先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

白老 アイヌ伝承記録展を開催 /北海道

2016-11-13 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年11月12日 地方版
 白老町のアイヌ民族博物館で、企画展「白老アイヌの伝承記録展」が開かれている。大正後期から昭和までの写真約50点のほか、衣類や民具約70点を展示し、白老アイヌの歴史を伝えている。儀礼用の女性の首飾り「タマサイ」や木綿の晴れ着「ルウンペ」、大きな魚を取るもり「キテ」もある。入場料は大人800円、高校生600円、中学生500円、小学生350円。12月11日まで開催。
http://mainichi.jp/articles/20161112/ddl/k01/040/071000c

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金平茂紀が語る、テレビにおけるメディアリテラシー:「疑いすぎてテレビを諦めないでほしい」

2016-11-13 | 先住民族関連
ローリングストーン日本版 2016/11/12 16:00
By Joe Yokomizo 2016/10月号 P96〜0

TBSの『報道特集』のメインキャスターを務めるなど、テレビ報道の一線で活躍する金平茂紀氏
テレビマンとして40年のキャリアを持ち、現在もTBSの『報道特集』のメインキャスターを務めるなど、テレビ報道の一線で活躍する金平茂紀に、テレビにおけるメディアリテラシーについて聞いた。
―TVで気になるのが、視聴率合戦によるコンテンツ作りです。ワイドショーはあらゆる事象を正義と悪に二極化し、悪のレッテルを貼ったものを徹底的に叩く。視聴率はとれるかもしれませんが、だからこそメディアリテラシーが必要になんだと思うんです。
僕は今、早稲田大学でも教えているんですが、若い人のテレビ離れは加速しています。40年、テレビに携わってきた人間としては寂しい限りです。今の話を受けて、作る側としても、視聴率がよければそれでいいのか、ということは考えます。本来、メディアにとって大切なのは公共性です。今は自分の好きなことにだけアクセスをして情報を取る人が多いけれど、公共的な情報=みんなが知っていたほうがいい情報があるんです。公共的な情報がなくなり、自分の好きな情報や自分に都合のいい情報だけ集めるようになると、ものすごくいびつな社会になってしまう。公共的な情報というのは、社会を成り立たせている基本ですから。テレビで"視聴率が取れないものはやらなくていい"という状況が進めば、本来知らなくてはいけない情報が行き渡らなくなり、社会が劣化していきます。具体的な事例を挙げると、アメリカで地方紙がなくなった地域では選挙の投票率が下がり、議員の多選が続きました。要するに、政治に関心がなくなり、地域全体が荒廃していくんです。地域に公共的なメディアがなくなると、とんでもないことになるとようやくアメリカは気づき始めて、ちゃんと公共情報を発信していくようになってきている。今の日本はその逆で、公共的なものを排除していっています。代わりに、人の劣情や感覚に訴えるものばかりを集中的にやる。死ぬほどオリンピックのメダリスト・ストーリーをやるとか、死ぬほど清原(和博)のことをやるとか、死ぬほどベッキーのことをやるとか。おかしいですよ。
―ええ。
人間の関心はもっと多様であるべきだし、そこが本来メディアが担うべき機能なんです。異質な物や多様性と接し、そうしたなかで衝突や葛藤しながら自分を鍛えていくのが本来の姿だと思います。
―では、なぜ日本のテレビはそうならないのでしょうか?
観ている人の想像力を甘く見てるんでしょうね。だから(金平の仕事部屋にある2つのTVモニターを見て)ちょうど今やっているNHKのお昼のニュースのトップは『リオ五輪柔道最終日』。TBSのトップは従軍慰安婦基金関連のニュースです。本来、五輪情報は2番手でもいいんですよ。番組を作る側は、最初に考えなくてはいけないものは何か、その姿勢をエディトリアル(編集)で示すことが大事なんです。だけど、世の中はリオ五輪一色ですよね。
―そんな状況で、観る側はどうやって公共的な情報を確保すればいいのでしょうか? あるいはどうやってテレビと付き合えばいいでしょうか?
複数のメディアに接することが大事なように、テレビもいろんなチャンネルを観るのが大事です。今だと海外のニュースチャンネルも観られます。それと、メディアに接する時は"疑え"というのはもちろんありますが、疑いすぎてテレビ自体を諦めないでほしいですね。これはリテラシーの問題にも直結するのですが、要はいい番組を観ればいい。BSにも地方局にも、いい番組はありますから。そうした番組を自分で探して、観て考えることが重要だと思いますね。
金平茂紀が勧める良質なテレビドキュメンタリー5選
『NHKスペシャル 最後の秘境 第4集「最後のイゾラド」』NHK
アマゾン源流域、ブラジルとペルーの国境地帯にいる「イゾラド(隔絶された人々)」と呼ばれる謎の先住民族に迫った。「ヤノマミ」が大きな話題となった国分 拓ディレクターの作品。(2016年8月7日放送)
『ヤクザと憲法』東海テレビ
ヤクザは、今、何を考え、どんな暮らしをしているのか。指定暴力団・二代目東組(大阪市西成区)の二次団体二代目清勇会に100日間密着し、彼らの日常を追った作品。2016年に劇場公開。(2015年3月30日放送)
『しかし・・・福祉切り捨ての時代に』フジテレビ
1990年、水俣病訴訟の国側の責任者だった環境庁官僚の自殺と、貧困と病苦のなかで自殺した女性を並行で描いた。「福祉切り捨て」の時代に押しつぶされた男女の軌跡を辿る。是枝裕和、初のテレビディレクター作品。(1991年3月放送)
『あなたは・・・』TBS
寺山修司が構成を担当。一番欲しいものは何ですか? もしあなたが総理大臣になったら何をしますか? などの質問を老若男女829人に投げかけ、その答えだけで構成したドキュメンタリー。(1966年11月20日放送)
『忘れられた皇軍』日本テレビ
戦時中、皇軍(日本軍)兵士として戦地で戦った韓国人たちの戦後の活動を追った。戦地で負傷した彼らは日本政府に対して補償を求めるが、政府は門戸を閉ざす。大島 渚の作品。(1963年8月16日放送)
ローリングストーン日本版 2016年10月号掲載
特集|現代社会を生き抜くためのメディアリテラシー
SHIGENORI KANEHIRA
金平茂紀 1953年、北海道生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、1977年にTBS入社。社会部、『ニュースコープ』副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、『筑紫哲也NEWS23』編集長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを歴任。2010年に帰国、同年10月よりTBS執行役員、『報道特集』のキャスターを務める。2016年に執行役員を退任にともない退社。2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。
http://rollingstonejapan.com/articles/detail/26764

