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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ遺骨返還へ方針策定 釧路市教委、申請受け付け

2023-07-21 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年7月20日 21:58
 釧路市教委は、市立博物館(市埋蔵文化財調査センター)で保管しているアイヌ民族の遺骨の返還に向け、取り扱い方針を策定した。国の方針などに基づき、希望する地域のアイヌ民族関係団体に返還する方針で、申請を来年1月5日まで同館で受け付けている。
 同館で保管する遺骨は、個人と特定できた9体と、複数の骨片で個人と特定できない1箱。幣舞遺跡など4カ所で、1963~94年に発見された。4体が女性、1体が男性と特定されている。耳飾りやガラス玉など副葬品とともに見つかった遺骨もある。いずれもきり箱に入れて、同センターの一室で安置している。
 ・・・・・
(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/880886/

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ウポポイと研究連携 釧根管内の自治体や博物館 厚岸の遺跡、共同で発掘調査

2023-07-21 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年7月20日 21:58

厚岸町の遺跡「筑紫恋第一チャシ跡」で発掘調査を行う国立アイヌ民族博物館の研究者ら=6月16日(厚岸町教委提供)
 釧路、根室管内の博物館などが、国のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)と研究などで連携する動きが出ている。厚岸町では国立アイヌ民族博物館と共同で遺跡の発掘調査が行われ、釧路市などの学芸員は国立博物館が行う研修に参加している。ウポポイは12日で開業3年を迎え、関係者は今後のさらなる連携強化に期待している。
■学芸員らで情報共有も
 厚岸町教委は昨年度から、国立博物館と町筑紫恋にある遺跡「筑紫恋第一チャシ跡」の発掘を行っている。共同調査のきっかけは、町海事記念館が所蔵する外洋向け丸木舟「イタオマチプ」を国立博物館に貸し出したこと。町内にある遺跡の年代やチャシの構造を解明することで、地域のアイヌ民族の歴史や、各地の交易拠点としての役割などを明らかにする狙いだ。
・・・・・・・・ 
(田鍋里奈)
※「イタオマチプ」のプは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/880885/

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アイヌ料理教室で昆布の団子作り 新冠

2023-07-21 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年7月20日 19:20(7月20日 19:31更新)

手で食べやすい大きさに団子を作る参加者
 【新冠】新冠アイヌ協会のアイヌ民族文化保存会によるアイヌ料理教室(町主催)が町高江のポロシリ生活館で開かれた。町民7人が参加し、アイヌ民族がイチャルパなどの儀式の際に作る昆布を使った団子料理「コンブシト」の作り方を教わった。
 町民にアイヌ民族の料理を知ってもらう狙いで、9日に初めて開催した。
 昆布を素揚げしてすりつぶし、砂糖や水などを加え、煮詰めてたれを作った。白玉粉と上新粉を混ぜ合わせた団子にたれをあえて「コンブシト」を完成させた。
 ・・・・
(石井純太)
※「ポロシリ」の「リ」、「イチャルパ」の「ル」はそれぞれ小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/880707/

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松山ケンイチの妻で3児の母・小雪が北海道でのオフショットを公開『小雪さんがいると外国の森みたい』

2023-07-21 | アイヌ民族関連
中日スポーツ2023年7月20日 18時59分

 俳優松山ケンイチ(38)の妻、3児の母で女優の小雪(46)が20日までにインスタグラムを更新。北海道でのオフショットを公開した。
 小雪は「NHK Eテレ『小雪と発酵おばあちゃん』 北海道浦河町にてアイヌ民族伝統の保存食『オントゥレプ』 山に百合根を採りに行くところのオフショットです。気持ちのいい深い森でした」と投稿。長袖&長ズボンに長靴をはき、森の中を歩く自身のショットを添えた。
 フォロワーからは「小雪さんがそこにいるとなんだか外国の森みたい」「森の精霊が歓迎してる」「山に入ると緑のにおいがして気持ちいいですよね」などの声が寄せられた。
https://www.chunichi.co.jp/article/732694

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中国のダム、失った生活 ホンジュラス、下流の先住民(その2止)

2023-07-21 | 先住民族関連
毎日新聞 2023/7/21 東京朝刊 有料記事 2207文字

タワカ族が暮らす村の一つ、クラウシルピ=ホンジュラス東部ラ・モスキティアで6月9日、中村聡也撮影
ホンジュラス巨大ダム 畑や猟場、奪われる先住民 水位低下、移動も困難
 中米ホンジュラス東部の密林地帯ラ・モスキティア。ここを流れるパトゥカ川の下流域に暮らす先住民たちは、中国資本が上流に建設した巨大な水力発電ダムの悪影響を口々に訴える。
 約4000人のタワカ族が暮らす村、クラウシルピ。「畑や猟場などが『侵入者』に奪われた」。蒸し風呂のような暑さの高床式の木造家屋で、住人のロレンソ・ティングラスさん(59)は、怒りを押し殺しながら語り始めた。
 ダム建設が決まった後、先住民の村々に異変が起きた。ダムの建設予定地を追われるなどした先住民でない人々が、先住民の居住地区に移り住み、畑や猟場を焼き払って牧草地に変える動きが広がった。正確な統計はないが、移住者は数千人とも言われる。ラ・モスキティアでは2010年以降、約25万ヘクタールの森林が消失しており、移住者の動きが影響したとみられる。
 ティングラスさんはこう憤る。「政府はタワカ族に土地の所有権を与えたが、畑や漁、狩りをする場所は対象から外した。侵略者はこの盲点を突き、次々と土地を奪っていった」
 同様の動きはミスキト族が暮らす一帯にも広がった。しかし、なぜ牧草地に変えるのか。ホンジュラス天然資源・環境省の高官は毎日新聞の取材にこう明かした。「牧草地の持ち主は麻薬の密輸に関与していることが多い。取引で得た利益を牛の購入に充ててマネーロンダリング(資金洗浄)をしている」。牛を飼育するために牧草地が必要、というわけだ。ラ・モスキティアには麻薬組織などが南米コロンビアなどからコカインを密輸するための秘密の滑走路もあるという。高官は「既に200カ所以上(の滑走路)を破壊した」とも述べた。
 国連はこうした先住民の苦境を問題視し、ラ・モスキティアで調査を実施。16年、「先住民族の権利に関する特別報告」に取りまとめた。この中で、ホンジュラス政府が中国の支援を通じてダム建設を決めた際、建設地周辺に住む人々の再定住計画を適切に立てなかったことが、先住民の土地への違法な入植を招いたと指摘した。
・・・・・・・・
【ホンジュラス東部で中村聡也】
https://mainichi.jp/articles/20230721/ddm/003/030/134000c

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中国のダム、失った生活 ホンジュラス、下流の先住民(その1)

2023-07-21 | 先住民族関連
毎日新聞 2023/7/21 東京朝刊 有料記事 1285文字

 中南米は歴史的に米国の影響力が強く、その「裏庭」と呼ばれる。だが国力を増した中国は近年、浸透を図る。その一つが中米のホンジュラスだ。中国は資金力を背景に巨大な水力発電ダムの建設を支援し、関与を強化。ホンジュラスは今年3月、台湾と断交し、中国と国交を樹立した。しかし、巨大ダム建設で生活環境が急激に悪化し、下流域に住む先住民たちは不信感を募らせている。
 ホンジュラス東部、カリブ海沿いの都市プエルトレンピラから6人乗り軽飛行機で約1時間飛ぶと、眼下に緑一色の大地が広がった。隣国ニカラグアまで広がる密林地帯は「ラ・モスキティア」と呼ばれる。面積はホンジュラス側だけで岩手県より少し広い169万ヘクタール。ミスキト族やタワカ族など数万人の先住民が暮らす。
 密林を縫うように走る全長約500キロのパトゥカ川をカヌーで進んだ。ミスキト族の案内人兼通訳、オルランド・マヌエルさん(64)が説明してくれた。「道路がほぼないラ・モスキティアで、川の航行は先住民にとって唯一の移動手段だ。先住民は川沿いの畑でインゲン豆などを育て、魚を捕り、シカやイグアナなどを狩ってきた」
 ホンジュラス政府が電力不足の解消のため、パトゥカ川の上流にダム建設を決めたのは2010年。中国国有の中国工商銀行が事業費の6割強に当たる約3億ドル(約420億円)を融資し、設計・建設は国有の中国電力建設グループが担った。ダムは21年1月、本格稼働した。運営するホンジュラス電力公社(ENEE)によると、出力は10万4000キロワットで、同国の総人口の1割強に当たる約150万人に電力を供給できる。
 しかし下流の先住民の集落では異変が起きていた。約3000人のミスキト族が暮らす村、ワンプシルピの自治組織の代表、フリアン・ペラプさん(64)はこう証言する。「ダム建設で水位が下がり、カヌーの航行に支障が出た」
・・・・
【ラ・モスキティア(ホンジュラス東部)で中村聡也】
https://mainichi.jp/articles/20230721/ddm/001/030/148000c

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サッカー女子ワールドカップ 豪とニュージーランドで開幕

2023-07-21 | 先住民族関連
NHK2023年7月20日(木) 午後5:45
サッカー女子のワールドカップが開幕し、オーストラリアとニュージーランドを舞台に出場32チームの熱戦が始まりました。
今回で9回目となる女子のワールドカップは、オーストラリアとニュージーランドで開かれ、南半球、そして2か国での共催はいずれも初めてとなります。
ニュージーランド最大の都市、オークランドにあるスタジアム「イーデンパーク」では開幕セレモニーが行われ、ニュージーランドの先住民族の踊り「ハカ」が披露されたほか、大会を開催する両国のアーティストが一緒に歌を歌うなどして会場を盛り上げました。
そして、地元、ニュージーランドと優勝経験のあるノルウェーの対戦で開幕戦が始まりました。
この試合は、山下良美さんなど日本から選ばれた3人が審判を務めます。
大会には日本を含む32チームが出場し、来月3日まで1次リーグが行われたあと決勝トーナメントに移り、決勝は来月20日に行われます。
日本は、1次リーグで22日にザンビア、26日にコスタリカ、31日にスペインと対戦します。
NHKは、日本のすべての試合をテレビで中継します。
豪では盛り上がり見せる
オーストラリアでは、主要都市の至る所にワールドカップのロゴをあしらった旗が設置されるなど、盛り上がりを見せています。
このうち最大都市シドニーでは20日、オーストラリア対アイルランド戦を控え、街なかでユニフォームや応援グッズを身につけたファンの姿が目立ちました。
第2の都市メルボルンからシドニーに観戦に訪れた44歳の女性は、去年のうちに20日の試合のチケットを入手したということで、「ついに試合を見ることができワクワクしています」と話していました。
また、61歳の男性は「オーストラリアの活躍に期待しますが、日本もすばらしいチームなのでオーストラリアにとって強敵です」と話していました。
このほか、北東部クイーンズランド州から観戦に訪れた8歳の女の子は「大きなスタジアムに行くのは初めてなので楽しみです。オーストラリアに勝ってほしいです」と話し、父親は「スポーツが好きな娘たちの父親として、ワールドカップはスポーツ界での女性のさらなる活躍に向けて大きな意味があると思います」と話していました。
一方、20日夜に開会式が行われる共催国のニュージーランド最大都市オークランドで20日朝、男が銃を発砲する事件があったことについて、シドニー在住の53歳の男性は「恐ろしい事件だと思いますが、オークランドでの試合は予定どおり行われるということで安心しました。このような事件に社会が屈してはいけないと思います」と話していました。
東京のサッカー用品店 “なでしこ”グッズ集めたコーナーも
東京 新宿のサッカー用品店には、20日開幕したサッカー女子のワールドカップを盛り上げようとなでしこジャパングッズを集めたコーナーが設けられ、今大会 選手たちが着用するものと同じデザインのユニフォームや日本代表選手の顔写真が入ったアクリルスタンドなどが販売されています。
中でも、日の出をイメージしたデザインのアウェー用ユニフォームが人気を集めているということで、訪れた人たちはホーム用の青いユニフォームと見比べながら買い物を楽しんでいました。
サッカーショップKAMO新宿店の川崎美結店長は、「2011年大会のように優勝できるよう頑張ってもらい、日本の女子サッカー界を盛り上げてもらいたい。私たちも微力ながらお店から盛り上げていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sports/news/k10014136871000/

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「米軍は国連宣言の順守を」 宜野湾ちゅら水会、国連で訴え /沖縄

2023-07-21 | ウチナー・沖縄
琉球新報2023/7/20

沖縄のPFAS汚染についてステートメントを読み上げる宜野湾ちゅら水の照屋正史さん。会場のモニターには多言語で発言の内容が映し出された=18日、スイス・ジュネーブ(宜野湾ちゅら水会提供)
 スイス・ジュネーブで開かれている国連の先住民族に関する専門家機構(EMRIP)の会合2日目の18日、沖縄から参加している「宜野湾ちゅら水会」の照屋正史さんが、沖縄の米軍基地から派生する有機フッ素化合物(PFAS)汚染の解決を求めて声明文を読み上げた。
 声明文は、県内の多くの基地周辺で高濃度PFASが検出され、県による汚染源特定の立ち入り調査が米軍に拒否されていることを報告した。環境に関する日米合意では、在日米軍の施設利用で発生した可能性のある汚染が「地元のイニシアチブで解決されるもの」とするほか、国連宣言では先住民の権利を守るための条約や協定を順守することを明記している(第37条)。これらを踏まえ、照屋さんは「在沖米軍は国連宣言を順守すべきだ」と訴えた。
 会合では、照屋さんの発言順よりも前に日本政府の担当者が発言し「PFASの問題は日米の関係機関と協力して取り組んでいる」と述べた。(慶田城七瀬)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1749859.html

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米国のオバマ元大統領、読書の自由を守るために尽力している全米の図書館員に感謝の意を表明するオープンレターを公開

2023-07-21 | 先住民族関連
カレントアウェアネス2023年07月20日
2023年7月17日、米国のオバマ元大統領が、読書の自由を守るために尽力している全米の図書館員に感謝の意を表明するオープンレターを公開しました。
冒頭では、いかなる民主主義においても、アイデアの自由な交換は、市民が情報を得、参加し、自分たちの意見が重要であると感じられるようにするための重要な要素であると述べられています。そして、有色人種、先住民族、LGBTQ+コミュニティのメンバーによって書かれたり、あるいはこれらの人たちを取り上げた本が禁書とされている近年の状況に触れ、様々な立場の若者にとって本の中で自分たちに関する描写を読むこと、また全ての人が異なる考えや視点に触れることは重要だとしています。
そして、米国の図書館員が最前線において可能な限りの幅広い視点、意見、アイデアを誰もが利用できるようにするために毎日戦っているとし、読書の自由に対する揺るぎない取組に感謝するとしています。
Thank You to America’s Librarians for Protecting Our Freedom to Read(Barack Obama(Medium), 2023/7/17)
https://barackobama.medium.com/thank-you-to-americas-librarians-for-protecting-our-freedom-to-read-80ce373608b3
President Obama Extends Support to American Librarians in an Open Letter(ALA, 2023/7/17)
https://www.ala.org/news/press-releases/2023/07/president-obama-extends-support-american-librarians-open-letter
参考:
米・EveryLibrary、図書館に影響を与える2023年の州法案についてまとめた報告書“Unpacking 2023 Legislation of Concern for Libraries”を公開 [2023年07月04日]
https://current.ndl.go.jp/car/184663
米・EveryLibrary、2023年の懸念される法律等をまとめたページを公開 [2023年06月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/182735
米国図書館協会(ALA)、米国図書館界の概況についての報告書(2023年版)及び「2022年に最も批判を受けた図書」を公表 [2023年04月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/180922
CA2029 – 米国の図書館における検閲に関する動向 / 小南理恵
カレントアウェアネス No.354 2022年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2029
https://current.ndl.go.jp/car/185267

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多彩な刺繍作品約230点が大集合『糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。』7月25日より開催

2023-07-21 | 先住民族関連
ぴあ7/20(木) 11:34配信

アイリーン・アヴァーラーキアク・ティクタラーク 《ダッフル製壁掛け〈赤いダッフルの上の三つの精〉》 北海道立北方民族博物館蔵
一針一針を縫い進めていくことで、無限のイメージをつくり出す刺繡。時代と地域を越えて発展してきた刺繡は、伝統的な装飾品から身近な雑貨、そして最先端のファッションまで、様々な局面で目にすることができる。そんな多彩な魅力をもつ刺繡に光を当てた展覧会が、静岡県立美術館で、7月25日(火)から9月18日(月・祝)まで開催される。
同展の魅力のひとつは、民族衣装から絵本、現代アートにオートクチュールまで、多彩な刺繡作品が一堂に並ぶこと。そしてまた、つくられた地域が中・東欧やカナダ、フランス、そして日本と多岐にわたるため、多様な文化にふれられるのも興味深いところだ。
例えば、中・東欧の伝統的な民族衣装には、それぞれの文化を背景とした独自の文様や技法による刺繍が施されている。あるいはカナダの先住民族であるイヌイットの人々は、20世紀の半ば以降に狩猟生活から定住生活への切り替わりが進み、経済的な自立支援という観点から、芸術的な活動が奨励されるようになった。そこで生まれのが、狩猟生活やイヌイット固有の文化に根ざしたイメージを刺繡した壁掛けだったという。
同展ではまた、近現代のアーティストたちによる様々な表現に出会うことができる。チェコからは、不思議な図案の刺繡で知られるエヴァ・ブラーズドヴァーや、素朴な味わいの刺繡による絵本で受賞歴も多いエヴァ・ヴォルフォヴァー。現代の日本では、絵本画家の草分けである武井武雄の図案集を巧みに刺繡へと置きかえる大塚あや子、緻密な色彩構成を特徴とする樹田紅陽、日本古来の刺繡表現を研究しながら独自の表現を模索する蝸牛あや、ビーズを使った刺繡を中心としてイラストレーションやアクセサリーの仕事を展開する小林モー子、そしてルーマニアの刺繡を現地で学び、独特の絵本挿絵やデザインを生み出す貝戸哲弥など、その表現の多彩さに圧倒されるだろう。
展覧会の最後を飾るのは、フランスのオートクチュールを彩る華やかな刺繍の世界だ。約230点の作品が集合する同展は、2021年に横須賀美術館で開催されて好評を得た展覧会の巡回展。今回は気鋭の刺繡作家・貝戸哲弥が初登場するほか、追加出品もあり、さらにパワーアップした展観となる。この機会に、独特の美しさと温もりをもつ刺繡の多彩な魅力を堪能したい。
【開催概要】
『糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。』
会期:2023年7月25日(火)~9月18日(月・祝)
会場:静岡県立美術館
休館日:月曜(8月14日、9月18日は開館)
時間:10:00~17:30(入室は17:00まで)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a07fa17610034939aa198ab1c7ed75fd036043f

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KASSAY第14回公演『ふたりの老女 古老の知恵と教えを語り継ぐアラスカ先住民の伝説』有賀沙織・白石珠江・大川婦久美 インタビュー

2023-07-21 | 先住民族関連
演劇キック2023/07/20
人間の生きる力と古老の知恵を語り継ぐ、アラスカ・インディアンの感動の伝説を原作にした舞台『ふたりの老女 古老の知恵と教えを語り継ぐアラスカ先住民の伝説』が、8月4日~6日、内幸町ホールにて上演される。
舞台は極寒のアラスカの冬──。
厳しい飢えにみまわれた集団が全滅の危機に立たされた。
グループのリーダーは苦境を乗り切るために、
ふたりの老女を棄てる決心をする。
棄てられたことで、プライドをよみがえらせたふたりの老女。
互いに叱咤激励をしながらふたりの旅ははじまる──。
原作者はアラスカ生まれのヴェルマ・ウォーリス。母メイより聞いた伝説を書き留めたこの本は、1993年に出版されるやいなやアメリカ全土で話題となり、「Western States Book Award」の「Creative nonfiction」部門を受賞。16言語に翻訳されている。
現在も世界は戦争や疫病、災害などで混乱し、弱者が置き去りにされている。そんな今だからこそ、ひときわ注目されるこの原作を、KASSAY主宰でプロデューサーの有賀沙織が脚本化、演出は劇団民藝の杉本孝次と中島裕一郎が手がけている。出演は、劇団民藝の白石珠江、東宝現代劇出身の大川婦久美をはじめ実力派俳優が集結した。
この注目の舞台について、有賀沙織、白石珠江、大川婦久美にそれぞれの思いを語ってもらった。
KASSAYの活動は、郷土文化の舞台化から始まった
──この舞台はKASSAY第14回公演となりますが、まずKASSAYを立ち上げた経緯について主宰の有賀さんに伺いたいのですが。
有賀 私は幼い頃から演劇が好きで、高校でも演劇部で活動していましたし、将来は演劇の世界で生きていきたいと思っていました。そして大学時代にアルバイトで帝国劇場の案内係をしていたとき、東宝演劇部に脚本家を育てるプロジェクトがあると声をかけていただき、3期生として入り、3年間その養成講座で脚本について勉強することができました。ただちょうど芸術座がシアタークリエに変わるという時期で、上演する演目がガラッと変わって、海外のミュージカルを主に上演していく劇場になり、事実上、脚本家はいらないという状況になってしまったんです。そんなときに、東宝現代劇の女優として活躍していた大川婦久美さんから、一緒にコラボレーションして何か作りませんかと声をかけてもらったんです。そしてたまたま大川さんの出身地、石川県小松市の小学校で朗読劇を上演するので、その脚本を書いてほしいと頼まれたのが、KASSAYとして活動するきっかけになりました。
大川 私は東宝現代劇にずっと出演させていただくなかで、どうしても役柄が固定していくことで物足りなく思っていたんです。もっといろいろな役を演じてみたいと。そういう仲間たちが集まって「75人の会」という集団を作って、稽古場公演をはじめさまざまな形で上演していたのですが、3人とか4人でできるようなもので良い脚本って意外と少ない。そのとき気づいたんです、「脚本を書いてくれる人たちが身近にいるじゃない!」と。それで養成講座の戯曲コースの人たちに声をかけて小品を何本か書いてもらったんです。またその頃、私の故郷が過疎化していたので、お芝居を上演することで少しでも活性化のお役に立てばと考えて、地元の伝説をもとにした朗読劇を有賀さんに書いてもらったんです。山の中の小学校で全校生徒70人ぐらいでしたが、地域の人にも喜んでもらえて、やってよかったなと思いました。
──それが2007年の『やすな(伝説やすなが淵・伝奇やすなが物語)』で、KASSAYの第1作目となったのですね。
大川 そこからが有賀さんのすごいところで、いろいろな場所から声がかかるとその地域の伝説や伝承をもとに脚本を書き、創作劇を次々に上演していくんです。
有賀 2作目が静岡県の菊川市で坂上田村麻呂の伝説を書いた作品で、そのあとも埼玉県の熊谷市とか桶川市、また愛知県の西尾市では『吉良きらきら』という作品で吉良上野介の話を書きました。
──その『吉良きらきら』で、白石さんはKASSAYに初出演されたそうですが、有賀さんと初めて会ったときの印象はいかがでした?
白石 まず、いろいろな地域の伝説にまつわる作品作りをされるその着眼点に驚きと感動を覚えました。そして演劇にはまだまだ沢山の可能性があるのだと刺激を受けました。
──日本各地にそういう素材はあるわけですから、埋もれさせるのは惜しいですね。
