日本裁判官ネットワークブログ
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司法試験管理員会の発表があったようです。平成22年(あと3年)で3000人体制です。同年からは,司法修習生の給費制が廃止され,貸与制にかわりますから,受験生も経済的負担が大変でしょうね。就職も大競争時代ですし・・・。
筋悪の訴訟や法曹の不祥事の各増加の可能性など法曹人口の増加に伴って懸念されることはもちろんあるのですが,地方への弁護士の進出,社会人出身法曹の増加(一旦社会人になって受験する人も増えるのではないでしょうか。)など,新たな現象も出てくるのではないかと思います。多面的に,法曹人口の増加を検証する必要があるでしょうね。以下は,朝日新聞からです。(瑞祥)

新司法試験の合格者目安、08年は2100~2500人

 法科大学院の修了者を対象にした「新司法試験」について、法務省司法試験委員会は22日、08年以降の合格者数の目安を発表した。08年は2100~2500人程度▽09年は2500~2900人程度▽10年は2900~3000人程度。法曹人口の拡大計画に沿って10年をめどに合格者3000人の目標が実現する。

 新試験の合格者は、初年度の06年が1009人で、07年は前年の2倍程度が見込まれている。08年以降については「法科大学院の実績や受験者の動向を見て検討する」として、具体的な数は示されていなかった。

 一方、法科大学院修了者を対象としない「旧試験」合格者は、徐々に減らしていく。06年の合格者数は549人だったが、08年は200人程度、09年は100人程度、10年は「前年よりもさらに減らす」という。


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