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楽しい


 日曜日、双子の甥と姪の誕生日(7月1日)のお祝いを買った。まだしばらく先の話だが、たまたま出かける用事があり、しかも弟家族がその日の夕方に遊びに来るとの連絡があったから、プレゼントすることにした。今年で3歳、未熟児として生まれ保育器でしばらく育った二人がちょっとした会話をできるようになるまで成長したのは心から嬉しい。しかも今月中には弟が生まれる予定になっている。

「赤ちゃんの名前は何?」と私が聞くと甥っ子が応えた。
「○○(苗字)あかちゃん」
「赤ちゃんはどこにいるの?」
「ここ」と言って、はちきれんばかりになった母親のお腹を指す。
二人を帝王切開で産んだためなのか、今度の子供も帝王切開する予定になっていると言う。2週間入院する必要があり、その間双子を義妹の実家の方で面倒を見てもらうことになっているそうだ。
「そんなに長く二人から離れたことがないから心配」
と義妹は言う。二人にとっては生まれて初めての試練なのかもしれないが、こうしたことを乗り越えることでまた一つ成長するのかもしれない。


 夕食は最近開店したばかりの近所の中華料理店に行った。昨年末に開店する予定だと言われていたのが、どういうわけだかなかなか営業を始めず、どうしたのかなと気にかけていた店がやっと開店した。歩いて行ける飲食店が近くになかったため、待望していただけにこの開店は喜ばしい。少し離れたところに開店したベトナム料理の店は早くも開店休業状態だが、この中華料理店は開店以来連日多くの人が訪れて盛況のようだ。食事に行った近所の人の話を聞いてきた私の父が、「俺がおごってやるから行こう」と2、3日前から言っていた。そこへ運良く弟家族がやってきたため、久しぶりに大勢で食事をすることができた。
 息子が東京に行ってしまって以来、多くても私と妻と父の3人での食事になってしまっているので、弟家族が加わっての食事はにぎやかで楽しかった。6時前に出かけたのだが、店内はほぼ満員で活気があった。さすがに近所だけあって、知った顔も何人か見かけた。その中には、以前私の塾に通っていた者もいて、久しぶりに出会った元生徒は懐かしかった。歩いて行ける店は車の運転の心配がないため、ビールをグイグイ飲める。双子達もそれなりにお行儀よくご飯を食べている。私はツナがたっぷりのった冷麺を食べたが、結構おいしかった。父も味には満足したようなので、食事の際の選択肢が一つ増えてよかった。
 中華料理店のすぐ近くに100円ショップがある。食事を終えて、そこで子ども達にシャボン玉を買ってやった。家に戻って盛んにシャボン玉を飛ばす二人を眺めていると、人はこれくらいの時期が一番いいのかなと思ったりした。私の娘や息子もこれくらいの頃が一番可愛かったような気がする。最近の娘など・・とついつい比べてしまう。それもまた幸せなのかもしれないが。
 
 休みの少ない私にとっては、こうしたのんびり過ごせる日曜日は貴重な一日だ。何もしないで過ごしても一日、何やかやと忙しくしても一日、どちらが休日の過ごし方としてふさわしいのかよくは分からないが、一日の終わりに「ああ、楽しかった」と振り返ることができれば、それで満足できる。
 
 楽しかった。
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