有賀 そうなんです。また、私は「芸」自体についても危惧していて、東宝現代劇だけでなく新劇なども時代とともに活動の場を縮小せざるを得なくなっていて、いわゆる所作や台詞まわしをはじめとする「芸」を継承する場も少なくなっている。その表現の場をなんとか作るという活動にも力を注いでいて、ここ数年は東京を中心に創作しています。その中で今回の『ふたりの老女』が、候補にあがってきたのです。
棄てられた側だけでなく、棄てた側の心情も描いている
──有賀さんにとって『ふたりの老女』は初めての翻訳劇だそうですが、なぜ今この作品を上演したいと?
有賀 私がKASSAYを始めたのは20代でしたから、いつも年上の方たちに教えていただくことが多かったんです。それが年齢を重ねるにつれて周りのスタッフの方も同年代の人が増えてきて、ぶつかったり、意見が合わずに一緒に仕事ができなくなったりすることが出てきて、そんなどこか棄てられたような寂しい思いを抱いていたときに、この本に出会ったんです。この本のふたりは75歳とか80歳なのに、棄てられても必死で闘って生き延びている。「そうだわ、私も生き延びなきゃ!」と(笑)。
大川・白石 (笑)。
有賀 だから本当に個人的な思いから脚本を書いたんです。ただ、この内容は今の高齢化社会にマッチするテーマだという声もあって、それに力づけられて舞台化を進めることができました。実はこの本は大川さんが先に読んでいて、東宝現代劇の方たちが年齢を重ねられたことで、自分たちで上演したい作品の候補として考えていらしたそうです。
大川 私に劇化する力があればやってみたいと思って本を取り寄せたんです。ただちょっと芝居作りもシンドイなと思っていた時期だったので、そのまま本棚の隅に眠ったままで。有賀さんから何か良い題材ない?と言われたとき、そうだこれがあったと。
──超高齢化の日本に、まさにふさわしい題材ですね。
大川 今の日本では野原に老人を棄てることこそありませんけど、定年退職した男性が生き甲斐を失ってしまう話や家庭内別居などもよく聞きます。私たち自身のこれからを考えると他人事ではないなと思いました。
白石 ただ、老人が棄てられるという意味ではいわゆる「姥捨て」の物語かなと思ったら、そこから生き延びていくという話なので、すごい本ですよね。そして棄てられたことで初めて気づくこともあるんだなと。老齢になってもまだ気づくことがある、それがある限り生きる力はなくならないと思いました。すごく前向きな芝居で、そこが私はとても気に入りました(笑)。
──有賀さんは脚本化するとき、何を大事にしたいと思いましたか?
有賀 他の劇団で上演されたものを拝見したら、アラスカでの核実験の話やエスキモーとアメリカ本土との人種問題なども書き込まれていて、スケールの大きな作品になっていたのですが、私は原作者であるヴェルマ・ウォーリスさんの思いを一番大事にしたいと思ったんです。アラスカ先住民としての歴史と誇り、それを書き残すことに命をかけていた。それは翻訳をされた亀井よし子さんも大事にされていたところで、そのうえでかなり変更箇所はありますし、稽古中にもさらに変更しています。でも原作の本質部分はしっかり残していくということを心がけています。
大川 今回の脚本でとても大きな変更は、棄てられた側だけでなく棄てた側の心情、その辛さなども丁寧に描いてあるところだと思います。それは現代の親子関係にも通じるものがあって、心ならずも親の面倒をみられなかったり、ちょっと連絡せずにいたら親に孤独死されてしまったり、有賀さんはそういう日本の現実なども考えながら膨らませて書いていると思います。
有賀 棄てた側のリーダーの独白や、棄てた家族たちの思考回路がわかるような部分を増やしていて、そこが私の色として出ていると思います。それをアドバイスしてくれたのが白石さんで、私に「脚本家として自分をもっと晒け出していいんじゃない?」と。そこが私の弱いところだったので、とてもありがたかったです。
白石 いえいえ(笑)。
有賀 やはり棄てられた側だけががんばっても社会は良くならないんですよね。全体の世代が一緒にがんばっていく。そのためには棄てた側にこそ活路があると思いますし、棄てた側のちょっとしたマインドの変換があれば、その可能性が膨らむだろうなと。だから現役世代にこそ、このお芝居を観てほしいなと思っているんです。
「からだは食べ物を要求する。心は仲間を求める」
──この作品のタイトルは『ふたりの老女』とあるように、「ふたり」というところに大きな意味があると思います。80歳のチディギヤークを白石さんが、75歳のサを大川さんが演じますが、それぞれの役柄について話していただけますか。
白石 チディギヤークは平凡な女性で娘がいて孫もいて、年老いてからは家族を頼りながら生きていたのに、いきなり棄てられた。たぶん1人だったらすぐ死んでいたと思います。サというすごくエネルギーのある人が一緒だったことで、めげそうになると立ち上がらせてくれた。そして、子どもたちに頼りすぎていたけれど、自分にはまだ力がある、できることをやらなきゃという思いになって、必死で生きていく。それはサがいてくれたからこそだと思います。
大川 サは、男兄弟の中で男勝りに育ったので狩りなども得意なんですよね。だから若いときは、自分は1人でも生きていけるだろうという考えもあったと思います。ただ私の台詞で「からだは食べ物を要求する。心は仲間を求める」という言葉あって、人間はやっぱり1人では生きていけないんですよね。だからサもチディギヤークがいたから生きられたんだと思います。
──そして棄てた側も、生き延びたふたりを見つけたとき、自分たちにはふたりが必要だったと気づきます。
大川 棄ててはじめて気づいたんですよね。
白石 だからこの芝居は気づきの芝居なんだなとつくづく思います。
──では最後にあらためて、この作品を観てくださる方へのアピールをいただけますか。
白石 生きるための前向きな力を描いている作品です。人間1人の中には起き上がっていくエネルギーが必ずあるということを、観終わったときに感じていただけると思います。老若男女全部の皆さんに観ていただきたいです。
大川 ふたりの台詞の中に「あたしたち、まだまだいけるわ」という台詞があるんです。幾つになっても何かができる、これでお終いじゃない、まだまだできることがあるという気持ちを、観た方たちに持って帰っていただきたいです。誰でもみんな年を取りますが(笑)、最後まで元気でいましょう!
有賀 私は舞台は綺麗なものを作りたいと心がけていて、このお話は一見地味そうですが、踊りもありますし、西川古柳座の人形師が遣う動物たちも出てきます。音楽はパリのオペラ座かと思うような(笑)華やかなクラシック風の音楽もあり、バレエのようなダンスシーンもあります。すごくファンタジックな演出になっています。衣装も現代アート界で注目のアーティスト、KiNGさんにお願いしています。ぜひ現代アートの愛好家の方にも観にきていただければと思っています。今、この作品を作りながら「生きる」ということ、そして「赦す」ということを考えています。各世代の人たちみんながどうしたら心地よく生きていけるかというヒントがこの作品には表現されていますので、いろいろな世代の方に、いろいろな視点で観ていただければ嬉しいです。ぜひ観にいらしてください。
■PROFILE■ 
あるがさおり○脚本家・プロデューサー。KASSAY合同会社代表。幼少期より演劇、ミュージカルに親しみ、学業と医療機関や事業会社勤務を継続しながら、東宝演劇部の活動の中で脚本執筆の手ほどきを受け、東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室修士課程では、文化経営学を学び、これまでにないプロデューサーのあり方を打ち出している。2007年10月、石川県小松市での小学校の朗読劇の上演を機会にKASSAY(カッサイ)を立ち上げ、地域発の作品づくりを行い、その後、伝統芸能・新劇・商業演劇・宝塚歌劇・大衆演劇・舞踊など、多様な芸のエッセンスを生かしながら、多様な演劇人とのコラボレーションを行っている。代表作は『吉良きらきら』『振り返れば、道』『うらみ葛の葉』『面影小町伝』など。
しらいしたまえ○東京都出身。桐朋学園短期大学を卒業、1975年劇団民藝入団。劇団での主な出演作品は、 『ノア美容室』『新・正午浅草-荷風小伝-』『野の花ものがたり』『ワーニャ、ソーニャ、マーシャ、と、スパイク』『大正の肖像画』。外部出演は 『メリーさんの羊』『もーいいかい、まーだだよ』山の羊舎『窓から外を見ている』。ドラマは『逆転人生』(NHK)『渡る世間は鬼ばかり~三時間スペシャル~』(TBS)『琥珀』(テレビ東京)など。
おおかわふくみ○石川県出身。女優 声優・ナレーター。日本大学芸術学部から東宝現代劇21期生。三益愛子賞、第24回菊田一夫演劇賞を受賞。主な出演作品は、KASSAY『面影小町伝』KASSAY『うらみ葛の葉』、『二十四の瞳』(御園座)、『LOVEセンチュリー』(日生劇場)、『細雪』(帝国劇場)、『虹の橋』(御園座)、『蔵』(芸術座)、『放浪記』(芸術座)。映画は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』、ドラマは、『天使が降りた滑走路』(NHK)『火曜サスペンス劇場』(NTV)『恋のバカヤロー!』(TBS)『ザ・ジャッジ! ~得する法律ファイル』(CX)など。