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(社説)鶴保沖縄相 担当閣僚の資格を疑う

2016-11-13 | ウチナー・沖縄
朝日新聞 2016年11月12日05時00分
 沖縄を担当する閣僚としての資格があるのか。そんな疑念を抱かざるを得ない発言を鶴保庸介沖縄・北方相が続けている。
 沖縄県の米軍北部訓練場の工事現場近くで、大阪府警の機動隊員が、抗議活動をしていた人に「ぼけ、土人が」などと言い放った問題についてだ。
 先月の記者会見では「県民感情を損ねているかどうかについて、しっかり虚心坦懐(きょしんたんかい)に、つぶさに見ていかないといけないのではないか」と述べた。
 さらに今週の参院内閣委員会では「『土人である』と言うことが差別であると断じることは到底できない」と答弁した。
 まったく理解できない。
 かつて国会で「土人」が論じられたことがある。アイヌ民族を対象にした「北海道旧土人保護法」が1997年に廃止される前のことだ。
 法律の名称そのものが差別ではないか。そう問われた自民党の厚生相は「差別的な響き」だと認め、「現在の社会通念に照らして適当ではない」と明快に答えていた。
 今回も大阪府警は「軽率で不適切な発言で警察の信用を失墜させた」として機動隊員を処分した。菅官房長官は「発言は許すまじきこと」と指摘。金田法相も「土人発言」は、「不当な差別的言動」だとの認識を示している。これらを鶴保氏はどう受け止めるのか。
 鶴保氏は内閣委で「現在、差別用語とされるようなものでも、過去には流布していたものも歴史的にはたくさんある」とも語った。
 これも意味不明だ。
 すべての差別用語はかつて多くの人々が口にしていた。そこに相手を侮蔑する意味合いが込められたから、言葉を受けた側が傷つき不快感を示した。その積み重ねで徐々に使われなくなってきたのだ。
 鶴保氏は米軍普天間飛行場の辺野古移設計画をめぐる政府と沖縄県の訴訟について「注文はたった一つ、早く片づけてほしいということに尽きる」と語ったり、沖縄出身の自民党衆院議員のパーティーで、選挙結果と政府の沖縄振興策が「リンクしています」と述べたりした。
 明治以来、政府は沖縄に差別と苦難の歴史を強い、いま、沖縄の民意に反する辺野古移設に突き進む。政府と県の対立を解きほぐす任に当たるべき閣僚の言動が、両者の溝をいっそう深めている現実は看過できない。
 「沖縄相 ならば『土人』と呼べますか」
 この今週の「朝日川柳」の一句に鶴保氏はどう答えるのか。
http://www.asahi.com/articles/DA3S12654568.html


