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株分け

 5月14日の記事に、今年咲いたシンビジュウムの写真を載せたが、その後屋外へ出さねばならないのをずるずると横着をしてしまい、部屋の中に置いたままにしていた。たった4鉢だけだが、結構重いので2階から庭まで運ぶのが億劫で、なかなか踏ん切りがつかなかった。その間も水は欠かさずやっていたし、栄養剤も定期的に与えていたので、昨年のように枯れたりはしなかった。ただ一鉢だけ何株も密生しているものがあって、これは株分けをした方がよさそうに思えた。そこで、外に運びがてら株分けをしてやろうとやっと重い腰を上げることができた。


 随分昔に1度だけシンビジュウムの株分けをしたことがあるが、やり方なんてもう忘れてしまった。株分けをするのに今がふさわしい時期なのかどうかも自信がない。不確かな記憶では、花が咲き終わった頃に株分けするのがベストだと、毎月買っている「趣味の園芸」に書いてあったような気がする。この雑誌は、母が生前買っていたものを私が引き継いで買うようになったものだが、ほとんど誰も眼を通したことがない。バックナンバーは積み上げてあるから調べれば分かるだろうが、面倒なので、きっと今が株分けの絶好機なんだと勝手に思い込んでやり始めた。

  

 まず、植木鉢の底の穴から指で押してズボッと土ごと株全体を取り出した。そしてグルグルに伸びた根の間に入り込んでいる土を払い落とそうとした。よくぞここまで、と思うくらい根がびっしりと入り組んでいてなかなか土が落ちない。それでも何とか埋まっていた株がむき出しになるまで土を落とすことができた。
 それを3つか4つに分けようと両手に力を込めて株を分離しようとしたが、なかなかうまく行かない。必死になって指先に力を集中して少しずつ分けていき、やっとの思いで1株分け離すことができた。ここまでやり終えたら、汗がにじんでいた。しかし、この後は株が少し小さくなったので、力を込めやすくなり、かなり楽に進んだ。
 結局4つの株に分けた。

 

 次に、これらの分けた株をそれぞれ別の植木鉢に植えていく。昨年枯らしたシンビジュウムの鉢がそのままいくつか残っていたので、その中の土を一旦全部外に出して、そこに植えなおすことにした。
 一番下に金網の切れ端を置き、水はけをよくしておいてから、真ん中になるよう株を左手で支えながら、右手でザクザクと土を入れていく。植木鉢の上のスジ辺りまで土を入れたら一鉢完成!果たしてこれでいいのかどうかよく分からないが、とりあえず一鉢できてよかった。

  

 残りの3つの株もみな同じようにして見事株分け終了!!疲れた・・。水をかけて栄養剤をさしてやったら一応それらしくなった。

 

 このまま枯れずに育っていってくれればいいが・・と、少々心もとない。しばらくは水遣りと栄養剤の補給を忘れずに続けなければならないだろう。
 ちょっとした園芸家のような気分だ。
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