The Chronicles of Prydainの最初の1冊、The Book of Three (by Lloyd Alexander)を読みました。
The Book of Three (Alexander, Lloyd. Chronicles of Prydain, 1.)
プリダインシリーズは面白いと噂には聞いていましたが、未読でした。読みたいなと思っていたら友人が貸してくれました。
Welshの伝承を元にして書かれているので、雰囲気はブリティッシュファンタジーの王道を行く感じです。
スピーディで予想がつかない展開は飽きません。
大人でも充分に楽しめる内容でした。
指輪物語が大好きなjesterにとっては、出てくる人をみんな指輪の登場人物で脳内変換できるんですよ。
小汚い王子様(でも中年)とかゴラムにそっくりなやつとか、地下のドワーフとか風変わりな吟遊詩人とか・・・。
なので映像にしやすくて楽しかった。
主人公Taranがたいしたとりえもなく、いろいろ間違えながらも誠実に進んでいくところが好感が持てます。
これからあと4冊も続いていくので、彼の成長が楽しみです。
それから個人的にはものすごく口の悪い女の子、Eilonwyも気に入りました。
英語は最初「予言をする豚、Hen Wen」とか「Assistant Pig Keeper」とか、???な単語が出てきて、結構難しいかも、と思いましたが、その世界に入ってしまえばさくさく読めます。
しかし・・・苦労したのが固有名詞。
主人公のTaranはまあいいとして、Gwydion、Eilonwy、Fflewddur Fflam、Gurgi、と、見たことのない、どう発音していいのか迷う名前ばかり。しかも似たようなのが多いのです。
Gwyで始まるのはいい人なのかと思ってるとGwythaintは敵のスパイだし。
Achren、Arawn、Annuvin、Arianllyn、Aeddan、Angharad・・・・
人の名前なのか地名だったかもごちゃごちゃになっちゃって、なれないうちは後戻りして確認しないとわけわからなくなっておりました。
つくづく思うのは、読むときには、漢字ってすごいな~ということです。表音文字じゃなくて表意文字なので、一つ一つに意味があるから、イメージを作りやすくて憶えやすい。
もちろん漢字の一つ一つの意味を憶えるのは大変ですが、一端憶えてしまえばこちらのもの。
まあ英語もいくつかのアルファベットの塊が意味を持つものはありますけれど、漢字ほどイメージしやすくはないです。
ただ、書くときやタイプを打つときは断然英語のほうが入力しやすいですよね。なにしろ26文字しかないんだもん。
巻末にPridain Pronunciation Guideというのがついていて、どう発音したらいいのかが表になってます。
ネイティブでもどう発音していいのか分からないんですね~
jesterが読んだのはハードカバーでしたが、安価なペィパーバックもでてます。
The Book of Three (Chronicles of Prydain (Paperback))

それから日本語翻訳は評論社より出ています。タランと角の王
The Book of Three (Alexander, Lloyd. Chronicles of Prydain, 1.)

プリダインシリーズは面白いと噂には聞いていましたが、未読でした。読みたいなと思っていたら友人が貸してくれました。

Welshの伝承を元にして書かれているので、雰囲気はブリティッシュファンタジーの王道を行く感じです。
スピーディで予想がつかない展開は飽きません。
大人でも充分に楽しめる内容でした。
指輪物語が大好きなjesterにとっては、出てくる人をみんな指輪の登場人物で脳内変換できるんですよ。
小汚い王子様(でも中年)とかゴラムにそっくりなやつとか、地下のドワーフとか風変わりな吟遊詩人とか・・・。
なので映像にしやすくて楽しかった。

主人公Taranがたいしたとりえもなく、いろいろ間違えながらも誠実に進んでいくところが好感が持てます。
これからあと4冊も続いていくので、彼の成長が楽しみです。
それから個人的にはものすごく口の悪い女の子、Eilonwyも気に入りました。
英語は最初「予言をする豚、Hen Wen」とか「Assistant Pig Keeper」とか、???な単語が出てきて、結構難しいかも、と思いましたが、その世界に入ってしまえばさくさく読めます。
しかし・・・苦労したのが固有名詞。

主人公のTaranはまあいいとして、Gwydion、Eilonwy、Fflewddur Fflam、Gurgi、と、見たことのない、どう発音していいのか迷う名前ばかり。しかも似たようなのが多いのです。
Gwyで始まるのはいい人なのかと思ってるとGwythaintは敵のスパイだし。
Achren、Arawn、Annuvin、Arianllyn、Aeddan、Angharad・・・・
人の名前なのか地名だったかもごちゃごちゃになっちゃって、なれないうちは後戻りして確認しないとわけわからなくなっておりました。
つくづく思うのは、読むときには、漢字ってすごいな~ということです。表音文字じゃなくて表意文字なので、一つ一つに意味があるから、イメージを作りやすくて憶えやすい。
もちろん漢字の一つ一つの意味を憶えるのは大変ですが、一端憶えてしまえばこちらのもの。
まあ英語もいくつかのアルファベットの塊が意味を持つものはありますけれど、漢字ほどイメージしやすくはないです。
ただ、書くときやタイプを打つときは断然英語のほうが入力しやすいですよね。なにしろ26文字しかないんだもん。
巻末にPridain Pronunciation Guideというのがついていて、どう発音したらいいのかが表になってます。
ネイティブでもどう発音していいのか分からないんですね~

jesterが読んだのはハードカバーでしたが、安価なペィパーバックもでてます。
The Book of Three (Chronicles of Prydain (Paperback))

それから日本語翻訳は評論社より出ています。タランと角の王

完全に指輪物語の系列のお話ですよね。そうそう、登場人物もアラゴルンに似たキャラやゴラムに似たキャラがでてくるし。ただ、トールキン先生がほとんど自分の趣味で指輪物語を書いたのに対して(だから冒頭30ページで挫折する人が続出するんだと思う・・・)この話は余計な部分が見事にないんですよね。ぐいぐい話が進むのでいったんこの世界にはいってしまえばあっという間にひきこまれると思います。続きを読むとよくわかりますが、ちょっとした小道具やエピソードが全部きちんと繋がっていて、よくできているな~と感心します。
ちなみに、私にとっての王子様というのはこのシリーズのギディオン王子なのです~(Gwydion ね。グウィディオン、てな感じなのでしょうか、本当は)だから私はアラゴルンに転ばなかったのかな・・・?
次はもう少しシリアスなお話になっていきますよ、お楽しみに!
私はこの表紙の絵がとても雰囲気があって好きなので、原書を買うときもペーパーバックには手をださなかったのでした(笑)
このところばたばたしてて、感想を書くのが遅くなっちゃった。
(しかもこれを書いた直後にまた嵐の八甲田山@カナダ大使館にでかけることになったし・・・)
Gwydion、わたしはもう完全に「汚いのが似合う中年のおっさん」で変換して読んじゃったんですけど、違いますか・・・?(殴
文中で「こんなぼろいかっこしてるのが、あの有名な王子とは」なんてのを読むと大喜びしてました。
吟遊詩人はもちろんデビッドさんで・・(殴(殴(殴
私も買っちゃおうと思ってますデス。
しばらく楽しめそう。(というか、途中で休んでたShape of Snake の続きを読まなくちゃなんですが・・・・)
アラゴルンのファンは、アラゴルンに脳内変換できるキャラがでてくる本は買ってしまうという習性があることを思い出しました(爆)
Taran とGurgiの主従関係って、ゴラムもこんな風にフロドに仕えることができたらよかったのになぁ、って思ってしまうのです。
>Taran とGurgiの主従関係って、ゴラムもこんな風にフロドに仕えることができたらよかったのになぁ、って思ってしまうのです。
そうそう、ほんとですね!
Gurgiが出てきたとき、癖のあるしゃべり方といい、ぶつぶついうところといい、これはゴラムだな~と思って読んでいたので、かなり疑っておりました。(爆)
>アラゴルンのファンは、アラゴルンに脳内変換できるキャラがでてくる本は買ってしまうという習性があることを思い出しました(爆)
まったく誰とはいいませんが、漫画の中の台詞で犬におまじないをかけるとき「ヴィゴモーテンセンになれ~~」っていう一言がある、っていうだけで買いますからね・・・ 哀れなもんです。 それを借りて回し読みしているひとも哀れですが・・・(自分だろ!)