィアーノ、ルーベンスなど
学生時代、美術史で学んだなつかしき巨匠たち!!  

西洋美術史の中でこの時代の絵画は、 
マニエリズム、バロック、ロココ
という言葉で呼ばれていて宗教画が多く、 
全体的に見ると荘厳というか、 
重く、暗い独特の雰囲気がありますが、
個々の作品について見ると、
愛らしいもの、ユーモラスなもの、
躍動感あふれるもの、写実的なものなど多彩で、
絵の横の説明文に記されている作家個人の歴史、 
生き様などを知るこによって、
個性豊かな作品群として興味深く、
絵を楽しむことが出来ました。



エル・グレコの[十字架を抱くキリスト]は
宗教的な深さを感じさせる絵。


ティツィアーノ、[アモールと音楽にくつろぐヴィーナス
(ヴィーナスとオルガン奏者)]は甘美な感じの作品。 
 


メレンデス[ボデゴン風景の中の西瓜と林檎] 
技巧的でモチーフを再現しているような徹底的な写実。 




人物の内面を映しとったという
ベラスケスが描く肖像画。 
バロックといえば躍動感のある自由な構図、
その代表的なルーベンスの作品。
近代画の序章といわれるゴヤの作品、
など多くの注目作品がありました。

  
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする