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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

1780年の北海道津波は「幻」 国際データベースにも掲載

2023-07-02 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年7月1日 21:27(7月1日 23:55更新)

 1780年の千島列島・ウルップ島地震に伴い、北海道東岸にまで及んだと国際データベースに記録されている遠地津波は、気象庁報告書の誤りで生まれた幻の津波だったことが1日、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)の林豊室長の調査で分かった。地震後にウルップ島を訪れたロシア人が、アイヌ民族ら現地人と始めた交易が道東にまで及んだとの記録を「津波が波及した」と誤解釈したことが原因とみられると結論付けた。
 調査結果は7月、国内の歴史地震研究誌に掲載される。この津波は、米海洋大気局(NOAA)の国際津波データベースに登録されているが、林氏の調査に基づき、6月下旬に修正された。
 林氏が過去の史料を網羅的に調査したところ、伝聞情報ではない直接の記録はウルップ島東岸で被災したロシア船の航海日誌のみで、松前藩や江戸幕府の記録を含め、いずれにも北海道本島への津波の記載はなかった。
・・・・
 <ことば>遠地津波 海外で起きた地震などに伴う津波。震源が遠く、揺れを感じない地域にも到達する。1960年にチリ沖でマグニチュード(M)9・5の超巨大地震が起きた際には、北海道の太平洋沿岸を4メートル超の津波が襲った。観測体制が整っていない時代の津波は、歴史記録や地中に眠る堆積物などから、どの地域にどれくらいの大きさの津波が到達したのかを通して実像を推測する。誤った記録は、津波やその原因となる地震の規模などを誤解させかねない問題がある。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/871255/

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<ウポポイ オルシペ>68 歌人3人の特別展示 差別、見つめなおす機会に

2023-07-02 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年7月1日 10:12

左からバチラー八重子、違星北斗、森竹竹市の著書
 昭和の初め、3冊の歌集・詩集が出版されています。今回の特別展示で紹介する余市出身の違星北斗の「コタン 違星北斗遺稿」(1930年)、ジョン・バチラーの養女となった伊達出身のバチラー(向井)八重子の「若きウタリに」(31年)、そして白老出身の森竹竹市の「若きアイヌの詩集 原始林」(37年)です。生まれ育った環境も異なる3人が、1930年代に、それぞれ短歌や詩という手段で、何を伝えたかったのか。
 明治のはじめ、北海道には多くの和人が移住してきて、アイヌ民族はサケマスを川でとることや毒矢を仕掛け鹿をとることも、独自の習慣も禁止されました。やがてアイヌの児童のための学校が建てられますが、そこでは日本語が教えられることになり、和人中心の生活の中でアイヌ語の占める比重が下がり、家庭では親が子にアイヌ語を教えない時代がやってきます。そして、多数者となった和人からの民族差別はすさまじいものでした。
 登別出身の知里幸恵(1903~22年)によって、口承文芸をまとめたアイヌ神謡集が出版されたのは23年(大正12年)で、今年で100年となります。このような同化政策が進められた中にあって、幸恵がローマ字でアイヌ語を記すことができたのは、母や伯母がキリスト教の学校で学んでいたのに加えて、家庭ではアイヌ語で会話していたからでした。
・・・・・
 第6回特別展示“アウタリオピッタ” アイヌ文学の近代―バチラー八重子、違星北斗、森竹竹市―は、8月20日(日)まで特別展示室(観覧料300円)で開催します。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/871059/

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鹿島茂・評 『蚊が歴史をつくった 世界史で暗躍する人類最大の敵』=ティモシー・ワインガード著、大津祥子・訳

2023-07-02 | 先住民族関連
毎日新聞 2023/7/1 東京朝刊 有料記事 1323文字
 (青土社・3960円)
戦争の帰趨決める要因に
 ナポレオンやヒトラーを撃退したロシアの「冬将軍」は有名だが、本書によれば世界最強なのはマラリア原虫の媒介者「ハマダラカ将軍」であるという。
 ただし、蚊との戦いは人類誕生と同時に始まっていた。すなわち、人類は出アフリカ前に突然変異で鎌状赤血球やダッフィー抗原陰性などの抗マラリア手段を開発したが、居住域がユーラシアに拡大し、灌漑(かんがい)農業が始まると、蚊の逆襲に晒(さら)されることになる。
 蚊が世界史に登場した最初はペルシャ戦争である。「蚊はすぐさま、疑うことを知らない不運な外国の兵士たちに自らの存在を知らしめた。すぐにマラリアと赤痢がペルシア兵の命を奪い、全軍の四〇パーセントを超える兵が亡くなった」
 以後、戦争ではこのパターンが繰り返される。アレクサンドロス大王のインド遠征、ローマを包囲したカルタゴのハンニバル、西ゴートのアラリック王、そしてフン族のアッティラ。攻撃軍は守備軍に比べて現地の蚊に対する耐性が少ない分、マラリア罹患(りかん)率が高くなるからだ。とりわけ古イタリア語で「悪い空気」を意味するマラリアを媒介するハマダラカはポンティノ湿地を拠点にローマの援軍として働いたが、ローマ帝国全体から見ると反乱軍だったかもしれない。帝国領拡大に伴い、イングランドやデンマークまで運ばれたマラリアが次第に帝国全体を弱体化させていったからだ。
・・・・・・
(仏文学者)
https://mainichi.jp/articles/20230701/ddm/015/070/017000c