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タックルとチャリティーと近鉄。アンソニー・ファインガ、語る。

2016-11-13 | 先住民族関連
RUGBY REPUBLIC(ラグビーリパブリック)-2016年11月12日

常に体を張ったプレーを見せる。(撮影/松本かおり)
 じわじわと近鉄ライナーズの顔になりつつある。南アフリカ戦勝利の立役者、LOトンプソン ルークが前でチームをまとめるなら、オーストラリアから新しく加入したCTBアンソニー・ファインガは後ろからメンバーを奮い立たせる。
 トップリーグはここまで9試合すべてに先発出場。リーグの『オフィシャルファンブック』にはその寸評が載る。
「鋭いタックルは必見!ディフェンスで流れを変えられる男」
 サイズは182センチ、92キロと日本人並み。ただし、その瞬間のスピード、相手の芯に入るコンタクトの強さはオーストラリア代表だった正当性を物語る。8月26日、リーグの関西開幕戦となったサントリーサンゴリアス戦では、後半11分、ボール保持者のLO真壁伸弥にぶちかましをかけ退場させた。
 普段のファインガはプレーぶりとは正反対。穏やかで礼儀正しい。ややたれ気味の目はさらに下がり、口は半月に開く。
「近鉄は私が今まで所属したどのチームよりもハードワークをします。社員選手は朝にウエイトをして、昼間は仕事をして、夜はまた練習に参加する。それが印象的でした」
 ブランビーズに4年、レッズに8年とスーパーラグビーチームに所属しながら、今いるチームに敬意を表す。お気に入りは同学年でバックアップが多いSH福地達彦。タックルとパスさばきが長所である8年目だ。
「フクチはいつも一生懸命ですから。ピカチュウに出てくるキャラクターに似ているところもいい」
 ファインガは1987年2月2日生まれの29歳。首都・キャンベラ出身だ。父はトンガ、母は先住民族・アボリジニにその祖を持つ。5人弟妹の長男。子供たちはラグビーに長けた血を受け継いだ。双子の弟・サイアはレッズのHOで代表キャップ36。4歳下の末弟・コルビーはレベルズのFLである。
 セントエドモンズ高では高校代表。18歳の2005年にブランビーズと契約する。U19、U21と順調に母国の世代代表を経験する。
 初のフル代表は2010年7月31日。メルボルンで行われたトライネーションズのニュージーランド戦だった。背番号21のファインガは後半37分、SOマット・ギタウと交代出場。同僚CTBと監督は現在パナソニックワイルドナイツに在籍するベリック・バーンズとロビー・ディーンズだった。相手SOはダン・カーター。ホームでの記念すべきデビュー戦は28-49で敗れたが、ファインガの本格的な国際キャリアはここから刻まれる。
 キャップを23に積み上げた後、極東の島国でプレーすることについて背中を押してくれたのは、五郎丸歩である。現在フランスのトップ14、トゥーロンに所属する日本代表FBはこの春、レッズに在籍した。その中で会話を重ねる。
「ゴローはよい友人です。彼とは遠征の時によくホテルの同部屋になりました。その時、『君の常に全力でするプレースタイルは日本に合う。行くべきだ』とすすめてくれました」
 この国には妻を伴ってきた。アジア圏に足を踏み入れるのは初めてだった。
「東京は街が大きくてびっくりしました。大阪では妻は心斎橋や梅田に出て、色々なお店をのぞいて楽しんでいます。私は日本が好きです。戻りたくない」
 最後は冗談が口を突く。来年2月には待望の第一子が生まれる予定だ。
 キリスト教のカトリックを宗教として持つファインガは、慈善活動にも熱心だ。2011年から弟たちと「乳がん撲滅」いわゆる「ピンクリボン」のチャリティーイベントをする。年1回は篤志家たちとフルディナーをとり、自身も喜捨した上で、寄付をつのる。今年で6回目になる会食は11月6日にあった。ファインガはチーム休暇を利用して、一時帰国して参加する。100人で始まった食事会は今では約600人に膨らんだ。通年で集まった50万豪州ドル(約4000万円)は「National Breast Cancer Foundation」(国立乳がん基金)に全額寄付された。
「元々は私のナンバー1のサポーターである祖母が乳がんになったことがきっかけです。その時、直感として『私は祖母も母も妹も妻もいる。この女性特有の危険な病気をなんとかしなくてはといけない』と感じました」
 世界的トップレベルのプロスポーツ選手がそうであるように、ファインガもまた他者を慈しみ、援助する心を強く持っている。
 近鉄のウインドウ・マンス明けのトップリーグは12月3日、NECグリーンロケッツ戦(大阪花園、午前11時45分キックオフ)だ。ここまで9戦2勝7敗。勝ち点13で16チーム中13位に沈む。残り試合は6である。
「自分たちでコントロールできるところでの失敗が多い。スクラムを含めたセットピース、オフロードパス、運動量…。サントリーと戦ったシーズン最初に戻らないといけません。近鉄はチームとしてもっとやれるはずです」
 ゼネラルマネジャーの木村雅裕は言う。
「彼はケガを申告せず、我慢してやる。『痛い』とか『しんどい』とかを言いません」
 南半球の大陸出身にも関わらず、ハートは「義理人情」を重んじる浪花節。ファインガは近鉄を再浮上させる先頭に立つ。(文/鎮 勝也)
http://rugby-rp.com/column.asp?idx=110437&page=1&code_s=10061011