【公演情報】
KASSAY第14回公演
『ふたりの老女 古老の知恵と教えを語り継ぐアラスカ先住民の伝説』
作:Velma Wallis(ヴェルマ・ウォーリス)
翻訳:亀井よし子
脚本:有賀沙織
演出:杉本孝次・中島裕一郎
出演:白石珠江 大川婦久美 キムセイル 大野裕生 緒形りょう 新澤 泉 奥山眞佐子 笠倉祥文 冨田佳孝 大竹このみ 上倉悠奈 西川古柳 西川柳玉 渡邊紀ゐ
●8/4~6◎ 内幸町ホール(千代田区内幸町)
〈公演スケジュール〉
08月04日(金) 18:30
08月05日(土) 13:00 / 18:30
08月06日(日) 12:00 / 16:00
※開場は開演の30分前
〈料金〉6.500円 30歳未満4,000円(全席自由・税込)
〈お問い合わせ〉カンフェティチケットセンター0120-240-540(平日 10:00~18:00)
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=72156&
〈KASSAY公式サイト〉https://kassay-stage.com/
【取材・文/榊原和子 撮影/田中亜紀】
http://enbu.co.jp/kangekiyoho/kassay-hutarinorozyo-interview/

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モンゴルへの関心訴え 静岡大の楊教授、伊勢新聞政経懇話会で講演 三重

2023-07-21 | 先住民族関連
伊勢新聞2023-07-20
伊勢新聞政経懇話会が19日、三重県津市本町の市センターパレスホールであり、静岡大人文社会科学部教授の楊海英(よう・かいえい)氏が「モンゴルから見た中国・日本・ロシア」と題して講演した。楊氏は内モンゴル自治区について、「国籍は中国だが『モンゴル人』との認識だ」と強調。内モンゴルを含めたモンゴルについて、日本と関係が深いにもかかわらず日本人にはあまり知られていないと指摘し、関心を向けるよう呼びかけた。
楊氏は内モンゴルの歴史に触れ、満州国の成立で、中国と日本の二重の植民地となったと説明。満州国については、遊牧民の生活を尊重するなど保護政策を取っていた一方、中国は草原の農地化を進め、それが砂漠化など環境破壊につながったとした。「日本の統治の方がはるかにましだったというのが、近代知識人らの共通認識だ」との考えを示した。
中国の植民地化政策については、大量の移民を送り込むことで、先住民より優位に立つ「砂を混ぜる政策」だとし、「中国の最大の武器は先端機器などではなく、人口だ」と指摘。その結果、内モンゴル内のモンゴル人の割合は17%にまで低下したとした。
また、文化大革命時には34万6千人が逮捕され、2万7900人が殺害されるなど、虐殺や拷問が繰り広げられたと主張した。
最近では、モンゴル語での教育が削減されているとの危機感を示した。その上で「日本人はモンゴルといえば相撲だが、モンゴルにとって日本は宗主国といっても過言でない」と述べ、日本への期待感を示した。
楊氏は南モンゴルのオルドス生まれ。北京第二外国語学院大日本語学科卒業。89年に来日し、総合研究大学院大博士課程修了。2000年に日本に帰化し、06年から現職。専門は歴史人類学。著書に「墓標なき草原|内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録」(岩波現代文庫)などがある。
https://www.isenp.co.jp/2023/07/20/96046/

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