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サッカー=女子W杯、主将は平等など訴える8種の腕章から選択可能に

2023-07-02 | 先住民族関連
ロイター2023年7月1日12:30 午後

 ニュージーランドとオーストラリアが今夏に共催するサッカーの女子ワールドカップ(W杯)では、「ジェンダー平等」や「平和」など、各チームのキャプテンは定められたテーマに沿った腕章を選択して着用できることが決まった。提供写真(2023年 ロイター/FIFA)
[マンチェスター(英国) 30日 ロイター] - ニュージーランドとオーストラリアが今夏に共催するサッカーの女子ワールドカップ(W杯)では、「ジェンダー平等」や「平和」など、各チームのキャプテンは定められたテーマに沿った腕章を選択して着用できることが決まった。
これは国際サッカー連盟(FIFA)の「フットボール・ユナイツ・ザ・ワールド(サッカーで世界を1つに)」キャンペーンの一環。キャプテンは、参加国32チーム、選手、国連機関による協議で選定された8つのテーマに沿った腕章から選択できる。
8つのうち、7つはそれぞれ「インクルージョン(包摂)」「先住民」「ジェンダー平等」「全ての人に教育を」「女性への暴力撲滅」「平和」「飢餓をゼロに」がテーマ。残る1つには「サッカーは喜び、平和、希望、情熱である」と書かれ、いずれもテーマに沿ってデザインされたハートマークが描かれている。
昨年にカタールで行われた男子W杯では、イングランド、ウェールズ、ベルギー、オランダ、スイス、ドイツ、デンマークのキャプテンらが、同性愛を法律で禁止するカタールに抗議する「ワンラブ」と書かれた腕章の着用を計画していた。しかし共同声明で、着用した場合はイエローカードの対象となるとFIFAから警告を受けたと明かし、着用を断念していた。
FIFAのジャンニ・インファンティノ会長は3月、ワンラブ腕章騒動から学びがあり、7月20日に開幕する女子W杯までの解決を約束していた。
同会長は6月30日に声明で、「サッカーは世界を1つにし、女子W杯のようなわれわれの国際大会は人々を1つにし、喜び、興奮、情熱をもたらす特別な力を持っている。しかし、サッカーはそれ以上のこと、われわれの社会における非常に重要な課題にスポットライトを当てることもできる」と述べた。
https://jp.reuters.com/article/womens-football-armbands-idJPKBN2YH1WX

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この世のものとは思えない!」...いつか写真を撮りに行きたい「世界の超絶景」11選

2023-07-02 | 先住民族関連
ニューズウィーク7/1(土) 9:39配信

<『スター・トレック』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『アバター』...etc. 絶対行ってみたいロケ地・モデルとなった絶景>
この世のものとは思えぬこの場所は? ED FREEMAN/GETTY IMAGES
見上げるもよし、見下ろすもよし。母なる自然は私たちに、この世のものとは思えぬ数々の絶景を遺してくれた。
【写真】氷河が残した山頂の砂丘・カークロス砂漠(カナダ)
そういう場所に足を踏み入れると、人はしばし異世界に迷い込んだような錯覚に陥る。例えば映画『アバター』の一場面のような。
■01. 氷河が残した山頂の砂丘
・カークロス砂漠(カナダ)
カナダのユーコン準州の、ブリティッシュコロンビア州との境に接する高地に、雪を頂いた山々と砂丘の出合う不思議な光景がある。
面積約2.6平方キロと地球上で最も小さい砂漠だが、ここの気候は砂漠と呼ぶには湿度が高すぎる。最後の氷河期に氷河湖が干上がった後、底に堆積したシルト(沈泥)が残って砂丘となったものと思われる。
■02. 大都市近郊の別世界
・バスケスロックス自然公園(米カリフォルニア州)
奇怪な形状の巨大な岩が屹立する光景は、まるで遠く離れたどこかの惑星のよう。ハリウッドに程近い場所にある自然公園のため、『スター・トレック』3部作をはじめとする多くの映画やテレビドラマの撮影に利用されてきた。約2500万年前の地殻変動で隆起した岩山が風と雨で削られて、この形になったらしい。
■03. 聖なる彫像の島
・イースター島(チリ)
南太平洋に浮かぶイースター島は南米チリから西に約3800キロ、ハワイ諸島から南に約7200キロも離れた絶海の孤島。現地語でラパ・ヌイ(輝ける偉大な島)と呼ばれ、先住民が造った約1000体の巨石像「モアイ」が点在する。
火山岩でできており、壊れやすいため、手で触れるだけでも高額の罰金を科される。伝承によれば、モアイ像は先住民の祖先の顔を刻んだもの。多くが自然災害で倒されたが、復旧作業が進んでいる。
■04. 地球でムーンウオーク
・アラビア山国立遺産地域(米ジョージア州)
アラビア山は米ジョージア州アトランタの近くにあるストーンクレストの3つのモナドノック(孤立した岩山)の1つ(他の2つはケネソー山、パノラ山)。
3カ所ともハイキング気分で行けるが、頂上まで登れば下の写真のような不思議な光景を目にするチャンスもある。地球にいながら月面を歩いているような感覚を味わえる場所と絶賛する声もある。
■05. 白い塩の平原
・ウユニ塩湖(ボリビア)
富士山頂とほぼ同じ高さ(標高3700メートル)にある、塩で固めた世界最大の平原。アンデス山脈の奥深くに位置し、面積は約1万1000平方キロ。見渡す限り真っ白な塩の層に覆われているが、その下の地層には充電池の製造に欠かせないリチウムが豊富に含まれる。
ここも『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』をはじめとする多くの映画で、異界のロケ地として使われてきた。
スケルトンコースト/エラフォニシ島/パムッカレ/張家界国家森林公園…
■06. 冒険の代償
・スケルトンコースト(ナミビア)
この海岸の砂浜や岩場には人類の探検・冒険願望の残骸が散らばっている。「スケルトンコースト(骸骨海岸)」という名は浜辺に流れ着いたクジラやアザラシの遺骸に由来するというが、今はむしろ難破船の無残な姿が目立つ。なんだか映画『猿の惑星』で見たような光景だ。
■07. ピンク色に輝くビーチ
・エラフォニシ島(ギリシャ)
クレタ島に隣接するエラフォニシ島は全体が自然保護区となっているため、息をのむような自然の景観が保たれている。
ピンクの砂浜とターコイズブルーの海が織り成す風景はこの世のものとは思えない美しさで、最高に写真映えする。
なお砂のピンクの色合いは季節によって変化する。
■08. 真白き綿の宮殿
・パムッカレ(トルコ)
トルコ南部デニズリ県の丘陵地帯にある景勝地で、ユネスコの世界遺産に登録されている。パムッカレはトルコ語で「綿の宮殿」の意。
山肌から湧き出す温泉が白い石灰岩の棚を伝う光景は「白いベルベット」とも評される。台地の上には古代ローマの都市ヒエラポリスの遺跡もある。
■09. 『アバター』の惑星へ
・張家界国家森林公園(中国)
中国・湖南省張家界市の武陵源風景名勝区(ユネスコ世界遺産に登録)にあり、深い森から高さ数百メートルもの石英砂岩の石柱が立ち並ぶ。
中には2010年に「アバター・ハレルヤ山」と名付けられた場所もある。ハリウッド映画『アバター』で描かれた惑星パンドラのハレルヤマウンテンのモデルとなったからだが、後に撤回された。
■10. 活火山のエネルギーに触れる
・阿蘇山(熊本県)
日本最大の活火山で、外周125キロと世界有数の巨大カルデラとその内側の「阿蘇五岳」と呼ばれる5つの峰で構成される。
最新の噴火は2021年。阿蘇山とそれに連なる九重(くじゅう)連山は国立公園に指定されており、ハイキングなどのレジャーを楽しむことができる。火山活動が静かな時期なら、火口に近づいて見学することもできる。
■11. 洞窟の天井に満天の星
・ワイトモ・グローワーム洞窟(ニュージーランド)
天然のプラネタリウムと呼ぶべきか。ニュージーランドの北島にある鍾乳洞なのに、見上げれば天井には無数の星らしきものが輝いている。
その正体はヒカリキノコバエの幼虫である土ボタル(グローワーム)。石筍(せきじゅん)や鍾乳石が連なる洞内には川がゆったり流れており、ボートに乗って奥まで進める。一度見たら忘れられない幻想的な光景だ。
アイリーン・ファルケンバーグハル
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e0b4a89b37b4d04db85c000f47ad3694defa19e

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