日本裁判官ネットワークブログ
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 東京はとっくに満開だというのに,暖かいはずの関西が遅れるのはどうしたことか。
 一極集中,関西の地盤低下が桜前線まで影響したか。
 老ジャッジは僻みっぽくなっていた。
それでも,ようやく,ようやく満開となった。
 
 春爛漫。週末は心も弾むサクラ三昧。

 金曜日の夕方は,帰り道,街中を歩いて10分の小川沿いに100メートル以上は続く桜並木。絢爛豪華なサクラ,サクラのオンパレード。相当な老木ばかり,見事というほかなし。「どこへ行くよりここが一番」と,近所のおばあさんが誇らしげに見上げている。

 土曜日は,山歩き仲間と京都へ。寒くない。絶好の行楽日和である。朝9時半,蹴上駅を出発して,南禅寺境内を抜け,蹴上船溜へ。ここもサクラが今を盛り。京都を見下ろす白一色の斜面は,すでに相当の混雑である。さらに小さな山を越え,桜名所の一つ山科疎水へ。川面に枝を伸ばす満開の桜がこれでもかこれでもかと連なる。
 仲間も,子供の遠足のようなはしゃぎよう。医療保険制度の「後期高齢者」のネーミングがけしからんと,「後期熟年」は衆議一致し,まだまだ意気軒昂である。花の下で弁当を拡げた後は,小関越で三井寺へ。わずか小一時間で到着。境内の桜を見下ろしてまたまた歓声。ここも満開である。その先にヨットの浮かぶ琵琶湖がキラキラ輝いている。

 日曜日は,カミさんとふたりで,ウォーキングをかねて近くの公園にささやかなお花見。缶ビールで乾杯。心地よい陽光の中,さまざまなグループが,満開の花の下でお昼を楽しんでいる。幸せな春の日の光景である。
 
 こんな贅沢な週末を過ごさせて貰って,申し訳ない。(蕪勢)
 

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