JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

NB32X の 不良原因判明 & 修理作業

2014年11月15日 | 空中線

 今日は天候も回復しタワー上の作業には最適な天候となったので早速 MB32X 点検のため、タワーに登ってみました。

 アンテナを見渡したところ、給電点部分、リフレクターの位相給電ライン取付部ともネジゆるみ等も無く異常ありませんが、位相給電ラインをよく見てみると、カラスの糞?なのか、直径 2㎝ 程度の異物が位相給電ラインの間 (非絶縁部分) に挟まっています。SWR 値がおかしくなってから雨天時が特に悪かったので、雨でこの固形物が水を含みショート状態となっていたのはと思います。

 早速異物を取り除いて清掃後、位相給電ラインのクロス部分付近へは絶縁範囲を広くするためビニールテープを巻きたし修理完了としました。

      異物を取り除き修理完了後の SWR 値(24MHz帯)

 念のためにアンテナに 24MHz (200W) の電力を加えて Bird 電力計で進行波・反射波の電力を測定しました。

 反射波はおよそ 3W なので、SWR 値は 1.28 となり、ほぼ整合がとれています。
10MHz、18MHzも同様に Bird 電力計で測定してみましたが、両バンドとも反射波電力は小さく問題ありませんでした。

 次にカラス除け対策を以下のとおり実施しました。
 カラスが飛んできて止まる場所はいつもアンテナマスト用パイプの最頂部の縁なので、この縁に止まることができないようにしてやればカラスが寄り付くこともなくなります。
 そこで試しに針金ハンガーを活用して、写真のような突起物をアンテナマスト用パイプの先端に取り付けました。

 針金が 5 方向に突びでているので、アンテナマストパイプの縁に止まることは不可能です。もちろん針金は細く且つ斜めなので針金に止まることもできません。
 マストパイプの中には針金ハンガーを 50㎝ ほど長さに伸ばし束ねて止めており、重量があるので風で飛ばされることも無いだろうと思います。

 アンテナのブームにカラスが止っているところを見たことがなく、小鳥類はエレメントの先端に止まるので、アンテナブーム上の対策はとっていません。これでしばらく様子を見てみます。
 今まで朝早くカラスがアンテナマストに飛んでくると、アンテナマスト先端に止まりうるさくガー・ガーと鳴いていましたが、これで鳴くことが無くなれば対策OKとなります。Hi.

 

assembling drawing of NB32x 

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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感謝 !! (JA5DBE)
2014-11-19 11:55:11
 位相給電ラインをテープで巻いて修理していましたが、できれば元々の絶縁部を使いたく、メーカーのミニマルチアンテナさんへ相談の手紙を出していたら、絶縁チューブ(ヒシチューブ)を無料で送っていただきました。
 現在使っているテープも住友電工の「Scotch Supper88 仕上げ巻き用プレミアムテープ」というしっかりしたものなので、どれほど耐久性があるか、このまま調子を見てみます。
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r9xc@mail.ru (R9Xc)
2014-11-27 06:56:36
Hello.
I can not find the size of the antenna NB32X. Can send the exact dimensions?
73! R9XC
返信する
Unknown (JA5DBE)
2014-11-27 08:49:18
Dear R9XC

Because you placed an assembling drawing with a picture file, please look.

73 Sayonara de JA5DBE
返信する

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