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この英国産スーパーフードに、ニュージーランドから抗議!

2016-11-13 | 先住民族関連
ジャーニー-2016年11月11日
「マヌカハニー」は特別な殺菌成分が含まれているとされるハチミツで、もともとニュージーランドの先住民族であるマオリ族の人々が薬用に重用していたもの。ちかごろは女優スカーレット・ヨハンソンさんがフェイシャル・トリートメントに愛用していることを公言するなど、スーパーフードとして世界的に認めれるに至っている。高価であることでも知られ、イングランド西部のコーンウォールもマヌカハニーの生産に励んでいるが、これに物申す人たちが現れた。「デイリー・メール」紙が伝えた。
コーンウォール産マヌカハニーに抗議を申し入れたのは、本場ニュージーランドの生産者たち。マヌカハニーの原産はニュージーランドで、自生するマヌカ(マオリ語で「復活の木」もしくは「癒しの木」という意味)の木の花から集められた蜜のみを、マヌカハニーと呼ぶべきだと主張。
ニュージーランド以外の土地で人工的に栽培されたマヌカの木から採取した蜜は、マヌカハニーと呼ばないでほしいと訴えている。
高価であるだけに、ニセモノや、普通のハチミツをまぜて水増ししたものを販売する業者があとをたたないマヌカハニー。癒しどころか、一部の関係者にとっては、悩みのもととなってしまっているようだ。
http://www.japanjournals.com/uk-today/8710-161111-2.html

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