JA5DBE の Coffee Break

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IC-7300 と PC の USB 接続 (最終)

2017年06月03日 | IC-7300 USB接続

 IC-7300 と PC の USB 接続 (3) では RTTY ( MMTTY 利用) の運用は IC-7300 の DATA モード ( LSB-D ) とし AFSK で行う旨記載していましたが、ネットを調べていると IC-7300 と PC を USB ケーブルで接続して RTTY ( MMTTY利用 ) を RTTY モード( FSK ) で行う記事 ( JN4JGK OM 記載のブログ ) を見つけたので早速設定してみました。

 記事によると MMTTY を使用して AFSK でなく、FSK で行うには MMTTY に「 EXTFSK.DLL 」を追加しなければならないようです。
 この「 EXTFSK.DLL 」は MMTTY Webサイトに「 Download EXTFSK sample 」があり、クリックすると 「 extfsk106.zip (Sep 24, 2010版)」をダウンロードできます。

 この圧縮ファイルをダウンロード後、解凍すると、「 extfsk.dll 」がで出てきます。この extfsk.dll を MMTTY をインストールしているフォルダーへ移動します。以上の作業で準備作業が終了しますが、次に MMTTY を起動し、FSK を行うための設定を以下のとおり行います。

 

(1) 「オプション」⇒「送信」を開き、「Port」で「EXTFSK」を選択します。

 

(2) 「オプション」⇒「その他」を開き、「送信ポート」で「 サウンド+COM-TxD(FSK) 」を選択します。

 

(3) 「オプション」⇒「SoundCard」を開き、「Reception」で「 マイク (USB Audio CODEC) 」、「 Transmisson」で「 スピーカー (USB Audio CODEC) 」を選択します。

 

(4) EXTFSK の設定(COMポート番号、FSK出力、PTT出力の指定)を行いますが、JT-65時のPTT制御に COM4 (RTS) を設定しているので、MMTTY も同じ設定値を使用します。

「 Port 」⇒ 「 COM4 」、「 FSK OUTPUT 」⇒ 「 DTR 」、「 PTT Output 」⇒「 RTS 」

 (画面を再表示できないので、ハードコピーは用意できませんでした)

 

最後に IC-7300 の設定(確認)を行います。

① USB からの送受信制御を RTS に設定

・MENU ⇒ SET ⇒ 外部端子 ⇒ USB SEND ⇒ RTS

② USB からの送受信制御を RTS に設定

・MENU ⇒ SET ⇒ 外部端子 ⇒ USB キーイング(CW) ⇒ DTR、USBキーイング(RTTY) ⇒ DTR

以上で設定作業は完了です。

 

実際に IC-7300 のモードを「 RTTY 」に切り替えて送信し、IC-7700 でモニターしてみましたが、FB に FSK 信号がモニターできました。

 PC 1 台と無線機があれば特にインタフェース装置を用意しなくてもディジタルモードが楽しめるという時代になってきたのではと感じています。ICOM に限らず、他社も無線機制御の切り口をレガシーインタフェースである RS-232C だけでなく USB による切り口も順次用意されてくるのではと思われます。

 IC-7300 に接続しているノート PC は Windows 10 (64bit版) ですが、MMTTY、MMVARI、MMSSTV 全て正常に機能しています。

 

 

 今朝の 14MHz の受信状況です。受信系のレベルを再調整し、IC-7300 の「 ACC/USB AF出力レベル 」は 50% ⇒ 30%、JT-65HF の入力ゲインは 100% ⇒ 50%、ノート PC のマイク ( USB Audio CODEC ) は 50% に設定しなおしています。

 

 

コメント
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